豆(マメ)もあります

佐用もち大豆(夢さよう)

豆屋コバルトと言っているわりに、主要取扱い品であるコーヒー豆は実はマメではありません。

豆の形をしているからそう呼ばれていますが、実際は木の実の種です。

でも現在は本当のマメも少し取り扱っていますので、紹介させていただきたいと思います。

【いかり豆(皮無し)】

いかり豆とはそら豆を揚げたものです。

飲み物はお茶と合わせがちかもしれませんが、皮を取り除くことで、コーヒーとの相性が飛躍的にアップするように感じます。

特にハイローストからシティローストぐらいの中煎りのコーヒーがいいと思います。

甘くないコーヒーの友をお探しの方は試してみる価値ありかもしれません。

皮取り いかり豆
コーヒーに豆といえばピーナッツ(落花生)が定番だと思いますが、いかり豆も好いです。

【煎り大豆】

大豆を焙煎した物ですが、コバルトで焙煎しているわけではなく、焙煎済みの物を仕入れているだけです。

正直、外観はそんなにキレイではありません。

最上級品とまではいかない素材を、技術で美味しく仕上げている印象を受けます。

スーパー等にある物と比べると、こんがり深めに煎られており、カリッと硬めで香ばしく、個人的には食べだしたら止まらない美味さです。

お安いので、節分の豆まきなど食用以外にも使いやすいのではないでしょうか。

煎り大豆
素材より技術で勝負といった感じがする煎り大豆です。

【佐用もち大豆】

故郷 佐用の在来大豆です。

兵庫県の名産品として有名な大豆で、特に加工した味噌は人気があり、神戸でも百貨店、北野、元町商店街などにある兵庫県の物産品店などで見かけます。

人気があるのは喜ばしいのですが、佐用もち大豆の「大粒でモチモチした食感」という特徴は、味噌だとわかりにくくなってしまうように思います。

それらを体感していただくには、煮るなり蒸すなりご自由に調理していただくのが一番と思い、乾燥豆の状態で提供中です。

今年のお正月に黒豆(黒大豆)を煮た人なら、まずは単純に置き換えてみていただければと思います。

時間がかかって面倒ってかたは、韓国風のシワシワで硬い煮豆はいかがでしょう?

圧力鍋でサクッと作れますよ。

2ヶ月前に楽天レシピにアップしたのを参考までに。(写真ほとんど無いです(;´∀`))

圧力鍋で韓国風大豆煮 by 豆屋コバルト|簡単作り方/料理検索の楽天レシピ

佐用もち大豆(夢さよう)
店主の故郷 佐用町の在来大豆です。

【エピローグ】

以上簡単ですが、現在、コバルトにあるマメの紹介でした。

コーヒー豆ともどもよろしくお願いします。

よい豆で心地よいコーヒータイムを過ごしてまいりましょう ( ´∀`)つc□~

モスビーン(moth bean)であんこ

モスビーンあんバター

2019年の煮豆ライフは予定どおり日本伝統の小豆で初めました。

そろそろ新しい豆での施行を再開する事にします。

今回はミャンマー産のモスビーンです。

【使用した豆】

モスビーンは亜属レベルまでは小豆と同じでササゲ属アズキ亜属です。

これまでに試したウラド豆、黒目豆(ブラックアイ)も同じです。

行きつけのスパイスストアでは、ウラド豆はミャンマー産のホール、インド産の挽き割り、ダル(挽き割りの皮が無いもの)という複数形態で提供されていますが、モスビーンはミャンマー産のホールだけでしたので、それを使って粒あんを作る事にしました。

まずは、お決まりの八ツ橋スプーン!

【調理特性】

小豆と比べると柔らかく煮えるまでに時間がかかります。

小豆ほど皮が破れないので、あんこより煮豆にするほうが向いている気がします。

【風味評価】

小豆と同じアズキ亜属に属する豆は、これまでウラド豆、緑豆を試しましたが、むしろササゲ亜属の黒目豆(ブラックアイ)のほうが香味が小豆に似ている印象でした。

しかし、このモスビーンは小豆っぽい香味があって、小豆が好きな人ならモスビーンも美味しく感じると思います。

俺は渋切りしなくても美味しくいただけました。

これまで試してきたササゲ属の豆を、小豆と香味が近い順に並べると以下のような感じです。

小豆 > 黒目豆 > モスビーン >>> 緑豆 >>>>> ウラド豆

モスビーンあんバター
モスビーンの粒あんであんバターベーグルサンド。小豆の代わりが十分務まります。

【その他】

コーヒー屋的にはコーヒーで煮なくてもコーヒー色の餡になるのがお気に入り。

栄養面では Wikipedia によると鉄分がかなり豊富みたいです。

豆の中で特に鉄分が豊富と言われるレンズ豆や大豆で乾燥豆100g中に鉄9mgなのに対し、モスビーンは10mg超えてるんです。

貧血な人には良い豆かもしれません。

モスビーンでぜんざい!

【エピローグ】

小豆っぽい香味の煮豆を作る場合、血糖値高めの俺には、小豆よりタンパク質が多くて炭水化物が少ない黒目豆が筆頭だったのですが、今回のモスビーンかなり気に入りました。

貧血のため、献血を断られてしまう可愛そうな相方には、このモスビーンを煮てあげようと思います。

残った赤飯のリメイクでは無く最初から赤飯おはぎ

赤飯おこげ

今日は新月。

新月→月知らず→搗き知らず→おはぎ

ということで、今年も「新月におはぎ」を続けていこうと思ってます。

さて、そのおはぎにもいろいろ種類がありますよね。

小豆のつぶあん、こしあん、きなこ、黒ゴマといったとこが定番ですが、他にも抹茶、果物、芋類といった変わり種も見かけます。

そんな中、個人的にはおはぎの最高峰で、見かけるとほぼ買ってしまうのが、半づきにした赤飯で小豆餡を包んだ「赤飯おはぎ」です。

中も小豆、外も小豆(orささげ)、という小豆ずきにはラマランおはぎです。

大阪にいた頃に時々買っていたのですが、神戸に移ってから全く見なくなってしまいました。

そこで、今年初の新月はこの「赤飯おさぎ」を自作することにしました。

【自作範囲】

自作といっても、赤飯と小豆餡が必要なので、まずはどこまで自作するか決めないといけません。

材料は小豆はあるけどもち米が無いので、餡は自作、赤飯はレトルトで済ませる方針としました。

しかしここで問題発生。

某スーパーで買ってきたレトルトのパックを開けてみると、小豆がパッケージの写真よりだいぶ少ないのです(;´∀`)

豆好きとしては、これでは寂しいので、餡とは別に煮た小豆を半づきにした赤飯に混ぜる事にしました。

予想以上に豆が少なかったレトルト赤飯
予想以上に豆が少なかったレトルト赤飯

【小豆の煮豆を入れるメリット】

煮豆によって想定外の手間が増えましたが、良い点もありました。

それは、赤飯を半づきにした後に煮豆を混ぜるので、つぶれずに豆の形のままで残ることです。

また、豆だけを煮るので硬さや甘さは自在に調整できます。

調子にのって煮豆を入れすぎましたが、とても自分好みな赤飯おはぎとなりました。

【エピローグ】

残ったバゲットでラスク

残った食パンでフレンチトースト

残った豆腐で厚揚げ・・・

等と同様に赤飯おはぎも残った赤飯のリメイク品であり、最初からそのためだけに赤飯を炊くのはイマイチに思え、これまで実行せずにいました。

でも今回、レトルト赤飯で簡単に美味くできたので、またの新月にでもリピしようかと思ってます。

お気に入りのおはぎを友に、ほっこりコーヒータイムを過ごしてまいりましょう( ´∀`)つc□~

赤飯おこげ

緑豆(リョクトウ)であんこ

緑豆の漉し餡 - 八ツ橋スプーン

2018あんこ炊き納めは緑豆(リョクトウ)です。

日本では、ブラックマッペ(ウラド豆)同様にもやしの原料として使われる豆ですが、インド料理屋の豆カレーやベトナム料理屋のチェーなどエスニック料理でも見かけます。

よく行く神戸のインド料理屋さんでも、ダルカレー、ダルチキン、ダルパラックなどの豆はすべて緑豆なんですが、これが美味しいのです。

それなのに家では発芽させたもやししか使わないのは勿体ないと思い、あんこにしてみました。

【使用した豆】

神戸のスパイスストア、ハラル食品店などでは皮付きと皮無しの両方が売られています。

皮付きを粒餡にするか、皮無しを漉し餡にするか悩むところですが、今回は皮無しを選択。

やはり、「小豆だと手間がかかる漉し餡がダルからいとも簡単に作れてしまう」のがスパイス屋さんで海外の豆を入手するメリットだと思うのです。

【調理特性】

20分ぐらいは煮る必要があり、皮無しのレンズ豆よりは柔らかくするのに時間がかかります。

圧力鍋なら加圧時間は多分5分ぐらいで済むと思います。

圧力鍋はせめて5分は加圧しないと使う価値が無いと思ってるのですが、緑豆はギリギリ価値がありそうです。

【風味評価】

適度なねばりがある食感が良いです。

味は甘味料だけだと少し独特の癖が目立ち、好き嫌いが分かれそうです。

俺は甘味料だけでもいけますが、シナモンを少し加えるとより美味しいと思いました。

緑豆の漉し餡 - 八ツ橋スプーン
緑豆の漉し餡。やや固めの状態で煮終えたものを、八ツ橋スプーンで。

【エピローグ】

小豆と比べ、低価格で漉し餡がさくっと作れるのが良いところですね。

個人的にはタンパク質が多めなのも良い点です。

やや癖の強い香味が気に入れば、あんこの材料としても有用な豆だと思います。

漉し餡でも十分個性的ですが、皮付きを使った粒餡にもチャレンジしてみようと思います。

ひよこ豆であんこ

ひよこ豆のあんこで最中

レンズ豆の次はひよこ豆(ヒヨコマメ)です。

これはレンズ豆とはうってかわり、レストラン、カフェ等でしばしば見かけますね。

フムス、ファラフェルといった中東の料理のメイン食材ですが、最近は普通にサラダやスープなどにも入ってるのを目にします。

自分で調理する乾燥豆もスパイスストアやハラル食品店に行けばほぼ確実にあり、アクセスしやすい豆となっています。

【使用した豆】

ひよこ豆には北米などで作られる大粒のカブリと、インドなどで作られる小粒のデシの2種類があるが、神戸のスパイス屋さんでは後者が主流。

デシの中でも、今回は調理時間短縮と、漉し餡の作りやすさという観点で、皮無し半割りになっているのを選択。

【調理特性】

これまで試した豆の中では煮込み時間が長く、皮無し半割りでも圧力鍋で30分ぐらいの加圧時間が必要。

煮込み時間は長いが、その後は、マッシュ状と化した豆に甘味料を加えて混ぜれば出来上がり。

他の豆に比べ糖質が多めのせいか、砂糖が少な目でもネットリした餡が作れる。

【風味評価】

レンズ豆ほど独特の風味は無く、無難な万人受けのお味。

「くり豆」と言われるが、香味の面では栗よりサツマイモに近い。

食感はともかく香味の観点では、前回のレンズ豆のほうが栗っぽく感じた。

【コーヒー餡への適性】

小豆を使ったパン、和菓子とコーヒーは相性がいいが、小豆をコーヒーで煮込むと今ひとつ。

それに対し、ひよこ豆はコーヒーで煮るのに相性がいい印象。

今のところ、コーヒー餡を作るならベースはひよこ豆の一択。

ひよこ豆のあんこで最中
小豆餡の無い栗最中みたいになりました🌰

【エピローグ】

甘味料だけの味付けではややパンチ不足も、コーヒー餡などのベースとしては重宝しそうです。

入手しやすい点、低価格な点も良いのですが、問題は調理時間の長さですね。

あと、炭水化物系の豆の中でも特に糖質多めなので、血糖値高止まり中の俺にはちょっと配慮が必要です(;´∀`)

次はキマメか緑豆を正月休みに試そうと思います。

年末年始も心地よいコーヒータイムを過ごしてまいりましょう ( ´∀`)つc□~

レンズ豆であんこ

レンズ豆こし餡の最中

黒目豆(ブラックアイ)、ウラド豆(ブラックマッペ)と来てとまってましたが、久しぶりの更新はレンズ豆です。

ややマイナーでしょうか?

神戸ではレストランでは見かけませんがスパイスショップやハラル食品店などではよく置いてある豆です。

【使用した豆】

皮むき加工されたレンズ豆で、Red と呼ばれているもの。

呼び名のとおり、レッドのようなオレンジのような鮮やかな色をしている。

鉄分などの豊富で、乾燥豆の中でも最も栄養豊富と評される。

【調理特性】

これまでのところ、最短の煮込み時間で餡が作れた。

浸水なしでも10分ほど煮込めば、餡が作れるぐらいの柔らかさになるので、圧力鍋を使うまでも無い。

煮込むと綺麗なレッドが地味な黄緑に変わるのが理科の実験のようで面白い。

元から皮むき加工されているので、皮を取る手間も無く、漉し餡が完成する。

水っぽくなりがちだが、水分を飛ばす程度、砂糖の量などで調整はできそう。

【風味評価】

栗に少し異臭が加わったような独特の香りで、栗以上に好き嫌いが分かれる。

【コーヒー餡への適性】

コーヒーで煮込むのには向かない。

試したみた味付けでは、ジンジャー、シナモンのほうが相性が良かった。

レンズ豆こし餡の最中
レンズ豆の漉し餡を最中に使ってみました。栗餡のような風味です。

【エピローグ】

短時間、簡単、低コストに漉し餡を作れる点は便利だと思います。

栄養が豊富(らしい)のも、豆を主食として食する俺みたいな人にはありがたいと思います。

コーヒー餡に拘らず、元の個性的な風味をいかした菓子やパンにしたほうが良さそうです。

初の「リピ確定」となりました。

 

月ヶ瀬さんの「豆大福」

月ヶ瀬さんの豆大福(つぶ&こし)

豆大福の豆といえば大体、赤エンドウ豆か黒大豆のどちらか。

大体この2種類で普通の白い大豆とか見かけたことありません。

その2つの中でも主流は赤エンドウ豆のほうで、黒大豆のほうは「黒豆大福」という「黒」付きの名で提供されていたりします。

しかし、コバルトの近所(旧葺合区)では逆になっていまして、黒大豆を使った豆大福を作られている和菓子屋さんのほうがが圧倒的に多いのです。

たぶん唯一赤エンドウ豆で作っておられるのが、二宮商店街の月ヶ瀬さん。

いつ行っても先客がいらっしゃる人気店です。

コバルトが定休日の火曜日は月ヶ瀬さんも閉まっていることが多いのですが、今日は営業中!

そりゃ、当然のごとく吸い寄せられます。

【月ヶ瀬さんの豆大福】

豆大福は通年菓子ではなく、秋になると登場するみたいです。

豆餅以外にも柏餅、桜餅、おはぎ、栗羽二重餅・・・と魅力的!

それら全てが「つぶあん」or「こしあん」を選べるところがまた魅力的!

あんこを使った菓子は「つぶあん」か「こしあん」か選べます

とりあえず今日は豆大福の「つぶ」「こし」両方いっときました。

千載一遇のチャンスですから、血糖値高い事には目をつむるのです。

そして、目をつむった事を決して後悔させない、安定の豆大福なのでした。

月ヶ瀬さんの豆大福(つぶ&こし)

【豆大福とコーヒー】

それにしても、豆大福はコーヒーとの相性抜群です。

今日はタンザニア エデンキリマンジャロという中煎り(シティロースト)のコーヒーと合わせてみたのですが、ベストフレンドでしたよ~。

和菓子の中でも日本茶と合わせがちなのが豆大福だと思いますが、ぜひコーヒーと試していただきたいです。

ナイスペアリングで心地よいコーヒータイムを過ごしてまいりましょう ( ´∀`)つc□~