甘栄堂さんの「雪餅」

甘栄堂さんの「雪餅」

「雪餅」という和菓子をご存知でしょうか?

最初に春日野道の広島屋菓子舗さんで見かけた時は、独自の菓銘かと思ってたんですが、その後に甘栄堂さんでも発見。

大阪で夏になると登場する和菓子のようで、それがたまたま神戸の春日野道にある菓子屋さん2軒ともに提供されているようです。

「夏なのに雪」というのが面白いですねぇ。

これは試してみないといかんでしょ。

甘栄堂さんの「雪餅」

お店によって若干の違いはあるようですが、共通するのは、粒あんをわらび餅風の生地で包んで、その上から笹の葉を巻いてある事です。

今回試した甘栄堂さんの雪餅は、タピオカ粉を使った生地で、口に含んだら溶けそうなぷるぷるした口当たり。

「なるほど夏の和菓子だ」と納得させられました。

雪といっても、ガッツリ積もった北国の雪というより、都会に数センチほど積もった水っぽい雪という印象です。

コーヒーはしっかりビターなアイスコーヒーがぴったりだと思います。

暑い夏に雪餅とレイコー、いかがでしょう( ´∀`)つc|_|

 


味正堂さんの「柏餅」

味正堂 - 柏餅(緑)

好きな和菓子は色々あれど、「一番好きな和菓子は?」と聞かれても、迷わず答えれるのが「柏餅」です。

普通のパンより噛みごたえのあるベーグルが好きな人が好む和菓子はやっぱり柏餅なんでしょう。 

そんな柏餅ですが、端午の節句に先立って4月ぐらいから店頭に並び、5月末ぐらいで姿を消すという和菓子屋さんが多いです。

「いくらニーズがあっても節句が過ぎればサッと消えるのがをかし」というのはわかります。

でも、柏餅を一番好きな和菓子と言い切る者にとって、長きに渡って提供してくれるお店はとてもありがい存在です。

夏になると、葛餅、わらび餅、水ようかん、水まんじゅうと、軒並み瑞々しくて柔らかい和菓子へと移っていきます。

これらは和菓子らしい季節感が出ていて良いなあと思う一方で、噛みごたえのある餅物を好む俺としては、わずかの物足りなさを感じる時もあります。

そんな時に拠り所となるのが、大安亭市場にある味正堂さんの柏餅です。

味正堂さんの柏餅(白)
味正堂さんの柏餅。白はこしあんです。

味正堂さんでは通年ではありませんが節句が過ぎても夏まで作り続けてくださってます。

濾し餡を白い餅で包んだものと、ヨモギが練り込まれた緑の餅で粒あんを包んだものと2種類。

粒あん派としては緑ですが、コーヒーと楽しむなら白で、いつも悩みどころです。

形は丸ではなく、一般的な二つ折り。

新 和菓子噺 」という本によると記録に残っている最も古い柏餅は鳥子(卵)型だそうですが、近くの和菓子屋さんでは二宮商店街の月ヶ瀬さん以外は二つ折りタイプです。

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さっぱりした甘すぎない餡の柏餅のお供にするコーヒーはフルシティぐらいのコーヒーがいいと思います。

しっとりした柏餅には暑くてもアイスコーヒーよりホットのほうがいいと思いますよ~。

新鮮な柏餅には新鮮なコーヒーを ( ´∀`)_c□~

味正堂 - 柏餅(緑)
味正堂 さんの柏餅。緑は粒あんです。

平野屋本舗さんの「炭酸御幸せんべい」

平野屋本舗 炭酸御幸せんべいの餡サンド

神戸は和菓子より洋菓子のイメージですが、敢えて神戸を代表する和菓子を挙げるとすれば、瓦せんべいか、この炭酸せんべいでは無いかと思います。

瓦せんべいは中央区は兵庫区などの繁華街で作られているのに対し、炭酸せんべいは有馬温泉で作られています。

でも、さんちかとそごうに販売所があるため、一部は有馬温泉まで行かなくとも手に入ります。

そのひとつが今回紹介する平野屋本舗さんの御幸せんべいです。

炭酸せんべいの原材料は小麦粉、砂糖、澱粉、食塩、重曹というのはどこも大体同じですが、その配分や焼き方によってそのお店の個性が少しの差となって現れています。

平野屋本舗さんの御幸せんべいは、他よりカリッとクリスピーな食感と、塩が効いてる事で甘さを引き立てているのが特徴のように感じます。

【お供にするコーヒー】

プレーンな炭酸せんべいに合うコーヒーは、シティローストぐらいの焙煎度のものがいいです。

コバルトに今ある豆なら、アクアブレンドあたりが良い感じです。

【エピローグ】

炭酸せんべいは少なくとも20枚ぐらいは入ってますから、一部はそのまま味わいつつ、残りを好みでアレンジするのが楽しいのです。

俺のお気に入りアレンジは、砂糖無添加のピーナッツバターか、小豆あんをサンドした物です。

小豆あんの場合は、煎餅が水分を吸って柔らかくなりやすいので、こんなふうに写真を撮ってる暇があったら、早く食べましょう!

新鮮な炭酸せんべいには新鮮なコーヒーを( ´∀`)つc□~

平野屋本舗 炭酸御幸せんべいの餡サンド


広島屋菓子舗さんの「ロールカステラ」


和菓子の本やWEBサイトを見ていると、「カステラはれっきとした和菓子なんですよ」という主張を見かけます。

その理由は「南蛮菓子が日本で独自に発展を遂げたもので完全に別物」「ケーキのようにバターやクリームを使用していない」「膨張剤に頼らず天然材料の力で膨らませている」などのようです。

ひろしま

広島屋さんの主要商品のロールカステラは、膨張剤は使っていませんが、バターやクリームは入っていて、外観的にも中身的にもカステラとロールケーキの中間のような感じです。

俺は「カステラ」と付くものは、ロールカステラも、ベビーカステラも、みんな和菓子に分類してますが、当の広島屋さんは「和洋 御菓子 広島菓子舗」ですので、どちらでも良いのだと思います。

さて、そのロールカステラは、保存料等を添加せずとも、しっとりした食感を長く楽しむ事ができ、贈り物に使い勝手がいいお菓子です。

食べきりサイズなので、自分一人だけのコーヒータイムにもバッチリはまります。

【お供にするコーヒー】

層の接合部にはイチゴジャムが塗られていて、生地の甘さと合いまり、しっかりした甘味を感じますので、コーヒーはフルシティローストぐらいの深めの焙煎度のコーヒーがちょうどいいです。

今コバルトにある豆から選ぶなら、「主力商品には主力商品を」ということで、東ティモール レテフォホあたりを推したいところです🇹🇱

新鮮な和菓子には新鮮なコーヒーを( ´∀`)つc□~


甘栄堂さんの「くるみ餅」

春日野道商店街 甘栄堂さんのくるみ餅

春日道商店街にある甘栄堂さんは贈答用の和菓子が充実していて、コバルトでもコーヒー豆&和菓子ギフトセットでどら焼きを使用してます。

でも実は、丁寧に作られた朝生菓子も相当数あって、朝9時の開店と同時にお店の外に置かれたワゴンに並びます。

今回はその中のひとつ「くるみ餅」です。

朝生菓子のほとんどが季節限定の中、このくるみ餅は通年で提供されており、のぼりも出ていて、看板商品と言ってよい菓子なのだと思います。

【色々なくるみ餅】

俺が「くるみ餅」と聞いて、真っ先に浮かぶのは、大阪堺のかん袋さんの物です。

大阪在住時に何度かいただいたことがありますが、青大豆のゆるい餡でくるんでいるから「くるみ餅」であって、胡桃は全く使われていません。

一方、ググって出てくるのは、胡桃のペーストを餅にかけて食べるタイプや、胡桃ゆべしと同じようなタイプが多いです。

このように「くるみ餅」という和菓子は全国共通では無く、地域やお店によって様々なのが面白いです。

【甘栄堂さんのくるみ餅】

では、甘栄堂さんのはというと、それらのどれでも無く、胡桃と小豆餡を白い餅で包んだ和菓子です。

薄く柔らかい生地から透けて見える胡桃と上品な小豆濾し餡の相性がとても良く、コバルトのコーベー「かやぶき」を開発した時の参考になりました。

コーヒーが合うという点では、前述のくるみ餅たちの上をいっているように感じます。

一緒に楽しむコーヒーの焙煎度はシティローストぐらい、今コバルトにある豆の中では、ホンジュラス ラス クチージャス あたりがいいと思います。

新鮮な和菓子には新鮮なコーヒーを( ´∀`)つc□~

春日野道商店街 甘栄堂さんのくるみ餅

 


コーヒーにベストな柏餅

和菓子の日に柏餅

先週の6月16日は和菓子の日でした。

「嘉祥元年6月16日に仁明天皇が16個のお菓子などをお供えして、病気がなくなり、健康で幸せに暮らせるように祈った」というのが由来だそうです。

コーヒーの日も、これぐらいちゃんとした由来があると良いのですが(;´∀`)

とはいえ、16個はさすがに多すぎるので、俺は一番好きな和菓子1個に絞って、和菓子の日にいただくようにしています。

それは「柏餅」です。

【柏餅選びのジレンマ】

過去に、白(こし餡)、緑(蓬&粒餡)、桃(味噌餡)の中では、白が一番コーヒーに合うという結果が出ていますので、今回も白にするつもりでした。

でも、単に小豆餡としての比較では、こし餡より粒餡の方が好きなんですよね。

これは決して俺が変わっているわけでは無く、ネット上のアンケート結果を見ても、関西は粒あん派が多いようです。

また、和菓子屋さんは、粒餡は自家製でも、こし餡は製餡所から仕入れるというパターンが多いので「そのお店の餡を味わいたい」と思うと粒あんを選びたくなるという事もあります。

そんなわけで、店頭で悩んだ結果、当初の予定に反し、緑を取ってしまいました。

柏餅を選ぶ時に陥りがちな、「コーヒーとの相性を重視して白にするか」or「粒あんを重視して緑にするか」のジレンマです。

和菓子の日に柏餅

【コーヒー好きにとって理想の柏餅】

このジレンマを解決するのは、ずばり、粒あんが入った白い柏餅です。

これがコーヒーと粒あんが好きな人にとって理想の柏餅だと思います。

なんだ、そんな事か┐(´∀`)┌、と思ったでしょ?

しかし、これがありそうでなかなか無いのです。

少なくとも、今シーズン柏餅をいただいた8軒の和菓子屋さん(味正堂さん、甘栄堂さん、月ヶ瀬さん、つるや本舗さん、ナダシンさん、双葉堂さん、美吉堂本舗さん、幸福堂さん)にはありませんでした。

そこで、「柏餅ならココ!」と思う和菓子屋さんに、「粒あんの入った白い柏餅」をオーダーメイドで作っていただいて、「コーヒーにベストな柏餅(仮称)」としてコバルトで提供することを考えています。

とりあえずは、継続的に提供するのでは無く、イベントや記念日などでのピンポイントでの提供になると思います。

柏餅シーズンが終わったばかりで、いぶ先になりそうですが、「遅くとも来年の和菓子の日までには!」と思っていますので、ご期待ください。


「柏餅」にコーヒー


もうすぐ端午の節句。

柏餅をこよなく愛する者ととしてテンションがあがるシーズンです。

和菓子屋さん、スーパー、あちこちに柏餅が並び、これから手に入れようという方も多いと思います。

そこで、今回のテーマは「柏餅にコーヒー」ですが、柏餅にはいくつか種類があり、それぞれでかなり風味が異なります。

「どのコーヒーが合うか」といういつもの観点では無く、コバルトブレンド(フルシティローストのコーヒー)はどの柏餅にしっくり来るかという観点で相性チェックしてみました。

【今回の柏餅】

コバルト近辺は和菓子屋さんは多いのですが、柏餅の種類があまり多くありません。

白だけというお店が多く、時々緑があるという状況で、桃にいたってはほとんど見かけません。

今日は休みだったので、3種類とも提供されている美吉堂さんまで遠征してきました。

美吉堂さんの3種類は以下のとおりです。

・白(漉し餡)
・緑(よもぎ+粒餡)
・桃(味噌餡)

葉を表裏逆にして味噌餡を示すという話は聞きますが、美吉堂さんのは粒餡だけが表裏逆なのが面白いです。

柏餅にコーヒー

【ペアリング結果】

「1位 白、2位 桃、3位 緑」となりました。

●白

ベーグル担当

鉄板! 無難!
「餡は粒餡に限る!」って人で無い限り、これで決まりでしょ。


コーヒー担当

安定の組み合わせに違いない。コーヒーに合わないものが入って無いからなぁ。


●緑

ベーグル担当

ヨモギが強力で、アフターテーストはヨモギ一辺倒になる感じ。
日本茶があるなら敢えてコーヒーは淹れないかも。

コーヒー担当

基本的にヨモギ、モロヘイヤなどの草系はコーヒーにはもうひとつな物なんだろうな。
それが、小豆餡マジックでコーヒーに合う一品に変身するが、マジックの効果が消滅するとピンチ。

●桃

ベーグル担当

正直期待してなかったけど、予想以上にいけるね!
味噌が強く主張していないからだと思う。
もっと塩辛いと思ってたわ。

コーヒー担当

今回のはコーヒーと口内ミックスして美味しく楽しめるけど、味噌餡はお店ごとの個性が強いので、一概には言いにくい。

【エピローグ】

どんなもんでしょか?

柏餅選びの一助になれば光栄です。

GW中のコーヒータイムは美味しい柏餅と良いコーヒーでほっこりしてください( ´∀`)つc□~

柏餅にコーヒー
「真ん中が味噌餡」と思うでしょう?ところがどっこいでした。