モカジャバ レシピ (牛乳使用バージョン)

モカジャバ レシピ

昨日ぐらいから急に寒くなりましたねが、お元気にお過ごしでしょうか?

天気予報によると来週はさらに寒くなるらしいです。

急に寒くなると、普段、コーヒーはブラックでというかたも、ココアを欲しやしないでしょうか?
(自分は欲します!心より体が欲する感じです。)

そんなわけで、昨年書いたモカジャバレシピを牛乳使用バージョンに直して公開することにしました。

前回を見てない方もいらっしゃると思いますので、改めて書きますが、ここで言うモカジャバとは、モカ(イエメンもしくはエチオピア)とインドネシアのブレンドコーヒー豆ではなく、コーヒーにココアを入れたアレンジコーヒーのひとつです。

モカジャバ
ココアはあったまりますよね

一昔前は日本の喫茶店で見かけることがありましたが、最近はめっきり目にしなくなりました。

どちらかというと、カフェモカのほうをよく目にするように思います。

カフェモカも似たようなアレンジコーヒーですが、一般的にはエスプレッソを使用します。

エスプレッソが要るとなると一般のご家庭ではハードルが高くなるので、紹介するならモカジャバだと思った次第です。

にもかかわらず、以前に紹介したレシピはクリープという特定商品に依存してましたので、あまり一般的では無かったと反省しておりましたm(_ _)m

代替としてはスキムミルクが簡単だったのですが、牛乳のほうがより一般的だと思いましたので、牛乳版を作ってみました。

【モカジャバ レシピ】

大変に前置きが長くなりましたが、そのレシピ(下の写真)です。

モカジャバ レシピ
レンチンで、簡単、楽ちん

コーヒーはイタリアンロースト、フレンチローストといった極深りがいいと思います。

砂糖は6g(スティックシュガー2本分)としていますが、かなり甘さ控えめですので、お好みで調整してください。

ホイップが乗ってることがよくありますが、個人的にはぬるくなる感じが嫌いで入れません。お好きならどうぞ。

とても簡単なので試してみてください。あったまりますよぉー。

モカジャバでポカポカした週末を(^^)

サブスリーブレンド一時的にできます。

サブスリーブレンド

先週、関東在住のマラソンランナーのお客様から「サブスリーブレンド無いの?」との問い合わせをいただきました。
2年前に同ブレンドを買っていただいたかたで、今度はランナー仲間へのプレゼント用とのことでした。なんともありがたい話です(T_T)

サブスリーブレンドはマラソン最強国を争うケニアとエチオピアのコーヒー豆のブレンドです。
エチオピアは基本的に常時あるのですが、昨年の神戸マラソンの時にはケニアが無くて、提供できませんでした。

しかし、先月からケニア タンバヤを仕入れて焙煎&提供していますので、今はサブスリーブレンドが提供できる状態にあり、即席で作って発送することができました。

サブスリーブレンド
1月末ぐらいまでサブスリーブレンド(豆)ができそうです。

ケニアの売れ行き次第ですが、今の見込みでは、1月31日の大会(大阪国際女子、勝田、館山若潮)まではもちそうですが、2月7日(別大、愛媛)は微妙なところです。

ケニアはシティロースト固定ですが、エチオピアはミディアムロースト、フルシティローストから選んでいただけます。
フルーティーな酸味をお求めでしたら前者を、コーヒーらしいビターさをお求めでしたら後者を選択していただければと思います。

取り置きの予約もできますので、よろしければご利用ください。

帰省のお供にコーヒー

coffee ceremony

今日は朝から帰省の土産にとコーヒー豆を買ってってくださるかたが続きました。
正月に故郷のご家族にコーヒーを淹れてあげたいということでしょう。素敵なアイデアだと思います。
そういうわけで、正月の帰省土産にオススメのコーヒー豆をFacebookに投稿しかけたのですが、5行以内&150文字以内におさまりそうになかったので、ブログのほうに書くことにしました。

【はじまりのコーヒー】

まずオススメしたいのはエチオピアです。
コーヒーはエチオピア発祥で、それがイエメンに伝わって栽培が始まりました。それが世界各地の生産地に伝わっていきます。つまり、全てのコーヒーのはじまりはエチオピアです。
「一年のはじまり」にふさわしいコーヒーだと思い、店主も毎年最初の一杯はエチオピアと決めています。

coffee ceremony
Have a cup of coffee ♪
エチオピアのコーヒーセレモニーより。

【旬なコーヒー】

それ以外では、やはり「今が旬」のコーヒーがいいと思います。南半球の産地のコーヒーが秋から冬にかけて日本に入って来ますので、それらから選ぶというのも良いと思います。
当店ですと、ルワンダ。あと、東ティモールも夏に収穫されたものが早くも入って来てますので、このあたりがオススメです。

完熟したコーヒーチェリーをピックアップすることが美味しいカップにつながります。
入港したての東ティモール レテフォホはいかが?

以上、ご参考までに。
コーヒーが一家団欒のひとときに役立てば嬉しいです。

許容範囲

個人店をやっていると、毎日のように向き合っていくことになるのが許容範囲です。
うちの場合はコーヒー豆とベーグルを自店で作っているので、この2つの品質がお客様に出せる許容範囲内にあるのかを日々問い続けて営業しています。
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ベーグルは妻と二人で許容範囲にあるか否かを判断します。一方、コーヒーは妻は飲まないから自分一人で決めます。

零細個人店に企業のような「社内レビュー」とか「上司の判断をあおぐ」とかは当然ありません。
お客様による受入検査もありません。飲食料品ですので、品質が良くないと、口にしたお客様ががっかりして、信頼を失って終わることになります。

昨日はとあるコーヒー豆の煎り止めタイミングが少し早まってしまいました。豆の外観(色、シワの伸び具合)は許容範囲におさまっているように感じたのですが、数時間置いてから香味をテストした結果、NGとしました。
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材料費も、準備&焙煎に費やした時間も無駄になるので、バッサリNGにするのは、正直なところ、ためらいます。

でも、その後、焙煎し直した豆をお客様にお渡ししていると、バッサリいってよかったなと思います。堂々とお渡しできますもん。多少の損失が有っても、うしろめたさが無いほうが気分スッキリです。

とはいっても高級生豆3Kgの損失は痛いので、当分は食費を節約して補填することにします。そういうわけで冒頭のオートミールでした。

同じことをやらかしてたら「学習能力の無いやつ」になってしまいますので、許容範囲を外さないように、しっかり対策を練って明日からやっていく所存です。

コーヒー豆用容器の選び方

コーヒー豆の保存容器としてフレッシュロックをあつかっていましたが、完売しましたので、新しくタイトロックという容器を扱うことにしました。

コーヒー豆が約150g入る容器です。
タイトロックにはコーヒー豆が約150g入ります。

フレッシュロックは保存用で、運搬にはあまりむいてませんでした。

しかし、当店は地球温暖化抑止にわずかでもつながればと容器の持参&リユースを促進しています。そのため、今回は運搬用途でも使ってもらえるものにしようと思いました。

そこで、以下のように保存用途だけでは無く、運搬用途での要件、当店特有の要件も加味して選びました。

みなさまが容器を選ぶ場合も、まず、目的が運搬なのか保存なのか両方なのかを決めて、その用途にあったものを選んでみてください。

運搬用途での要件

・軽いこと
・かばんの中でこぼれないようにロックできること

しっかり4点でロックできます。
しっかり4点でロックできます。

保存用途での要件

・液体が漏れないレベルの密閉性があること
・(冷凍するなら)冷凍に耐えれること
・(冷凍するなら)蓄熱性が低いこと ←高いと冷凍庫から出した時に吸湿しやすくなります。

パッキンがあるので液漏れしません。
パッキンがあるので液漏れしません。

当店特有の要件

・繰り返し使えること(使い捨てでは温暖化抑止につながらないので)
・ベーグルも入ること(ベーグルも売ってるので)

ベーグルも入ります。1個だけご購入の場合にぜひお使い下さい。
ベーグルも入ります。1個だけご購入の場合にぜひお使い下さい。

今回は不要としたこと

・遮光性 ←どこに置くかによるかと思いますが、暗所に置くのならいらないです。遮光性と引き換えに、蓋をあけないと中が見えないというのも不便ですし、今回は不要としました。
・容積を調整する機能 ←入れるものの量に合わせて、内蓋などを使って容積を増減する機能です。空気を減らしてシールできる袋などもこれに当たります。
酸素の影響を抑えるには1%未満にできるか否かが勝負と言われています。酸素を窒素に置換するなどしてゼロに近い状態にできない限りはあまり意味が無いように思えます。

以上ですが、ご参考になれば幸いです。

コーヒー豆の焙煎度はどうやって決めてるか?

degree of roast

本日から東ティモール レテフォホのニュークロップ(15/16)を焙煎&提供開始しました。

焙煎度は13/14がシティロースト14/15はフルシティローストでした。
どちらかも当店のコーヒー豆としては人気商品となりましたが、どちらかというと後者のほうが好評だったように思います。
では、今回の15/16はというと、今までで最も浅いハイローストで当面は焙煎します。

最近は家で焙煎されているお客様も結構いらっしゃって、当店がどうやって焙煎度を決めているのか興味を持ってくださるかたもいらっしゃるので、そのへんを書いてみることにします。

degree-of-roasting
当店ではミティアムローストからイタリアンローストまで6種類の焙煎度で煎り分けています。

ネットの情報やウンチク本などを見ていると、10種類以上にもおよぶ異なる焙煎度で煎り止めて、カップ(テイスティング)して、その中でベストポイントを選ぶというものが出てくるそうです。
10パターン以上も試すとなると、豆だけでなく、相当な時間や労力がかかりますが、全ての豆に対して本当にそれをやっておられるのでしょうか?

当店はというと、そのようなことはやっておりません (^_^;)
自分用のコーヒーや、焙煎から抽出まで一貫して自店でやるようなカフェなら、そこまで自身(自店)の主観にこだわってもいいんだと思います。「これがうちの味だ!」ってな具合で。
でも、当店は豆屋で、淹れるのは一般家庭や飲食店のかたです。
店主の主観で商品を作るより、客観的に選んでいただける商品ラインナップ、お客様のニーズにあった商品ラインナップを心がけることのほうが大事だと思ってます。

そのような考えなので、大雑把には以下の様な感じで焙煎度を決めています。

・まず、ミディアム,ハイ,シティ,フルシティ,フレンチ,イタリアンの6種類全て揃えることを大前提にする。
・次に、お客様の嗜好に合う焙煎度の商品をより厚く揃えるよう焙煎度を割り当てる。

「この豆は柔らかくて深煎りにするとスカスカになってしまうから浅めにしておこう」ぐらいは考慮しますが、ほぼ、上記のような感じで決めてます。

今回の東ティモールも「ハイローストを絶やさないためにハイローストにしました」ぐらいのところです。
でも、お客様からフルシティで煎ることへの期待を感じてますので、「空き」ができたらフルシティでも焙煎&提供する計画ではいます。

東ティモール レテフォホは最初はハイローストで提供することにしました。
東ティモール レテフォホは最初はハイローストで提供することにしました。

「え、そんなんで決めてるの?」と思われるかたもいらっしゃるかもしれません。
でも、そんなところにこだわっていては、豆屋はできないと感じています。むしろ、こだわるべきではないと思うのです。
鮮度、コスト低減、情報提供など、頑張るべきところは他にいろいろあると思います。それらにリソースを注いだほうがお客様には喜んでいただけるように思っています。

あくまで、豆屋の立場ではこういう回答になってしまいますが、ご自宅で焙煎されるかたが「マイ・ベスト・ポイント」を極めようと、いろいろ試すことを諌めているわけでは、もちろんありません。
ご自分の豆、道具、時間を使うのですから、気の赴くままに楽しんでください。
Enjoy Roasting!

フルマラソン前の「コーヒー断ち」は有効か?

先週末、今週末とフルマラソンやトレランの大会があって、それらに出るランナーがチラホラと来店してくださってます。ありがとうございます。
マラソンについて談笑する中で、コーヒーに含まれるカフェインの利尿作用を気にして、「コーヒー断ち」までやっているかたもいらっしゃいました。
神戸マラソンの「サブフォーブレンド」ポットサービスも、「飲んでみたいけどレース前にコーヒーは・・・」と気にして利用されないかたもいらっしゃいました。

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自分がマラソン大会によく出てた頃は、自分なりに「コーヒーを断つ必要は無い」という結論にいきつき、レース前も普段と変わらず1日4~5杯のコーヒーを飲んでました。
フルマラソン当日も、大体以下のような感じでレースに臨んでましたが、途中でトイレに行きたくなるようなことは無かったです。

4:30 起床
5:00 朝食をとって食後にコーヒーを飲む
7:00 スタート前最後の飲料摂取
8:30 スタート前最後のトイレ
9:00 スタート
(レース中、4回ぐらい給水)
13:00 フィニッシュ

ですが、冒頭のように、気にされるかたもいらっしゃいますので、あらためて、新しめの情報を元に調べてみることにしました。

8 Things Runners Should Know About Coffee | Runner’s World (June 5, 2013)

Caffeine: Is It Truly Dehydrating? | Competitor (July 7, 2014)

検索して出てきた中から、信頼できそうな海外大御所ランニングサイトの最近の記事(上記2つ)をざっくり読んでみました。どちらも概要は以下のとおりであまり気にしなくて良さそうです。

「コーヒーによる利尿作用は水などのカフェインレスの飲料とほとんど差は無い」

わずかに影響があるとしても、飲んでから3時間後ぐらいまでだそうなので、少なくとも、前日からコーヒーを断つようなことは意味が無いように思えます。

思うに、緊張してトイレ行きたくなったのをコーヒー飲んだせいと思ってしまったりとか、あるいは、「カフェインを摂るとトイレ行きたくなる」という思い込みが、実際にそういう状態を引き起こしたりするのではないでしょうか。

個人差もあるとは思いますが、ざっと調べた限りではそんなとこでした。
なお、利尿作用以外の観点での影響については、今回は全く考慮していません。
ご参考までに。