コーヒーに合う米物ランキング ベスト3

本日11月23日は新嘗祭。

「お米を食べよう」⇢「コーヒーの友もお米にしよう」

という方もいらっしゃるかも?と思い、お米を使ったコーヒーの友、マイベスト3を発表しますので、ご参考までに。

【第3位 豆大福】

柏餅もよいのですが、端午の節句の時期だけのところが多いですからね。

その点、豆大福のほうが年間を通して手に入れやすいのではないでしょうか?

赤エンドウ豆が春~夏、黒豆が秋~冬と、互いに補完するかのように旬がずれていますし。

コーヒーとの相性という点では赤エンドウ豆にやや分があるように感じますが、黒豆も醤油味が濃すぎなければ全く問題ないと思います。

黒豆大福とハンドドリップ
コーヒーのハンドドリップと味正堂さんの豆大福

【第2位 エビピラフ】

食事系ではこれが一番ではないでしょうか。

かつて喫茶店を席巻していましたが、昔ながらの喫茶店の衰退と共にこのペアリングも減少していると推測されます。

しかし、エビピラフ&コーヒーは今でも全く色あせないペアだと思います。

かつての喫茶店の定番エビピラフ!

【第1位 最中(もなか)】

最中の種(皮)はソフトクリームのコーンに似ているせいか、小麦粉やコーンスターチでできてると思われがちなようですが、米ですよ~。

サクサクした種と小豆あんが、ホットコーヒーともアイスコーヒーとも抜群の相性を誇ります。

種をストックしておくと、好みのあんこを買ってきたり炊いたりして、タイムリーに作れてよいです。

完成品買ってくるより、サクサクですしね。

といってもあまり売ってる所が無いのですが、コバルトの近所なら松永製餡さんで手に入ります。

他ではミニサイズのなら、そごうの中の富澤商店にもあります。

種をストックしておくと便利!

【エピローグ】

どんなもんでしょうか?

その他、八ツ橋なんかもオススメなのですが、今回は地域に特化しないものを挙げてみました。

来年はいよいよ大嘗祭。

「高天原から授かった稲穂をば!」という方がさらに増えるかもしれません。

そういう方の役に立てば光栄です。

日本伝統の米と、心地よいコーヒータイムを過ごしてまいりましょう ( ´∀`)つc□~

月ヶ瀬さんの「豆大福」

月ヶ瀬さんの豆大福(つぶ&こし)

豆大福の豆といえば大体、赤エンドウ豆か黒大豆のどちらか。

大体この2種類で普通の白い大豆とか見かけたことありません。

その2つの中でも主流は赤エンドウ豆のほうで、黒大豆のほうは「黒豆大福」という「黒」付きの名で提供されていたりします。

しかし、コバルトの近所(旧葺合区)では逆になっていまして、黒大豆を使った豆大福を作られている和菓子屋さんのほうがが圧倒的に多いのです。

たぶん唯一赤エンドウ豆で作っておられるのが、二宮商店街の月ヶ瀬さん。

いつ行っても先客がいらっしゃる人気店です。

コバルトが定休日の火曜日は月ヶ瀬さんも閉まっていることが多いのですが、今日は営業中!

そりゃ、当然のごとく吸い寄せられます。

【月ヶ瀬さんの豆大福】

豆大福は通年菓子ではなく、秋になると登場するみたいです。

豆餅以外にも柏餅、桜餅、おはぎ、栗羽二重餅・・・と魅力的!

それら全てが「つぶあん」or「こしあん」を選べるところがまた魅力的!

あんこを使った菓子は「つぶあん」か「こしあん」か選べます

とりあえず今日は豆大福の「つぶ」「こし」両方いっときました。

千載一遇のチャンスですから、血糖値高い事には目をつむるのです。

そして、目をつむった事を決して後悔させない、安定の豆大福なのでした。

月ヶ瀬さんの豆大福(つぶ&こし)

【豆大福とコーヒー】

それにしても、豆大福はコーヒーとの相性抜群です。

今日はタンザニア エデンキリマンジャロという中煎り(シティロースト)のコーヒーと合わせてみたのですが、ベストフレンドでしたよ~。

和菓子の中でも日本茶と合わせがちなのが豆大福だと思いますが、ぜひコーヒーと試していただきたいです。

ナイスペアリングで心地よいコーヒータイムを過ごしてまいりましょう ( ´∀`)つc□~

ナダシンの餅さんの「きな粉おはぎ」

このブログでの登場が遅くなってしまいましたが、「ナダシンの餅」さんといえば、洋菓子だらけの神戸で大変な人気の和菓子屋さんです。

焼菓子系なら本高砂屋さん(きんつば)、亀井堂さん(瓦せんべい)等もありますが、ナダシンさんが提供されているのは、おはぎ、大福餅、安べ川、草餅といった餅物がほとんど。

あんこで包んだおはぎ、安べ川、草餅などのセット物や赤飯なら、三宮の駅や百貨店でも購入できますが、バラ売りやその他のお菓子を希望する場合は直営店へ向かう事になります。

コバルトから一番近いのは大石の本店。

近いといってもバイクで片道10分はかかるのですが、朝7時から開けてくださってるので、頑張ればコバルトの開店時間に間に合わせれます。

朝生菓子を文字どおり朝早くから売ってくれるお店は意外に少ないので、この開店時間は本当にありがたいです。

【ナダシンの餅さんのきな粉おはぎ】

今回購入したのは、きな粉おはぎ。

洋菓子が「積み重ねる」のに対し、和菓子は「包む」文化なそうです。

個人的にも「あんころ餅」より「大福餅」、おはぎも「あんこ包んだの」より「あんこ包んだの」が好みなのです。

そして、このきな粉おはぎの特徴的だと思うのは粒餡な事。

きな粉のおはぎの中は何故か濾し餡ばかりで、粒餡はナダシンさんしか知りません。

この粒餡が半搗きのおはぎによく合うように感じるんですよね。

繊細な風味なのにボリュームはたっぷりで、アラフィフのおっさんの胃は1個で十分満たされます。

ナダシンの餅「きな粉おはぎ」
中は粒餡なのです( ´∀`)

【エピローグ】

この「きな粉おはぎ」ですが、おはぎの書き入れ時とも言える彼岸になると消える傾向があるようです。

「あんこ包んだおはぎ」のほうに注力するためでしょうかね。

「きな粉おはぎ」目当てで行く時はお気をつけください。

満月みたいなルックスなので、月が見えない新月にいただくおはぎとしても「をかし」だおと思います。

お気に入りのコーヒーの友と心地よいコーヒータイムを過ごしてまいりましょう ( ´∀`)つc□~

八ツ橋スプーン

ウラド豆(ブラックマッペ)のつぶあんと八ツ橋スプーン

世界の豆を使ったあんこ作りは、まだウラド豆(ブラックマッペ)とレンズ豆が残っていて、他の豆に進めていません。

でも、自作したあんこの消費方法として、「これはイイのでは!」というのがあったので、今回はそれを紹介したいと思います。

それは「八ツ橋スプーン」です。

これまで、自分で作った餡は次のような方法で消費していました。

(上から頻度が高い順)

  1. そのままスプーンですくって
  2. 最中
  3. カスピ海ヨーグルトに入れる
  4. パンにぬる
  5. 大福
  6. 生八ツ橋

上位2つの「そのままスプーン」「最中」に匹敵するというか、両方をかけ合わせたような、革新的な食べ方が「八ツ橋スプーン」です。

【八ツ橋スプーンとは】

方法は簡単。

(生八ツ橋じゃ無い硬いほうの)八ツ橋をスプーンとして使ってあんこを食べるだけ。

最後はスプーンもろとも食べることは言うまでありません。

ウラド豆(ブラックマッペ)のつぶあんと八ツ橋スプーン
今回はウラド豆(ブラックマッペ)のつぶあんを八ツ橋スプーンでいただきました。

【エピローグ】

どんなもんでしょか?

  • 用意は簡単(八ツ橋ゲットするだけ)
  • 後片付けも簡単(スプーンを洗わなくて済む)
  • 低コスト(最中種との比較)

と、イイことづくしで、シナモンが好きな人にはかなりオススメです!

あんこ以外にも、クリームチーズ、煮豆、ピーナツバター、もろみ、アイスクリーム、佃煮、プリン、ジャム、ヨーグルト、等々いろいろ楽しめそうです。

お気に入りのコーヒーの友を用意して、心地よいコーヒータイムを過ごしてまいりましょう ( ´∀`)つc□~

大豆煮ログ

ブログにあんこばかり書いているので、炭水化物系の豆ばかり調理しているように見えるかもしれませんが、実は圧倒的に多いのは大豆です。

マメ類で唯一タンパク質が炭水化物より多い大豆はとても貴重な食材です。

サラダやシチューなどに入れて使うこともありますが、甘めに味付けした大豆自体を目的にすることが多いです。

今回は、これまでブログに取り上げてなかった大豆煮についての取り組みをまとめて書く事にしました。

【これまでの大豆煮への取り組み】

1. 関西風のふっくら&柔らかい黒豆煮

2017年秋に篠山のお客様から乾燥黒大豆をいただいたのが始まり。
最初は基本に忠実におせち料理によく出てくるやつを作ってみた。
元々おせち料理の中で好きな一品というわけでもないので、可もなく不可もなく。

2. 関東風のシワあり&硬めの黒豆煮

何でも硬めが好きなので、関西風は早々に卒業し、関東風にチャレンジ。
煮た後に砂糖を入れることで、数段好みに近づいた。

3. コンチャバン(콩자반)

韓国料理にもコンチャバンというシワシワの黒豆煮があることを発見。
煮る前に浸さないので、関東風よりさらに固め&さらにシワシワになって、ますますよくなった。
白ゴマとの相性も好い。

4. 白いコンチャバン

週2回ぐらい作るようになり、黒大豆の消費量が増加。
黒色にこだわる必要も無いので、普通の白い大豆に変えた。
味、食感とも黒大豆に遜色なし。

5. ネガポジ反転コンチャバン

白い大豆に白ゴマだと見た目が地味すぎるので、黒ゴマに変更。
元々のコンチャバンと白黒が逆になったので、ネガポジ反転コンチャバンと勝手に命名。

今ここ!

ネガポジ反転版コンチャバン(콩자반)
コンチャバンよいですよ~。
浸けておく必要が無いので、圧力鍋があれば15分ほどで作れます。

【エピローグ】

まだ始めて1年ですが、早くもほぼ完成の域に達した感があります。

あとは、間もなく新物が出るであろう、佐用もち大豆(品種名:夢さよう)に変えて、終着駅とする予定です。

何かの機会にお出ししようと思いますので、味見してみて下さいね~。

フレンチプレス(コーヒープレス)を断捨離する前に見てミソ

エスプレッソメーカー(マキネッタ)に続いて眠りがちなのが、フレンチプレス(コーヒープレス)ではないでしょうか?

簡単にコーヒーを淹れれるという事で購入してみたものの、ハンドドリップの楽しさに目覚めてしまったり、もっと簡単なコーヒーメーカーに移ったりで、使わなくなるケースが多いようです。

浸漬式の器具なので水出しコーヒーに使えそうな気もしますが、金属のメッシュが粗いので、微粉がコーヒーに混ざってしまい、喉越しの良くないアイスコーヒーになってしまいます。

「それならば豆のまま浸けたらいいではなかろうか」という発想に基づいた用途を紹介したいと思います。

【コーヒー焼酎orコーヒーウオッカの抽出での利用】

それは、コーヒー焼酎やコーヒーウオッカなどを作る時に利用する事です。

これらの基本的な作り方は、挽いていないコーヒー豆をお酒に浸して、3日ほどたってコーヒー豆が沈んだら出来上がりというものです。

このやり方だと、挽いていないコーヒー豆はお酒が十分染み込むまでは浮いているので、下のほうの豆から徐々に沈みます。

そのため上のほうの豆までお酒が染み込んで沈むまでには時間がかかり、上述した3日というような時間が必要になります。

でもフレンチプレスならこれをかなり短縮できます。

メッシュの網を押し付けて強制的にすべての豆をお酒に浸すことができるので、だいたい半分ぐらいの時間で抽出することができます。

下の方の豆が浸かりすぎて抽出オーバーになるという事が無いのも良い点です。

フレンチプレスの難点とも言える、使用後の清掃も豆なら楽ちんです。

フレンチプレスでコーヒー焼酎
フレンチプレスを使うことで、抽出時間を短縮できます。

【エピローグ】

どんなもんでしょか。

なかなか使い勝手がいいと思いますので、コーヒー焼酎やコーヒーウオッカを作っておられる方でしたら試す価値はあると思います。

ただ、元々飲まない方にコーヒー焼酎やコーヒーウオッカを勧めてるわけではありませんよ^^;

心地よいコーヒータイムを過ごしてまいりましょう ( ´∀`)つc□~

世界の豆であんこ (ウラド豆, ブラックマッペ, ケツルアズキ)

ようやくブラックアイを使い切ったので、久々に新しい豆でのあんこづくりを試みました。

今回は Urad というミャンマーの豆で、日本語名称はウラド豆ですが、ブラックマッペ、ケツルアズキ(毛蔓小豆)という呼び名もあるようです。

近所の大安亭市場では Mash という名前で売られています。

【ウラド豆(ブラックマッペ)とは】

小豆やブラックアイ同様にササゲ属ですが、種レベルでは小豆(アズキ)、ブラックアイ(ササゲ)と異なるケツルアズキという種です。

ホールビーンの他に、真っ二つに割ったものや、さらに皮をとったダルもハラル食品店などで売られています。

皮は黒色ですが中身は白いので、ホールビーンだと黒、割ると白黒、皮を取り除くと白、と提供形態によって色が違います。

今回は粒餡を作りたかったので、ホールビーンを選択しました。

【ウラド豆の感想】

さて、肝心の風味ですが、ケツル”アズキ”と「アズキ」の文字が入っているので、小豆と似てるだろうと予測していたのですが、かなりの別物でした。

煮る前に吸水させる必要が無いなど、調理方法こそ小豆と同様でいけますが、ねっとりした食感と、なんとも表現し難い独特の香りは、小豆とは大きく異なるものでした。

前回のブラックアイのほうがよほど小豆に似ていたように思います。

黒い外観とネットリ食感は、ブラジル料理のフェイジョアーダに絶対合うと感じたので、そのうち作ってみたいと思います。

並行してレンズ豆を使った濾し餡にも取り組んでいるので、それはまた別に投稿します。

ナイスなコーヒーの友をこしらえて、心地よいコーヒータイムを過ごしてまいりましょう ( ´∀`)つc□~