10月のベーグル (予定)

茅葺屋根の古民家

来月のベーグルの予定をお知らせします。

【製造&販売予定日】10月/8(木),17(土),22(木),31(土)

【製造予定ベーグル】 コーベーかやぶき

店頭販売分はコーヒー豆との同時購入用ですので、ベーグルだけをご要望の場合は事前予約をお願いします。

プレーンは店頭販売はありませんが、ご予約いただればお作りできます。

ご予約については下記のリンク先を参照ください。

取り置き(ご予約) – コバルト – 神戸三宮の自家焙煎コーヒー豆屋

※以上はあくまで予定であり、メインのコーヒー豆焙煎業との兼ね合い等により、変更する事もあり得ます。

コーベー (かやぶき)

「インドネシア マンデリン ドロサングル 19/20」 焙煎開始

National Flag of Indonesia

コーヒー豆「インドネシア マンデリン ドロサングル 19/20」 を焙煎&提供開始しました。

焙煎度はフルシティロースト(FC)です。

ご購入量価格 (+税8%)
100g490円
200g940円 (100gあたり470円)
500g900円 (100gあたり450円)

久しぶりのマンデリン入れ替えです。

新しくなったマンデリンをどうぞよろしくお願いします。

インドネシア スマトラ島のトバ湖
Lake Toba

インドネシア マンデリン ドロサングル 19/20

National Flag of Indonesia
エリアスマトラ島北部 ドロサングル地区
標高1,400m
生産者小農家
収穫時期2019年10月~2020年3月
加工方式スマトラ式 ( ウェットハル)
品種
認証

インドネシアはエチオピア、イエメンの外でコーヒーが栽培された最初の国です。

インドネシアを植民地支配していたオランダによって持ち込まれ、1711年にはヨーロッパへの輸出が始まっています。

2020年ではブラジル、ベトナム、コロンビアに次ぐ世界第4位の生産国となっています。

日本においては第6位の輸入先となっており、特に「マンデリン」は多くの人に愛飲される人気銘柄となっています。

トバ湖
Lake Toba, Ace King Hutauruk, CC BY-SA 4.0

「マンデリン」とはそのまま特定のコーヒー生産地を表す名称ではなく、スマトラ島北部で生産されるアラビカコーヒーの総称です。

そのためマンデリンの生産地は広大なスマトラ島北部に広がり、小農家から寄せ集める事に起因するバラツキが生じがちで、品質管理が難しくなっています。

Indonesia Mandheling Dolok Sanggul - coffee cherries

このマンデリンは輸出業者の間で優良産地として知られるドロサングル地区で栽培&収穫されたコーヒーチェリーに限定されています。

それらをサイズ、重量で選別した後、さらにハンドピックを3回繰り返す事で、大粒で中身の詰まった良質のマンデリンとなっています。

(当店でも焙煎の前と後に繰り返しハンドピックしてます^^;)

Indonesia Mandheling Dolok Sanggul - pulping coffee cherries
果肉取り除き中

ご当地色を味わえるコーヒー豆

ブラジル ショコラ 乾燥工程

コバルトのコーヒー豆の名称にはドライ、ハニーなど、加工方式名を付ける事がある。

最新リリースの「エチオピア イルガチェフェ ドライ 19/20」も加工方式名(ドライ)付き。

これらは適当に付けたり付けなかったりしているわけではなく、基本方針は以下のような感じでやっている。

  • その生産国で伝統的に採用されてきた加工方式や主流の加工方式で処理された豆は、商品名に加工方式名は付加しない。
  • イレギュラーな加工方式をあえて採用している場合に加工方式名を名前に付加する。

最近の例だと以下のような感じ。

  • グアテマラの伝統は水洗式なので、メディナ農園の水洗式の豆は「グアテマラ メディナ」、乾式は「グアテマラ メディア ドライ」とした。
  • コスタリカといえばハニーなので、ソノラ農園のハニーの豆は、単に「コスタリカ ソノラ」とした。
  • エチオピアは伝統的に乾式だが、水資源に恵まれたイルガチェフェ地区は水洗式でブランドとなったので、水洗式の豆は単に「エチオピア イルガチェフェ」、乾式は「エチオピア イルガチェフェ ドライ」とした。
ブラジル プレミアム ショコラ(ナチュラル)の乾燥工程000000
ブラジルといえば乾式。

近頃は、消費国でのニーズを受け、伝統的な加工方式以外に取り組む生産者が増えているようだ。

その生産国の従来の香味傾向を覆すようなコーヒーに出会えることは面白いし楽しい。

その一方で伝統的な加工方式とは、産地毎に異なる環境などの条件に適応するべく採用されたものであり、それが廃れてご当地色があせていくのは、いくぶん残念に感じる面もある。

そんなわけで、オーソドックな加工方式を踏襲した「これぞホニャララのコーヒー」と言えるコーヒー豆は、加工方式名を付けないシンプルな商品名によって尊重したいと思う。

ひばり

ヒバリ

野に咲くバラを見てごらん。
すぐに踏みつけられるかもしれないのに、美しく咲いてるじゃないか。

rose

空を飛ぶヒバリを見てごらん。
すぐに襲われるかもしれないのに、楽しげに飛んで鳴いてるじゃないか。

ヒバリ
lark

エチオピア イルガチェフェ ドライ 19/20

エチオピア国旗
エリア南部諸民族州 ゲデオゾーン コンガ村
標高1,780-1,870m
生産者小農家
収穫時期2019年10月~2020年1月
加工方式乾式(ナチュラル)
品種在来種
認証

エチオピアはコーヒー発祥の地と言われており、同国のコーヒーはコーヒーの原点と言って良いと思います。
そのエチオピアのコーヒー産地でも最高評価を得ているのがシダモ地方にあるイルガチェフェ地区です。

伝統的にエチオピアでは収穫したコーヒーチェリーを乾式(ナチュラル)処理で生豆に加工しますが、イルガチェフェ地区では恵まれた水資源を活かした水洗式処理のコーヒー豆を作り出し、ブランドとなりました。
そのイルガチェフェも、近頃の乾式特有のフレーバーを求める世界的流行もあって、乾式処理されたコーヒー豆も人気を博しています。


今回紹介するコーヒー豆はイルガチャフェ地区から選抜された3つの村のコーヒー豆から、風味テストで2つの村に絞り込み、それらをブレンドして作り上げたスペシャルロットです。

一般に乾式は水洗式より物理的な品質面でバラツキが出てしまう傾向があるのですが、厳選されたスペシャルロットだけに綺麗なコーヒー豆に仕上げられています。

Coffee Bean Roasting, Ethiopia
Photo: Rod Waddington cc-by-sa-2.0