「柏餅」にコーヒー

もうすぐ端午の節句。

柏餅をこよなく愛する者ととしてテンションがあがるシーズンです。

和菓子屋さん、スーパー、あちこちに柏餅が並び、これから手に入れようという方も多いと思います。

そこで、今回のテーマは「柏餅にコーヒー」ですが、柏餅にはいくつか種類があり、それぞれでかなり風味が異なります。

「どのコーヒーが合うか」といういつもの観点では無く、コバルトブレンド(フルシティローストのコーヒー)はどの柏餅にしっくり来るかという観点で相性チェックしてみました。

【今回の柏餅】

コバルト近辺は和菓子屋さんは多いのですが、柏餅の種類があまり多くありません。

白だけというお店が多く、時々緑があるという状況で、桃にいたってはほとんど見かけません。

今日は休みだったので、3種類とも提供されている美吉堂さんまで遠征してきました。

美吉堂さんの3種類は以下のとおりです。

・白(漉し餡)
・緑(よもぎ+粒餡)
・桃(味噌餡)

葉を表裏逆にして味噌餡を示すという話は聞きますが、美吉堂さんのは粒餡だけが表裏逆なのが面白いです。

柏餅にコーヒー

【ペアリング結果】

「1位 白、2位 桃、3位 緑」となりました。

●白

ベーグル担当

鉄板! 無難!
「餡は粒餡に限る!」って人で無い限り、これで決まりでしょ。


コーヒー担当

安定の組み合わせに違いない。コーヒーに合わないものが入って無いからなぁ。


●緑

ベーグル担当

ヨモギが強力で、アフターテーストはヨモギ一辺倒になる感じ。
日本茶があるなら敢えてコーヒーは淹れないかも。

コーヒー担当

基本的にヨモギ、モロヘイヤなどの草系はコーヒーにはもうひとつな物なんだろうな。
それが、小豆餡マジックでコーヒーに合う一品に変身するが、マジックの効果が消滅するとピンチ。

●桃

ベーグル担当

正直期待してなかったけど、予想以上にいけるね!
味噌が強く主張していないからだと思う。
もっと塩辛いと思ってたわ。

コーヒー担当

今回のはコーヒーと口内ミックスして美味しく楽しめるけど、味噌餡はお店ごとの個性が強いので、一概には言いにくい。

【エピローグ】

どんなもんでしょか?

柏餅選びの一助になれば光栄です。

GW中のコーヒータイムは美味しい柏餅と良いコーヒーでほっこりしてください( ´∀`)つc□~

柏餅にコーヒー
「真ん中が味噌餡」と思うでしょう?ところがどっこいでした。

こんな考えでコーヒー豆のラインナップを揃えています

新規のお客様から、「グァテマラとか中米のコーヒーは無いんですか?」とか「ここブルマン置いて無いの?」とか問い合わせをいただくのですが、現状ありません。

開業当時は、地域ごとに1カ国ずつは扱おうと思ってた事もあります。

例えば、南米代表 ブラジル、アフリカ代表 エチオピア、アジア代表 東ティモール、カリブ海代表 ドミニカ、とワールドカップみたいな具合に。

でも、今はそういう考えはあまりありません。

というのも、各国の加工方式が多様化し、生産エリアや生産国毎の特徴が弱くなってきているからです。

それよりは、ウォッシュト(湿式精製)、ナチュラル(乾式精製)といった加工方式毎にコーヒー豆を揃えるほうが、よほど風味のバラエティがあって楽しんでいただけると考えています。

もちろんその前に味を決める大きな要素として焙煎度がありますので、まずは焙煎度をミディアム、ハイ、シティ、フルシティ、フレンチ、イタリアンと6種類しっかり用意するのが第一。

その次に、同じ焙煎度の中で加工方式の違うものを揃えていきたいという考えです。

現状は以下のような感じです。

  ウォッシュト ナチュラル セミウォッシュト ブレンド
ミディアム エチオピア🇪🇹      
ハイ 東ティモール🇹🇱      
シティ タンザニア🇹🇿     アクア
フルシティ 東ティモール🇹🇱 ブラジル🇧🇷 インドネシア🇮🇩 コバルト
フレンチ       ネイビー
イタリアン   ブラジル🇧🇷    

コバルトはまだ零細ロースターで、焙煎後の鮮度を重視すると、品数はそう増やせません。

例えば20種類焙煎して、それが数日で全て完売するならいいのですが、残念ながらまだそんな状況ではありませんΣ(´∀`;)

なので、10種類程度の商品数の中で、お客様の好みを考え、フルシティを厚く揃えているのが現状です。

もっと多く焙煎できて品数を増やせるようになったら、まずシティロースト、さらには他の焙煎度においても、もう少しバラエティをもたせていきたいと思っています。

coffee world
今は生産エリア毎にコーヒー豆を揃えることは考えていないのです m(_ _)m

ブラックデースポット(チャジャンミョン)

チャジャンミョン

あと1週間で4月14日。

全然流行って無いですが日本ではオレンジデーというオレンジを楽しむ日になっていて、コバルトでも過去にはイベントやったりしてのっかった事があります(;´∀`)

でも、今年は特に予定していないので、代わりに耳寄り情報をお伝えします。

【韓国ではブラックデー】

お隣の韓国ではオレンジデーは4月14日では無く11月14日です。

4月14日はブラックデーで彼氏、彼女のいない人がチャジャンミョン(炸醤麺, :짜장면)という麺料理を食べるのだそうです。

日本のオレンジデー同様に一部の人がのっかってるだけのようですが、韓国ドラマでは「4.14にチャジャンミョン」という場面が時々出てくるそうです。

【チャジャンミョンが食べれるお店】

コバルト近辺には韓国料理屋さんが結構あります。

その中でチャジャンミョンを提供されているのが「とんがらし」さんと「まにわ」さんです。

どちらもコバルトから徒歩5分程度。

北へ行けば「とんがらし」さん、南へ行けば「まにわ」さんです。

全席喫煙可が「とんがらし」さん、全席禁煙が「まにわ」さんです。

周辺お立ち寄りスポットに追加しました。

韓国風ジャージャ麺(炸醤麺) チャジャンミョン
とんがらしさんのチャジャンミョン。 中華の炸醤麺と比べるとかなり甘めです。

スパイスストアの豆でコーヒー餡(Black Eye)

Black Eye

コバルトではコーヒー豆焙煎後の鮮度を重視し、販売期間を焙煎から7日後までと定めています。

毎回7日後までに売り切れればいいのですが、そうはいかないこともあります。

売れ残って販売期間を過ぎてしまった豆はどうなるか?

飲める程度の量なら自己消費、飲み切れない時は基本廃棄です。

ただ、イタリアンローストやフレンチローストといった極深煎りは、製菓、製パンなど飲む以外の用途に使えます。

そのひとつとして施行していたのがコーヒー餡です。

今回、イタリアンローストの豆が売れ残ったので、久しぶりにチャレンジしてみました。

【これまでのチャレンジ】

最初は小豆餡を作る時の水の代わりに濃厚コーヒー液を使う方法でしたが、小豆に負けて、コーヒー感があまり出ませんでした。

そこで白餡を作る時の水の代わりに濃厚コーヒー液を使う方法をとる事にしました。

しかし、手亡、白えんどう豆といった白餡の材料が入手しにくかったので、インド人コミュニティが発達している神戸には豊富なスパイスストアで販売されている豆で代用することにしました。

1Kg500円程度なので、原価低減にもなります。

前回は White Lobia という豆を使ってみました。

White Lobia は日本語訳で白えんどう豆と書かれているので、白餡の材料として適しているようなのですが、皮が固く、水に浸けた後、煮る前に皮を取る必要があり、これがなかなか大変でした。

white lobia (白エンドウ豆)
ナフリスタンさん(残念ながら既に閉店) で買った商品のラベルではWhite Lobiya と書かれていますが、正しくはWhite Lobia のようです。

【Black Eye 編】

そこで、今回はBlack Eyeという別の豆で試しました。

名前どおり黒い目のような柄があり少し不気味ですが、粒は小さく、皮も柔らかめです。

Black Eye

皮を取らずに作ってみましたが、フードプロセッサーを使わなくても、マッシャーだけでそこそこ滑らかにすることができました。

Black Eye

風味はWhite Lobia よりは癖がある感じです。
でも小豆ほどでは無いので、コーヒー感は残りました。

まずまずの物が、簡単、低コストで作れたので、今後は Blace Eye固定でクオリティを高めていこうと思います。

コーヒー餡のバカンスサンド(カンパーニュサンド)
早速カンパーニュサンドにしてみました。やっぱり餡はこういう軽いパンのほうが合いますね。ベーグルの出る幕じゃなさそうです。

コーヒーに合うおかず

鶏唐とコーヒー

今年もロカボ、糖質オフのブームが続いてますね。

コバルトのお客様にも、「糖質控えてるのでベーグルは・・」ってお客様が時々いらっしゃいます。

コーヒー好きな人がロカボに取り組む際に悩むのが、コーヒーと楽しむ食事を何にするかという事ではないでしょうか?

低糖質なパンやパスタも出てますが、高い割に美味しくない物が多いようです。

個人的にはロカボやるなら、そういった物には頼らず、主食を抜くほうが潔いように思います。

俺はロカボや糖質制限に取り組んでるわけではないですが、コーヒーと一緒にパンや和菓子を良く食べるので、逆にそれ以外の時は糖質を控えめにする事が多いです。

一日中店でろくに動かないので、一応気を使っているのです。

そんな中で、「コーヒーといけるかな」と思うおかずをいくつか見つけましたので、利用頻度ベスト3を紹介しますね。

店を営業しながら食べる物なので、完成品をサクッと買ってこれる物、あるいはサクッと作れる物に限られてます。

【コーヒーに合うおかずランキング TOP3】

第3位 ソーセージ

ソーセージとコーヒー
これが本当のウインナーコーヒー (;´∀`)

アラブから伝わったコーヒーがヨーロッパで広まった一因は、肉にコーヒーが良く合ったからと言われています。

上の写真には焼いたの、茹でたの、ケチャップ、マスタードが写ってますが、「茹でたのを何も付けずに」が、一番しっくり来ると思います。

第2位 鶏の唐揚げ

鶏唐とコーヒー
大安亭市場 鳥舟さんの鶏唐。味付けが絶妙 ( ´∀`)

これもソーセージ同様に「肉にコーヒーが合う」パターンですね。

「衣があるのにロカボ?」と言われてしまいそうですが、パン粉を使ったカツやフライよりはマシらしいですよ。

第1位 ゆでたまご

喫茶店モーニングの定番、ゆで卵とコーヒー
レンジでらくチンゆでたまご ( ´∀`)ノ

喫茶店モーニングの定番で、誰もが思いつく、間違いない組み合わせだと思います。

低価格で、栄養豊富。

「卵は1日1個まで」なんて話も今は昔のようですので、毎日Lサイズを2,3個いただいてます。

【エピローグ】

どんなもんでしょか?

個人的には大好きな豆腐を活用したいところなのですが、今のところコレという一品が見いだせてません。

何かいいのがありましたら情報お待ちしてます( ´∀`)

おやつならハイカカオのチョコとかありますが、メシとなると結構大変ですよね。

ロカボ志向な方に良いコーヒーの友が見つかることを願ってます( ´∀`)_c□~

「あんフライ」にコーヒー

あんフライ, あんドーナツ, フライ饅頭

今回は「あんフライ」です。

パンなのか、洋菓子なのか、それとも和菓子なのか、神戸のあちこちで見かけます。

フライ饅頭の名は和菓子屋さん、あんドーナツの名はパン屋さんで主に使われていますが、あんフライの名はどちらでも見かけます。

そんなあんフライですが、このブログを書いてる奴は和菓子ずきなので、今回はセンタープラザ地下の三宮市場にある和菓子屋さん「双葉堂」さんのでいきます( ´∀`)

双葉堂さんのは漉し餡で、生地はドーナツのようなつまり具合で、砂糖はまぶしているのとまぶしていないのを選べるよう2種類用意してくれています。

【合わせるコーヒー】

コーヒーは以下の3種類の焙煎度で用意しました。

・ハイロースト(中煎り) 「東ティモール レテフォホ
・フルシティロースト(深煎り) 「東ティモール レテフォホ
・イタリアンロースト(極深煎り) 「ブラジル ダテーラヴィラ

あんフライ、あんドーナツ、フライ饅頭

【ペアリング結果】

「同着!甲乙つけ難し!」となりました(;´∀`)

「いいかげんな!」と思われるかもしれませんが、ホントにどれも同じぐらい合う、オールマイティなコーヒーの友です。

なので、あんフライとの相性は置いておいて、好みの焙煎度のコーヒーを選べばいいと思います。

【エピローグ】

餡の種類(粒か濾しか)や生地のつまり具合が多少違っても、小豆餡を小麦粉生地で包んで揚げたものであれば、結果はさほど変わらないでしょう。

幅広いコーヒーに対応し、どこでも手に入る、とても便利なコーヒーの友だと思います。

前からそう思ってました俺は、コバルト近隣のあんフライ、フライ饅頭、あんドーナツの類は、ほぼ全て体験済みですので、またの機会に紹介する記事を書こうと思います( ´∀`)つc□~

あんフライ, あんドーナツ, フライ饅頭

 

 

最初から挽いた状態のコーヒー豆にはチョイ注意

昨年 Kindle Fire HD という端末を衝動買いしました。

本を読む以外に時々SNSに利用しているのですが、カメラの性能がもひとつで、投稿するのを躊躇われるぐらいの写真しか撮れません。

そこで、時々アプリで絵画風に加工してからアップしたりしてます。(こんな感じ↓)

ここまで加工すれば、元の写真が高性能カメラで撮ったものか Fire HD で撮ったものかなんて、判別できなくなります。

同じような事がコーヒーの世界にもあります。

それは、最初から挽いた状態で包装されて販売されているコーヒー豆についてです。

【最初から挽いてあるコーヒー豆の問題】

「腐った豆だろうが、虫食いだろうが、カビてようが、挽いてしまえば外観上はわからなくなるから」という魂胆で、挽いて売る用にのみ低品質な豆が使われるケースがあります。

同じメーカーの同じ銘柄が豆と粉と両方売られている場合、「挽いてあるかどうかが違うだけ」と普通は思いますよね?

でも、実際には元の素材からして違うケースがあるということです。

なので、最初から挽いている状態の物を買う時は少し気をつけたほうがいいという事になります。

「そんな事わかってるよ!」という方でも、意外に盲点なのが、ドリップバッグです。

あれも、挽いたコーヒー豆を1杯分ずつ小分けにしただけの物ですので、全く同様ですよ(;´∀`)

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【粗悪なコーヒー豆をつかまされないために】

もちろん、「挽いてしまえばわからない」なんて考えでは無く、豆で提供している物をそのまま挽いてるだけの物もあります。

しかし、できれば自家焙煎店でなくとも、せめてその場で挽いてくれるお店(挽き売り店)で購入されたほうが安心なのは間違いないです。

粗悪なコーヒー豆を挽いて外観ではわからなくなっても、香味にはネガティブな違いとなって現れます。

粗悪品を避け、良いコーヒーを楽しんでくださいね( ´∀`)つc□~