焙煎豆のハンドピック(取り除くか否か)

ハンドピックしたほうが良いコーヒー豆

最近は購入した焙煎豆から、欠点豆をご自分で取り除くお客様がいらっしゃるようです。
自分も焙煎を始める前はコーヒー豆屋さんで豆を買っていたのですが、そんなことは一度もしたことありませんでした。
その豆屋さんの品質レベルを見るために、欠点豆の混入具合をざっくりチェックすることはあっても、取り除くことはありませんでした。
なので、お客様からそういう話を聞いて少しびっくりしました。

話を聞いてると、「焙烙などで焙煎を体験したことはあるが、やはり手間がかかるので結局焙煎豆を買っている」というかたに多いようです。多少なりともハンドピックの経験があるので、購入した豆の中に欠点豆があると気になるようです。

そこで、取り除いたほうがいい豆と、あまり気にしなくていいい豆を簡単に写真で説明したいと思います。

(1) 取り除いたほうが良い豆

色が明らかに周りと違う(異様に薄かったり、黒かったりする)は取り除いたほうがいいです。食べてみるとわかりますが、不快な異臭が口に広がります。
注意点ですが、お店によっては焙煎度の違う豆をブレンドしていることがあります。その場合は、色が揃っていないのが当たり前なので、この判別はあまり役に立ちません。
ハンドピックしたほうが良いコーヒー豆

(2) あまり気にしなくて良い豆

貝殻みたいな豆、クレーターみたいになっている豆、割れている豆は、あまり香味への悪影響はありません。それほど神経質に取り除かなくていいと思います。量が減ってしまいますしね。
P1050209

(1)と(2) の両方に該当する場合は、もちろん(1)優先です。取り除いたほうがいいです。
以上、ご参考になれば幸いです。

グァテマラ ,グアテマラ, ガテマラ

グァテマラ, グアテマラ, ガテマラ

当店では一貫して “Guatemala” はカタカナで “グァテマラ” と表記してきましたが、今回、新コーヒー豆 ヌエバ・グラナダを取り扱うに際して、なにげに Google Trend でグァテマラ,グアテマラ,ガテマラの検索頻度を Google Trend で調べてみました。

これを見ると、圧倒的に、”グアテマラ” が支持を得ているのですね!
ということで、今後書くものはもちろん、過去に書いたものも徐々に “グアテマラ” にしていこうと思います。
せっかく書いても、検索にヒットしないのでは、悲しいですからね。

しかし、グアテマラに限らず、ウクライナ、ウイルス、トンネル、などなど、あまりに英語の発音とかけ離れたカタカナ表記はどうなんでしょうか。
いざ外国人と英語で会話する時に全く通じない語を生み出してしまう原因になっているように思えます。
グァテマラ, グアテマラ, ガテマラ

カエルが増殖中

5月なのに真夏日になったりすると地球温暖化を意識する人が多いと思います。
逆に真夏の暑さが和らぐこれからの時期は、意識が薄れていくころだと思います。

そんなときだからこそ、地球温暖化の抑止につながるコーヒー豆を増やしていきたいと思います。

ブラジル/ダテーラサンライズメキシコ/エスパーニャに続く3つ目のレインフォレスト・アライアンス認証農園産コーヒー生豆としてグァテマラ/ヌエバグラナダをゲットしました。
(注: メキシコ エスパーニャ農園はレインフォレスト・アライアンス認証農園で、当店もレインフォレスト・アライアンスに参加しているのですが、当店が生豆を仕入れている生豆業者が参加していません。このため、POP等に認証マークは使わずに販売しています。←サプライチェーンにある全ての業者が参加&承認されてないとダメなのです。)

現在販売中のグァテマラ/アゾテアが無くなったタイミングで入れ替えていく予定です。
カエルが増えてきましたが、生きてはおりませんので実物のカエルが苦手なかたでも大丈夫です。恐れずに試してみてくださいね(^_^)

P1050090

 

カッピングは必要か?

カッピング

コーヒーセッションでカッピングはやらないんですか?という声をたまにいただきます。

神戸ではあまりやってるところがないようなのですが、東京などでは結構あちこちの自家焙煎のカフェなどでカッピング体験教室みたいなことをやっています。

当店はというと特にやる予定はありません m(__)m

1) カッピングとは

ご存知ないかたもいらっしゃると思いますので、超簡単に説明しますと、世界共通の条件&手順&評価基準でコーヒー豆の品質をチェックすることです。

具体的にどういうことをやるかというと、だいぶはしょってますが、中煎り程度に焙煎した豆を挽いて、湯に浸して、一定時間放置した後に、スプーンですすって香味を評価します。
(香りは粉の状態でも嗅ぎます。)

これを世界統一の基準に従って実施することで、品質を共通言語で語ることができるわけです。

カッピング
こんな感じでスプーンですすってテイスティングします。口に含んだ液体は通常飲まずに吐き出します。

2) カッピングが必要なのは

以上のようなカッピングが必要なのは誰でしょうか?

コーヒー関係者の立場ごとに考えてみます。

①産地の人

栽培&加工した生豆の品質管理や、バイヤーとの折衝のために有用だと思います。

②産地から買い付ける人

品質に見合ったものを適正価格で買い付けるために有用だと思います。

③焙煎する人

焙煎した豆の香味を評価することは必要です。

また、商社などから生豆を仕入れるときに、事前にサンプルを取り寄せて、香味を評価したいようなケースもあると思います。

しかし、それは共通言語である必要は無く、自分に適した方法で良いと思います。

④抽出する人

プロやマニアなら抽出液の香味を評価して記録するようなケースはあるかもしれませんが、普通に抽出した液の評価ですので、それはカッピングではありません。

一般の人にはなおさら不要だと思います。

以上のように、当店のような焙煎する立場でも無くて良い、抽出するみなさんにいたっては全く要らないと当店では考えています。

①や②の人たちの真似事をしたいというなら話は別ですが、美味しいコーヒーを味わうという目的においては要らないと思いますので、当店のコーヒーセッションに組み込まれることはありません。

わざわざスプーンでズルズル音を立ててすすったりせず、お気に入りのカップでゆったりと味わってください ( ´∀`)つc□~

らくやきマーカー de 絵入れ ( 第二弾)

らくやかマーカーで点を入れたカフェラテ用カップ

三宮のハンズでらくやきマーカーという釉薬ペンを買ったのですが、一回使ったっきりになっていたので、再び使ってみました。

前回は、これ。洋風のお惣菜などを買ったら付いてくるココットが余っていたので、絵を書いてみました。
らくやかマーカーで絵入れしたココット

文字&絵を書いたらオーブンで20分焼くだけ。その後、何度か洗剤付けたスポンジで洗ってますが、ちゃんと消えたり薄くなったりせずに残ってます。

2回目となる今回のターゲットはカフェラテ用のカップ。

家庭用エスプレッソマシンでカフェラテやカプチーノを作ってる人にお聞きしたいのですが、エスプレッソの量はどうやって測ってますか?

「適当!」という人が多いと思うのですが、自分のようにたまにしか入れないと、そのたびに抽出量がブレる気がします。

自分は下手くそながらラテアートを描いたりもするので、抽出量を一定にして少しでもアートを安定させたいと考え、今回はそのための目印を書くことにしました。

それがこれ。
らくやかマーカーで点を入れたカフェラテ用カップ

はい、ただの「点」です (^_^;)
30ml(30g)の水を入れて、水面ギリギリのところに、らくやきマーカーで点を打っただけです。

知らない人が見るとゴミや汚れに見違えられかねないので、人に出す場合は、線にするとか、”30″ など文字を書いたほうが良いかもしれません。
今回は自分用なので点だけで十分です。

これでラテアートの上達間違い無し?
レベルアップに励んでいきたいと思います!I can do!

らくやきマーカー ツインペン8色セット
エポックケミカル
売り上げランキング: 295

帰省土産向け(と勝手に思っている)商品

世間は今日から盆休みのところが多いみたいですね。
朝見たニュースでも、今日から明日が帰省ラッシュのピークだって言ってました。

当店でも、ありがたいことに、帰省の手土産用にコーヒー豆やベーグルをご購入してくださるお客様がいらっしゃいます。有難うございます。

自分用ならともかく、土産用となるとどれを選ぶか迷われるかたもいらっしゃるようですので、一応、店側で勝手に「帰省土産に向いてるかなぁ」と思っているのを以下に紹介します。

(1) コーヒー豆

相手の好みがわからないなら、フルシティローストぐらいの焙煎度が一番無難だと思います。実際当店でも好まれるかたが最も多い焙煎度です。もし「ちょっと苦いなぁ」とか言われたとしても、粉を少なめにするなどして薄く淹れれば対応できますし。

フルシティローストの中でどれかとなると、時期的には8/17に独立記念日をむかえるインドネシア (マンデリン)なんてどうでしょうか。

(2) ベーグル

これは、明らかに「神戸」を意識したと思われるネーミング(^^;)の「コーベー」、「北野坂プレーン」をオススメしておきます。当店の Signature Product でもあります。

帰省土産を選ぶのに役立つかわかりませんが、ご参考までに。
どうぞ、よろしくお願いします。

ベーグル: コーベー

コーヒーの酸味

コーヒーの酸味

夏真っ盛りですね。

この暑さなので、アイスコーヒーに適したイタリアンロースト、フレンチローストのコーヒーが人気ですが、ホット用にはさっぱりした酸味のあるコーヒー豆が人気です。

今日はこの酸味について書いてみます。

コーヒーの酸味はそんなに強いものでは無くpHでいうと5前後です。

現在の当店のコーヒー豆ラインナップの中で比較的酸味の強いミディアムローストの焙煎度のコーヒーでも、抽出液のpHを測ってみると4.5程度です

それほど強い酸というではありません。

コーヒーの酸味

それにも関わらず、過度に酸味を感じる場合は、抽出後に長時間たっているか、焙煎されたのがかなり前で酸敗してしているということがあります。

酸味が苦手とおっしゃるかたでも、上記のような抽出後や焙煎後の劣化による酸味では無く、コーヒー本来の酸味なら大丈夫だったというかたは結構いらっしゃいます。

とはいえ、「自分は酸味のあるコーヒーは苦手」と思われてるかたが、ミディアムローストやハイローストのコーヒーを購入するのは不安だと思います。

そういう時こそ、遠慮なく試飲していただければと思います。お気軽にどうぞお申し付けください。