Taste the difference between Natural & Washed

絶賛焙煎中のコーヒー豆 中国 シンジャイですが、オマケにつけてましたギシルが無くなる寸前です。(コーヒー豆はまだありますよ(^^))

そこで、オマケ第二弾として、同じ豆のウォッシュト加工のものをつけることにしました。

ウォッシュトの豆を20gおつけします。
ウォッシュトの豆を20gおつけします。

【おさらい:ナチュラルとウォッシュト】

ナチュラルとは果肉がついたままのコーヒーチェリーを乾燥させた後に、中の生豆を取り出す方式です。
現在、商品として提供中のシンジャイはこちらです。

ナチュラル(自然乾燥式)
ナチュラル(自然乾燥式)

これに対し、ウォッシュトとは果肉をとってから乾燥させる方式です。
※細かく言うと、果肉のさらに内にあるヌルヌルをどう処理するかで、さらに加工方式が細分されるのですが、今回は簡単にひとくくりでウォッシュトとしています。

ウォッシュト(水洗式)
ウォッシュト(水洗式)

【See  the difference】

  • 産地: 雲南省 保山地区 シンジャイ村
  • 品種: S288
  • 収穫時期: 2016年春

以上の条件は同じですが、加工方式が違っているので、見た目や風味に違いが出てきます。

【焙煎前】

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ナチュラル(左)のほうがやや黄ばんだ色をしてますね。

【焙煎後】

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ナチュラルは真ん中のライン(センターカットといいます)が黒っぽいですね。

【抽出後】

これは、ぜひ、みなさんでお試しください。
そのためのオマケですので 。

Let’s taste the difference (  ´∀`)ノ

ベーグルで作るキャラ弁 (パックマン編)

当店のお客様には主婦の方が多くいらっしゃいますが、キャラ弁を作るのが大変という話をしばしばお聞きします。

なんでも、他の家のと比較されるので、まあまあちゃんとしたものを作らないといけないが、同じのばかりというわけにもいかず、かなり苦労されているようです。

そこで、微力ではありますが、ベーグルを使って簡単に作れるキャラ弁を考えました。

第一弾は懐かしのパックマンです。

【材料】

・ベーグル1個

大きな具材を巻きこんでいないものならなんでもOKです。
今回は昨日売れ残ったハーブを使用しました。

ハーブベーグル
プレーンじゃなくても、小さい具材が混ぜ込んでる程度なら大丈夫です。

【手順】

(1) ベーグルの一部(5分の1ぐらい)をカットします
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(2) カットしたベーグルをさらにカットします。
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(3) 並べたら完成です。
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所要時間1分!

【おしまいに】

とても簡単でしょ?

問題はこの隙間だらけのパックマンをどうやって弁当箱に詰めるのかということですよね?

すいません。そこまでは考えておりませんでした (^_^;)

弁当というより自宅用ですね。

これに懲りず、第二弾を考えたいと思いますので、お楽しみに (^.^)

 

コーヒーゼリーのベストパートナー

みなさん、コーヒーゼリーはお好きですか?

うちの店でもたまに提供してますが、ゼラチンや寒天があれば簡単に作れるので、ご自分で作られるかたも結構いらっしゃるのではないかと思います。

さて、そんなコーヒーゼリーですが、なかなか悩ましいのが、「セットドリンクを何にするか?」ではないでしょうか。

俺もいろいろ試してきましたが、今回ようやく、ひとつのゴールにたどりついた気がします。

coffee jelly + iced qishr

【人気の組み合わせ】

本題に入る前に、まずは世間一般の人気どころを見てみます。
以前に何かで見たアンケート結果だと、人気ベスト3は以下のようでした。

1位: コーヒー
2位: ミルク
3位: 水

以下個人的な感想です。

(1) コーヒー

「コーヒーゼリー+コーヒー」はコーヒーコーヒーしすぎているような気が(^_^;)
「ヨーグルト+飲むヨーグルト」、「豆腐+豆乳」のように、ちょっとやり過ぎ感が漂います。
コーヒー味の菓子やパンにコーヒーの組み合わせならいいんですが、コーヒーゼリーは単にコーヒーを固めたものなので、合わせた時にくどい感じがするのではないかと思われます。

(2) ミルク

ミルクはセットドリンクというより、少量をトッピングしてからめるだけで十分な気が(^_^;)

(3) 水について

俺は今までほとんどコレでした。
ウイスキーをストレートで味わう時のチェイサーのような感じです。
サッパリしますね(^.^)
ただ、「他に合うものが無いので水」という消去法的な印象は否めません(^_^;)

【たどりついたベストパートナー】

では、今回ついにたどりついた(と思っている)ペアリングを発表します!

ジャジャーン!

それは、アイスギシル(カスカラ, コーヒーチェリーティー) です。

ギシルとはコーヒーチェリーの果肉を乾かしたものから抽出するお茶のようのものです。

濃厚なコーヒーゼリーの後味をさっぱりさせてくれる、寿司とガリのような相性の良さもさることながら、「種はゼリーに。果肉はドリンクに。」とコーヒーチェリー丸ごとを余すこと無く取り入れていることが、コーヒー好きにはたまらない感じです。

コーヒチェリーも余すこと無く使ったセットです。
コーヒチェリーを余すこと無く使ったセットです。

もし俺が喫茶店をやるなら、絶対にセットメニューにしたい組み合わせです。
それを惜しげも無く晒してみました(^_^;)

機会がありましたらお試し下さい(^.^)

 

ハンドピック用の照明を新調したはいいが・・・

ハンドピック用の照明を新調しました。

実は、つい最近に省エネ目的でLEDのデスクライトに切り替えたばかりだったのですが、想定より暗くて、早々に買い換えることにしました。

以下のAからBに変えたのですが、めちゃ明るくなりましたよ。

照明A
色温度: 5500K
照度: 約600lx
全光束: 記載無し

照明B
色温度: 5000K
照度: 500lx以上
全光束: 940lm

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ハンドピック用の照明の場合、まず色温度が大事です。

焙煎後の豆を不良かどうか判断する観点はいくつかありますが、その中でも一番ウエイトが置かれるのが「色」です。

そのため、本来の色を変に青白く見せたり、赤く見せたりする照明は適しません。

上の2つは5000K,5500Kなので、どちらでも大丈夫そうでした。

次に明るさです。いくら色温度が適正でも、暗いと色の違いがわかりにくくなります。

これを判断する材料が、照度、全光束なんでしょうが、上の2つで照明Aのほうが照度が大きかったので、安易にポチッとやってしまいました。

照度は1平方メートル当たりの光束だそうですので、部分的にはAのほうが明るいという事もあるのかもしれません。

でも、トレイ全体としては、Bに替えたことで圧倒的に明るくなりました。

これは買う前にはなかなか判断しづらいように思います。

照度、全光束が両方明記されていれば、比較検討しやすいですが、商品やショッピングサイトによって記載項目はまちまちです。

結論としては、「ランニングシューズと照明は実際に試してから買ったほうがいいですね」となりました (^_^;)

少し回り道をしてしまいましたが、良い照明を手に入れることができましたので、バシバシ不良豆をはじいていきます。

結果、今まで以上に雑味の少ないクリーンなコーヒーに通じるはずだと思います。
きっと (^^)

ご期待くださいませ。

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なんか、このフリー写真の使用機会が多いようが気がします (^_^;)

水出し紅茶が危険というのなら、水出しコーヒーは?

今年の夏はアメリカからの影響で水出しコーヒー(Cold Brew)がカフェ、コーヒースタンド、コンビニ、スーパー、自販機などで増えてきそうです。

さらにその影響で、家庭で水出しコーヒーを作るかたも増えるかもしれません。

水出し紅茶は食中毒のリスクが増すと言われていますが、水出しコーヒーはどうなのか。

当店では、紅茶ほど気にする必要は無いと思っています。

【水出し紅茶が危険と言われる理由】

紅茶の情報サイトなどを見ると、水出し紅茶が危険と言われる経緯は以下のようです。

・一般的に生産国で加工されたものが日本に輸入される

・紅茶の加工工程では緑茶ほど高温にさらされない

・輸入時に農薬検査はあっても細菌検査は無い(熱湯で入れる前提なので)

このため、水出し用としてきちんと殺菌処理されたものでは無い茶葉を、そのまま水出しで使うと、茶葉に潜んでいた細菌が液中で増殖する懸念があるということのようです。

細菌ちゃん

【水出しコーヒーでは】

上記の紅茶についての懸念点が、コーヒーではどうなるか考えてみます。

紅茶と違い一般的に国内で焙煎され、その時の温度は、紅茶の乾燥時(90℃ぐらいだそうです)よりはるかに高いです。

当店では最低でも185度以上まで加熱しています。

そのため、焙煎終了時点で細菌は消滅しているとみなせます。

もちろん、焙煎以降に、手、包材、器具、水、容器などから細菌がつく可能性はあるでしょう。

しかし、それはコーヒーに限った話ではありませんので、他と比べてリスクが高いということはないと思います。

ただ、ホットで淹れて急冷する方式のアイスコーヒーと比べると、熱湯消毒が無くなる分、リスクは高いと思われます。

【まとめ】

食品衛生の専門家では無いので、「思います」「思われます」ばかりで申し訳ないのですが、自分は以上のように考えます。

水出しされるかたは、器具、容器などを清潔な状態に保って、楽しんでいただければと思います。

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簡単&楽ちん: コーヒー豆から自分で作るカフェオレベース(コーヒーシロップ)

カフェオレベースというアイテムをご存知でしょうか?

冷たい牛乳や豆乳で薄めるだけで簡単にアイスオレができる濃いコーヒー液です。
コーヒーシロップやコーヒーエッセンスなどと呼ばれることもあります。

そんなカフェオレベース、当店でも一昨年までは販売していたのですが、最近はコーヒー豆から自分で作ることをプッシュしています。

たしかに簡単にアイスオレが作れて便利なのですが、実はこのカフェオレベース自体もすごく簡単に作れてしまいます。
ただの濃いコーヒー」なのですから、当たり前ですね (^_^;)

単に濃いホットコーヒーを淹れて冷ますだけなのでレシピというほどでも無いのですが、一応以下に書いてみますので、参考にしてみて下さい。

how to make cafe au lait base
薄めればアイスコーヒー、薄めなければカフェオレベースです。

【材料】(出来上がり量 250ml 分)

・イタリアンロースト、フレンチローストぐらいの極深入りコーヒー豆 40g
※当店のコーヒー豆ならダテーラサンライズ(イタリアンロースト), フレンチブレンド(フレンチロースト)がオススメです。

【作り方】

(1) コーヒー豆40gを挽いて、ハンドドリップで250ml抽出する
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※当店では通常ホットコーヒーは3分半までに淹れ終えることをオススメしていますが、イタリアンローストの場合は多少超えても大丈夫です。
これは渋みにつながる成分が極深煎りによって減っているので、抽出時間が延びても、渋みが出にくいからです。
また、牛乳や豆乳で割る前提なので、多少苦くなりすぎても大丈夫です。
抽出時間が長くなると、カフェオレベースが濃くなり、後で牛乳と割る時に都合がいいので、4分以上かけて濃く淹れてみてください。

※ 甘いカフェオレベースを作りたい場合は、砂糖の上にドリップし、淹れ終わったらかき混ぜて完全に溶かしてください。

(2) (1)を冷ます

氷水で割って冷ますとアイスコーヒーの完成ですが、今回はカフェオレベースなので、薄めずに冷まします。
冷たい水をはった容器にサーバーを入れて冷ますと、多少速く冷ますことができます。
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日本酒を飲まれる方なら、酒たんぽというアイテムをお持ちかもしれません。
これに氷を入れてコーヒー液に突っ込むとさらに速く冷ますことができます。
酒たんぽ

(3) 冷蔵庫に入れれる温度まで冷めたら冷蔵庫に移す

(4) 冷蔵庫内で十分冷えたら完成!

ね!むちゃくちゃ簡単でしょ?

これを冷たい牛乳や豆乳で3倍(1:2)~4倍(1:3)に薄めるだけで、美味しいアイスオレの出来上がりです!

自作カフェオレベースとミルクを冷蔵庫にストックしておけば、いつでも簡単にアイスオレが作れます。
自作カフェオレベースとミルクを冷蔵庫にストックしておけば、いつでも簡単にアイスオレが作れます。

ちなみに、当店では50mlのカフェオレベースに110mlの牛乳or豆乳を混ぜたものをテイクアウト用ドリンクとして販売しております (^^)

賞味期限は自己判断になりますが、冷蔵で5日ぐらいでしょうか。
当店ではお客様に販売する商品の材料なので、製造日含めて3日にしています。

250mlあれば5杯のアイスオレが作れますので、平日に毎日1杯飲めますね! (^^)

出来上がり量を増減したい場合は、それに合わせてコーヒー豆の量を調整すればOKです。

この夏は自分で美味しいカフェオレベースを! (^^)
ぜひお試し下さい!

【追記: コーヒーメーカーでもカフェオレベースは作れるか?】

作れないことは無いですが、トライ&エラーによる調整が必要だと思います。
例えば、手元にあるコーヒーメーカーで粉40g,水250mlをセットしてスイッチオンすると、終了時に粉は乾いている部分が残り、出来上がり量は粉や紙に吸われた分が減って250mlより少なくなります。
希望の量を作るのに適したコーヒー豆と水の量を見つける必要があります。

【追記2: 氷出しでカフェオレベースは作れるか?】

氷出しでも濃厚なコーヒーは作れますが、苦味が抑えられた甘めの液体になります。
どちらかというと、ミルクと混ぜてアイスオレにするよりも、アフォガード等にむいていると思います。

Oexussi – 東ティモールの飛び地

本日より2013年のアースデイ神戸以来のティモールブレンドをリリースしました。

2002年にインドネシアの支配下から独立(主権回復)した東ティモール、その両国のコーヒー豆をブレンドしています。

そのPOP(下の画像)を作っていたら東ティモールに飛び地があるのが気づきました。

太線で囲まれているのが東ティモール領です。
太線で囲まれているのが東ティモール領です。

気づいてしまうとスルーするのは気持ち悪い性なのでサクッと調べてみました。

・このインドネシア領に囲まれた飛び地は Oecusseという地区(県)で図のとおり現在は東ティモールの領土になっている。

・この地区はポルトガルがティモール島に最初に上陸したところで、その後も本拠地として重要なところだった。

・その後スペインとのティモール島の領土争いで、ポルトガルの勢力は島の東に追いやられていった。

・ポルトガル&スペインが争いをやめて領土を分けあおうとなった時に、東はポルトガル領、西はスペイン領となったが、西側の Oecusse 地区だけは元もと本拠地としていたポルトガルの領土になった。

・その後、日本軍による占領、インドネシア独立、東ティモール独立を経ても、飛び地のまま東ティモール領となっている

北が海に面している以外はインドネシアに囲まれており、東ティモールがインドネシアの侵攻を受けた時は、まさに四面楚歌で、ひどい目にあったようです。

個人的に一番行きたい国、東ティモール。
店やってるし、相方は全く興味無いしで、なかなか行けそうにないですが、もし行くことになった暁には Oecusse も訪れようと思います。

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