グアテマラ リモナール 19/20

グアテマラ
エリアウエウエテナンゴ地区
標高1,450-2,100m
生産者リモナール農園
収穫時期2019年12月-2020年4月
加工方式水洗式
品種ブルボン, カツーラ, ビジャサルチ, etc.
認証

グアテマラのコーヒー栽培は19世紀に始まりました。
生産量では
グアテマラのコーヒー産地は伝統あるアンティグアが有名ですが、近年それに匹敵する高い評価を得ているのがウエウエテナンゴ地区です。

アンティグアから車で6時間、グアテマラの西に位置し、最も標高が高い2,000mを超す環境でコーヒーが栽培されています。

グアテマラ リモナール農園

リモナール農園はウエウエテナンゴ地区にあります。

同農園の特徴として、太平洋とカリブ海からの海風が、谷間に位置する同農園に吹き込み、降雨量を確保できるため、コーヒーの栽培に適しています。

グアテマラ リモナール農園

特徴的な風味を出すことを狙って、同農園では意図的に通常より熟した状態まで待ってからコーヒチェリーを収穫しています。

エチオピア イルガチェフェ 19/20

エチオピア国旗
エリア南部諸民族州 ゲデオゾーン コンガ村
標高1,780-1,870m
生産者小農家
収穫時期2019年10月~2020年1月
加工方式水洗式(ウォッシュト)
品種在来種
認証

“モカ” とはイエメンの港の名前に由来し、この港から出荷されるイエメンとエチオピアのコーヒーを指していました。
したがって “モカ” と呼ばれるコーヒーは多種多様ですが、この “モカ” はエチオピアの水洗式(ウォッシュト)です。
伝統的な乾式(ナチュラル)のモカとは一味違う、クリーンな清涼感のある風味が特徴です。

エチオピア イルガフェフェ ウォッシュト 乾燥工程

エチオピアでも最高評価を得ているのがイルガチェフェ地区です。
このコーヒー豆はイルガチャフェ地区の3つの村のコーヒー豆を味覚評価等で2つの村に絞りこみ、それらをブレンドして作り上げられたスペシャルロットです。

Coffee Bean Roasting, Ethiopia
Photo: Rod Waddington cc-by-sa-2.0

コスタリカ ソノラ 19/20

エリアセントラルバレー
標高1,200m
生産者ソノラ農園
収穫時期2019年10月-2020年3月
加工方式半水洗式 (ハニー)
品種カツアイ, ブルボン, etc.
認証レインフォレスト・アライアンス認証

スペイン語で「富める海岸」を意味するコスタリカ(Costa Rica)は、東西を太平洋とカリブ海に囲まれ,国土の中央に山脈が連なる美しい自然を有する国です。
近年では、豊かな自然を体感するエコツーリズムや、再生可能エネルギーへの取り組み等で注目される環境立国にもなっています。
そんなコスタリカでは自然との調和を大切にした環境に優しい方法でコーヒーが生産されています。

ソノラ農園は首都 San Jose から2時間のセントラルバレーに位置します。
その最大の特徴は精製で、ほとんど全てのコーヒーチェリーを半水洗式か乾式で生豆に加工しています。

半水洗式は「ハニープロセス」と呼ばれ、今やコスタリカのお家芸となっています。
今回コバルトではそのハニープロセスの生豆を入手し焙煎&提供する事にしました。
ご賞味いただければ幸いです。

コスタリカ ソノラ農園を経営する親子
ソノラ農園を経営する親子(AlbertoさんとDiegoさん)

コーヒー豆: グアテマラ メディナ ドライ 19/20

グアテマラ
エリアアンティグア地区
標高1,300-1,600m
生産者アルト・デ・メディナ農園
収穫時期2019年11月-2020年2月
加工方式乾式
品種ブルボン(50%), etc.
認証レインフォレスト・アライアンス認証

世界最良のコーヒー生産地の一つとして名高いグアテマラ アンティグア地区で、高いレベルで安定生産を続けているのがメディナ農園です。

グアテマラ アルト・デ・メディナ農園 コーヒーファーム

そのメディナ農園が新しくチャレンジを始めたナチュラル(乾式)加工によるコーヒー豆です。

グアテマラ アルト・デ・メディナ農園 看板

グアテマラ伝統のウォッシュト(湿式)とは一味違った風味を感じてみてください。

グアテマラ アルト・デ・メディナ農園  スタッフ

ラオス ジャイ ハニー 18/19

National Flag of Laos
エリアチャンパサック県ボラベン高原
標高900-1,300m
生産者ジャイ・コーヒー生産者協同組合
収穫時期2018年11月-2019年2月
加工方式半水洗式 (ハニー)
品種カティモール
認証

ラオスではGDPの22%を農業が占め、その中でもコーヒーは輸出される農作物のトップです。

アジアの他国より生産量が特別に多いという事はありませんが、日本にとってはラオスから最も輸入しているのがコーヒーであり、日本のコーヒー輸入国としても堂々の第9位です。

ラオスでのコーヒー収穫
Coffee harvest in Laos / Thomas Schoch / CC BY-SA 3.0

それにも関わらず、国内でほとんど一般に知られていないのは、インスタントコーヒー等に使われるロブスタ種の輸入が大部分で、ラオスのコーヒーとして店頭に並ぶ機会が少ないためです。

そんな中、オルター・トレード・ジャパン(ATJ)では2004年からアラビカ種コーヒー豆の生産支援、輸入を続けています。

ラオス南部のボラペン高原で、オーガニック(有機)認証こそありませんが、化学合成農薬&化学肥料を使用せずに手間ひまかけて育てられているコーヒーです。

これまではアラビカの中でもティピカ種の水洗式コーヒー豆に限定されていましたが、近年は品種や加工方式の多様化に取り組まれています。

今回コバルトでは半水洗式(ハニー)加工のカティモール種を選び、焙煎&提供します

半水洗式(ハニー)の加工では、果肉は剥ぎ取りますが、その下のヌメリは残ったままの状態で乾燥させます。

タンザニア ディープブルー 19/20

タンザニア国旗
エリアキゴマ地区
標高1,500m
生産者小農家
収穫時期2019年5月~8月
加工方式水洗式 (ウォッシュト)
品種N39
認証

タンザニアのコーヒー

タンザニアでは16世紀にエチオピアからロブスタ種のコーヒーが伝わったのが、コーヒーのはじまりです。

今のような焼いて挽いて湯をかけてという飲用では無く、コーヒ豆をハーブなどと一緒に噛んで刺激剤として使用されていました。

そこに、19世紀にドイツによってリユニオン島からのアラビカ種のコーヒーが持ち込まれ、現地人を使った強制的な栽培が始められます。

第一次世界対戦後も、イギリスが敗戦国のドイツに取って代わり、コーヒー生産は増加していきました。

その後、1977年イギリスからの独立による国営化、1991年の民営化を経て、現在に至っています。

日本での人気

日本では、ヘミングウェイ原作の映画「キリマンジャロの雪」をきっかけに、人気が高まったと言われています。

2017年の統計でも、イタリアに次ぐ第二位のタンザニアコーヒー輸入国となっており、タンザニアのコーヒー豆のシェアが高い事は、日本のコーヒーにユニークな特徴といえると思います。

ディープブルー

今回紹介するディープブルーは北部キリマンジャロ地区が有名ですが、この豆は発展中の西部キゴマ地区産です。

肥沃な赤土の土壌が、伝統地区に引けを取らない良質のコーヒーを産み出します。

エクアドル ナチュラレッサ 19/20

エリアマナビ地方
標高600-800m
生産者小農家
収穫時期2019年4月~9月
加工方式水洗式 (ウォッシュト)
品種カツーラ, ティピカ, クリオージョ
認証有機JAS
エクアドル ナチュラレッサ - コーヒーの苗床
コーヒー苗を運ぶヒト

エクアドルのコーヒー

エクアドルのコーヒーは19世紀半ばに持ち込まれます。

当初は事業としてあまり盛り上がりませんでしたが、カカオ産業が病気の脅威にさらされた1920年頃から増加していきました。

最初にコーヒーが導入されたのはマナビ地区です。

現在は他地区にも広がっていますが、今でもマナビ地区はアラビカ種の半分を産出する、エクアドル最大のコーヒー産地となっています。

今回紹介するナチュラレッサもマナビ地区の自然豊かな森で育つアラビカ種コーヒー豆です。

エクアドル ナチュラレッサ - コーヒー豆を運ぶロバ
コーヒー豆を運ぶロバ

ナチュラレッサ

オルター・トレード・ジャパンが1994年から四半世紀を超えて、輸入し続けているコーヒー豆です。

2001年には有機JAS認証を取得し、安定と信頼のオーガニックコーヒーとして毎年日本に届けられています。

勝手に作ったイメージキャラのナチュラレッサーさん (メス 4歳)