「カステラ」にコーヒー

カステラに合うコーヒーは?

今回はカステラです。

洋菓子のようですが、ポルトガルから伝わったお菓子が日本で独自に発展したもので、和菓子に属すようです。

神戸でも専門店以外では、和菓子屋さんで提供されているのを良く目にします。

今回も、新神戸にある和菓子屋「つるや本舗」さんの「かすていら」を調達してきました。

【合わせるコーヒー】

コーヒーは以下の3種類の焙煎度で用意しました。

・ハイロースト(中煎り) 「東ティモール レテフォホ
・フルシティロースト(深煎り) 「東ティモール レテフォホ
・イタリアンロースト(極深煎り) 「ブラジル ダテーラヴィラ

カステラに合うコーヒーは?

 

 

【ペアリング結果】

「1位 イタリアンロースト、2位 フルシティロースト、3位 ハイロースト」となりました。

●ハイロースト

コーヒー単体なら心地よい程度の酸味が、カステラの甘さによって際立ち、少しエグくなってくるようにッ感じます。

これは避けたほうが良さそうです(;´∀`)

●フルシティロースト

相変わらずのオールマイティーぶりです。

「とりあえずフルシティにしておけば大丈夫だろ」という安定感があります。

●イタリアンロースト

甘いカステラにはイタリンアローストのビターさがマッチします。

スモーキーな香りが平気なら、これが一番だと思います。

カステラは卵の香りが少しする程度ですので、たぶん大丈夫でしょう。

パサついた感じの、水分を吸い取られそうなカステラなら、薄めにたっぷり淹れるといいと思います。

【エピローグ】

日本では最初に長崎に伝わったと言われる、このコンビ。

「和菓子にコーヒー?」と訝しむ人でも、「これは大丈夫そう」と思える組み合わせでは無いでしょうか?

実際のところ、とても無難ですので、「カステラにはコーヒー」で行ってみてください( ´∀`)つc□~

つるや本舗 - かすていら (カステラ)

コーヒーをいつもより多く入れる時に気をつけたい2つの事

V60 5杯用ドリッパーとカリタのポット

年末年始が近づいてきました。

家族や親戚が集まり、いつもより多い量のコーヒーをまとめて淹れたい場面が出てくると思います。

今日はそんな時に意識したい点2つについて書いてみます。

【1. 濃くなりやすい】

普段コーヒー豆15gを使って1杯(150ml)が淹れてる人が、3杯(450ml)淹れるとします。

単純に比例計算すると、コーヒー豆は45gで必要となりますが、実際に45gで淹れると、1杯の時よりかなり濃いコーヒーになりがちです。

苦いコーヒーが濃くなるとより苦くなり、酸味があるコーヒーもいつも以上に酸味が強くなります。

これを避けるためには、少しコーヒー豆を減らすことで濃くなりすぎないように調整するといいです。

節約にもなりますしね( ´∀`)

濃くなる度合いは淹れ方にもよるので、実際にやってみた結果で調整するのが良いのですが、ざっくり2杯なら10%,3杯なら20%ほど減らす感じです。

例えば、俺の場合は 150ml 15g なら 450ml は 36gで淹れてます。

単純比例だと45gですがその8割で済んでます。

ハリオ V60 ドリッパーと月兎印ポットとカリタのポット

【2. 抽出時間が長くなりやすい】

3杯でも1杯の時と近い味を目指すなら、できるだけ、同じ時間で淹れ終わることが望ましいです。

当然、湯を注ぐスピードを速くする事になりますが、これが結構難しいです。

そもそも150mlで3分かけて淹れれるケトル(ポット)はかなり細口のはずです。

これで450mlを3分で淹れるには、「ちょっと速すぎでは?」と思えるぐらい、スピードアップ方向に注ぎ方を調整してみてください。

具体的には、以下のような事をやればスピードアップします。

・湯を太くする
・ケトルを回転するスピードを遅くする
・回転数を増やす

それでも、なかなか同じ時間で目的の量に達さないことが多いと思います。

その場合、30秒までの遅延は許容し、30秒超過した時点で、潔く抽出を打ち切り、不足分はケトルに残った湯を直接サーバに足すというのが、比較的味を損ねにくいと思います。

V60 5杯用ドリッパーとカリタのポット

【エピローグ】

以上2点挙げてみました。

できれば、2,3回予行演習しておくのがベターですが、なかなかそうもいかないと思います。

焙煎後の鮮度が良い前提の下、極端に酸味や苦味が強くないコーヒー豆を選んでいれば、十分みんなで楽しめるコーヒーになります。

思い切って行ってみましょう( ´∀`)_c□~

「干し柿」にコーヒー

今回は干し柿です。

自分の田舎は佐用というとこなんですが、手に入るのは普通の甘い柿ばかりで渋柿を自分で干す機会がありませんでした。

ところが、昨年、篠山のお客様が渋柿をくださったのをきっかけに、自分で作ってみたら意外に簡単に作れて、美味しく、すっかり気に入ってしまいました。

今年も同じお客様から渋柿を送っていただいて作った約30個を昨日食べきったところです。

最初干すのに少し手間がかかりますが、干してしまえばほぼ放置ですよ。

何と言っても、1日1個ずつ取って食べると、日々変わっていく風味を楽しめるのがいいです。

【合わせるコーヒー】

コーヒーは以下の3種類の焙煎度で用意しました。

・ハイロースト(中煎り) 「東ティモール レテフォホ
・フルシティロースト(深煎り) 「コバルトブレンド
・イタリアンロースト(極深煎り) 「ブラジル ダテーラヴィラ

 

干し柿とコーヒーのフードペアリング

【ペアリング結果】

「1位 フルシティロースト、2位 イタリアンロースト、3位 ハイロースト」となりました。

●ハイロースト

酸味、フレーバーが干し柿と合わず、違和感を感じます。
とりあえず、これは避けたほうが良さそうです(;´∀`)

●フルシティロースト

ダントツ1位でした。
とても相性がいいと思います。
干し柿にはフルシティで決まりでしょう( ´∀`)_c□~

●イタリアンロースト

干し柿はしっかり甘いので、イタリアンローストの苦味とは調和しますが、スモーキーな香りが干し柿に合わないです。

今回はスタッフ1名が干し柿が苦手のため、店主一人での評価です。

よって、いつも以上に主観まみれですので、ほんのご参考程度に Σ(´∀`;)

コーヒーの友も含めてのコーヒータイム。

自分で一手間かけた季節の和菓子となら、よりコーヒーが美味しくなるのではないでしょうか ( ´∀`)つc□

干し柿とハンドドリップ

2017年末 2018年始 営業スケジュール

コバルト 2017年末2018年始営業予定

年末年始の営業スケジュールをお知らせします。

2017年は12月31日17:00まで営業します。

2018年は1月3日9:30から営業します。

お休み中、コーヒー豆が切れないようにお気をつけくださいませ( ´∀`)_c□~

どうぞ、よろしくお願いします。コバルト 2017年末2018年始営業予定

 

コーヒー晩酌

お惣菜パンでコーヒー晩酌

最近SNSで「#コーヒー晩酌」 というハッシュタグを時々付けて投稿しています。

それを見ていただいたから、「何ですか、それ?」ってコメントいただいた事がありましたので、こちらのブログのほうに書いておくことにします。

【日本人はお酒に弱い】

お酒に強い・弱いは遺伝子型で決まっているそうです。

全ての人はNN型, ND型, DD型に分かれ、NNは「お酒に強い」、NDは「弱い」、DD型は「飲めない」です。

そして、白人や黒人はNN型が100%なのに、日本人はNN型56%, ND型40%, DD型4% となっており、お酒に弱い人種といえます。

参考 日本人の約半分はお酒に弱い!?|飲酒の基礎知識|お酒と健康|キリン

ベーグルサンドでコーヒー晩酌

【コーヒー晩酌とは】

DD型は最初から飲まないでしょうから、酔って醜態を晒している人はND型が多いと推測されます。

この遺伝子型は検査でわかるそうですが、俺は間違い無くND型だと思います。

お酒は美味しいと思うものもあるし、全く飲めなくは無いけど、生中2杯も飲むと、体中が赤くなり、頭が痛くなり、思考が鈍ります。

そんな俺は、アルコール摂取を少なく抑え、代わりにコーヒーを飲むライフスタイルを選びました。

「コーヒーに合う夕食を用意して、晩酌のお酒をコーヒーに替える。」

それを「コーヒー晩酌」と勝手に言ってます(;´∀`)

コーヒー晩酌のおかげで、お酒は週にコーヒー焼酎もしくはコーヒーウォッカを30mlだけになりました。

人生は3万日。

40代半ばの俺は半分過ぎてますので、残り1万日ぐらいでしょうか。

アルコールにやられて、残り日数を無駄に消化するのは避けたいと思います。

ご飯物でコーヒー晩酌

【エピローグ】

イギリスの産業革命は、お酒ばかり飲んでいたイギリス人が、コーヒーハウスに集まってコーヒーを飲むようになり、頭脳明晰な状態で会話するようになった事で起きたとも言われています。

今の日本でも、酒に酔って周りに迷惑をかけたり、自分の時間を浪費したりしてる人が、お酒の代わりにコーヒーを飲むようになれば、少し社会が良くなるかもしれない、そんな気もします。

お惣菜パンでコーヒー晩酌