コーヒーをいつもより多く入れる時に気をつけたい2つの事

年末年始が近づいてきました。

家族や親戚が集まり、いつもより多い量のコーヒーをまとめて淹れたい場面が出てくると思います。

今日はそんな時に意識したい点2つについて書いてみます。

【1. 濃くなりやすい】

普段コーヒー豆15gを使って1杯(150ml)が淹れてる人が、3杯(450ml)淹れるとします。

単純に比例計算すると、コーヒー豆は45gで必要となりますが、実際に45gで淹れると、1杯の時よりかなり濃いコーヒーになりがちです。

苦いコーヒーが濃くなるとより苦くなり、酸味があるコーヒーもいつも以上に酸味が強くなります。

これを避けるためには、少しコーヒー豆を減らすことで濃くなりすぎないように調整するといいです。

節約にもなりますしね( ´∀`)

濃くなる度合いは淹れ方にもよるので、実際にやってみた結果で調整するのが良いのですが、ざっくり2杯なら10%,3杯なら20%ほど減らす感じです。

例えば、俺の場合は 150ml 15g なら 450ml は 36gで淹れてます。

単純比例だと45gですがその8割で済んでます。

ハリオ V60 ドリッパーと月兎印ポットとカリタのポット

【2. 抽出時間が長くなりやすい】

3杯でも1杯の時と近い味を目指すなら、できるだけ、同じ時間で淹れ終わることが望ましいです。

当然、湯を注ぐスピードを速くする事になりますが、これが結構難しいです。

そもそも150mlで3分かけて淹れれるケトル(ポット)はかなり細口のはずです。

これで450mlを3分で淹れるには、「ちょっと速すぎでは?」と思えるぐらい、スピードアップ方向に注ぎ方を調整してみてください。

具体的には、以下のような事をやればスピードアップします。

・湯を太くする
・ケトルを回転するスピードを遅くする
・回転数を増やす

それでも、なかなか同じ時間で目的の量に達さないことが多いと思います。

その場合、30秒までの遅延は許容し、30秒超過した時点で、潔く抽出を打ち切り、不足分はケトルに残った湯を直接サーバに足すというのが、比較的味を損ねにくいと思います。

V60 5杯用ドリッパーとカリタのポット

【エピローグ】

以上2点挙げてみました。

できれば、2,3回予行演習しておくのがベターですが、なかなかそうもいかないと思います。

焙煎後の鮮度が良い前提の下、極端に酸味や苦味が強くないコーヒー豆を選んでいれば、十分みんなで楽しめるコーヒーになります。

思い切って行ってみましょう( ´∀`)_c□~