Black Eye(黒目豆)を使ったコーヒーあん作りの経過と今後

前回の投稿「スパイスストアの豆でコーヒー餡(Black Eye)」から半年になります。

その後も Black Eye は変えずにコーヒー餡を作ってましたが、このたび、残りを使い切ったら他の豆に変えてみる事に決めました。

今回はその考えに至った経緯と今後のプランについてです。

【そもそもの趣旨】

基本的にはコーヒー餡のレシピは白あんを作る時の水をカフェオレベースに変えるだけでいいと思ってます。

ただし、以下2点を加味し、別の豆でチャレンジしています。

・神戸には良いスパイス屋さんが豊富にあるのだから、面白そうな豆を使って、より低コストに作ってみる。

・どうせカフェオレベースで焦げ茶色に染まるのだから、白い豆である必要は無い。

【Black Eyeの振り返り】

最初に試した豆は White Lobia という名称で売られていた白インゲン豆でしたが、皮を1つずつ取る手間が大変だったため、その必要が無い豆にしようとしました。

ネットで調べてみると Black Eye という小さな豆も White Lobia と呼ばれていて、むしろ一般的に White Lobia とはこの Black Eye の事を差すようでした。

それを知って「このBlack Eyeという豆もきっとインゲン豆の仲間で、手亡のように小さいので皮を取らないで済むかも!」と安易に選んだのが Black Eye の使い始めです。

でも、使い続けてると、白インゲン豆ほどでは無いがしっかりした皮や、独特の香りが気になるようになり、改めて調べると、インゲン豆では無く小豆の仲間のササゲであることが判明。

(参考) 豆の分類 | 公益財団法人 日本豆類協会

アズキより皮が破れにくいとされるササゲは今回の用途には適さないと判断し、止めることにしました。

「赤くなくていいから、粒あんを低コストに作りたい」そんな用途ならいいのかもしれません。

ブラックアイ(Black Eye)
Black Eye はインゲンマメ属では無くササゲ属の一種でした Σ(´∀`;)

【今後のプラン】

まず、形状としてはダルを使ってみようと思います。

せっかくスパイス屋さんには、皮が無くて挽き割りになったダルがあるのだから、これを使わない手は無いと思います。

ホールビーンに拘る理由は特に無いですからね。

ダルなら柔らかくなるのも速いだろうし、皮由来の余計な風味が低減できそうです。

豆の種類は、餡の材料として定番のササゲ属、インゲンマメ属は一旦置いておいて、以下の3つを試してみます。

Masoor Dal (レンズ豆: ヒラマメ属ヒラマメ種)
Toor Dal (キマメ: キマメ属キマメ種)
Chana Dal (ヒヨコ豆: ヒヨコマメ属ヒヨコマメ種)

どれも1Kg 400円程度のお手軽価格です。

ブラックアイで作ったコーヒー餡
ササゲは、マッシャーを使っても、なかなか皮がやぶれません。

【エピローグ】

500gで買っても、使い切るのに半年はかかるので、かなりの長丁場になりそうです。

美味しい餡と、心地よいコーヒータイムを過ごしてまいりましょう ( ´∀`)つc□~

味正堂さんの「ゆず餅」

柚子餅(ゆず餅)とコーヒー

言わずもがなですが、小豆あんが好きです。

特に粒あん、小倉あんといった小豆の粒が残っているのが、食感がいいだけでなく、小豆の香味もしっかり感じられていて大好きです。

そんな奴なら、「粒あんや小倉あんの菓子が無い」→「こしあんのも無い」→「小豆あんを使っていない和菓子にしとくか」・・・となるのが普通と思います。

しかし、俺の場合は、粒あん&小倉あんが好きすぎて、こしあんしか選べない時は、「いっそのこと小豆を使っていない菓子にしよう」となる、ちょっと変態的な習性があるようです。

今日はそれが活性化した日。

粒あんのおはぎは数日前にいただいたばかり。

きな粉のおはぎがあるが、中はこしあん。

この時期にはレアな桜餅があるが、中はこしあん。

「それなら思い切って小豆を使っていない菓子にするか」と選んだのが柚子餅でした。

これが怪我の功名というか、とても美味しかったのです。

【初めての柚子餅 (ゆず餅)】

餅生地の上にトッピングされている柚子ピールだけでなく、中の餡にもすごく細かな柚子がちりばめられています。

わずかに塩味の効いてるような気がする生地にさっぱりした柚子あんがとても好く合います。

そういえば、柚子やかぼすの入った塩も美味しいですもんね。

きっと相性のいい組み合わせなんでしょう。

シティローストの微妙に酸味があるコーヒーとドンピシャでした。

柚子餅(ゆず餅)とコーヒー

【エピローグ】

立ち寄るたびに、品揃えに変化がある味正堂さん。

今日はくるみゆべしのような餅菓子を薦めていただきました。

またトルコ共和国記念日にロクム代わりにいただこうかと企んでます。

季節は食欲の秋。

ナイスなコーヒーの友と、心地よいコーヒータイムを過ごしてまいりましょう ( ´∀`)つc□~

アンパンマン コーヒー蒸らし

アンパンマンでコーヒーを蒸らす

ドリップでコーヒーを淹れてるみなさん、ちゃんと蒸らしてますかぁ?

うちのコーヒーレッスンを受けていただいた方なら、きっとやっていただいていると思います!

ストップウォッチをスタートすると同時に、コーヒーの粉全体が湿る程度の湯を注ぎ、40秒になるまで待つんでしたよね?

毎回、淹れ終わるまでの時間(抽出時間)を計る人なら、その過程で蒸らしの40秒も計れますが、そうで無い人はアバウトになりがちではないかと思います。

特にメリタ式では、蒸らしの後に湯を一気に注いで待つだけなので、抽出時間を計らない事が多いと思います。そうなると最初の40秒も測りませんよね?

そこで今回はこの40秒を時計に頼らず計る方法を紹介します!

それは、40秒のメロディを口ずさむことです(;´∀`)

俺の場合は「アンパンマンのマーチ」の1番です。

https://www.youtube.com/watch?v=nSS3y3KE5Ho

【1番】

何のために生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!

今を生きることで 熱い心燃える
だから君は行くんだ微笑んで

そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守るため

「何のために」と歌い始めると同時に蒸らしの湯を注ぎ、その後は「守るため」まで歌い切ってから、次の湯を注ぎます。

ちょうど40秒で蒸らし時間にピッタリな上に、なんといっても歌詞がいいですね~。

「今を大切に生きよう!」って気になります。

【2番】

何が君の幸せ 何をして喜ぶ
解らないまま終わる そんなのは嫌だ!

忘れないで夢を こぼさないで涙
だから君は飛ぶんだ何処までも

そうだ!恐れないでみんなの為に
愛と勇気だけが友達さ

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守るため

2番も当然40秒ですが、「愛と勇気だけが友達さ」で少し寂しくなるかもしれません。
お気をつけください(;´∀`)

アンパンマンでコーヒーを蒸らす
アンパンマンだけにアンパンなのは言うまでもありません(;´∀`)

【エピローグ】

ま、アンパンマンに限らず、お気に入りの40秒メロディーを口ずさんでみてくださいな。

これからコーヒーのいい季節になっていきます。

心地よいコーヒータイムを過ごしてまいりましょう ( ´∀`)つc□~

コーヒーレッスン「アイスコーヒーも作ってみよう編」9月開催のお知らせ

甘栄堂 さんの「福かすが」(つぶあん)とアイスコーヒー

9月のコーヒーレッスンは 11日 (火) に開催予定です。

5月から9月はアイスコーヒーを作る内容も加えて90分に拡大してやります。

時間: 10:00-11:30,14:00-15:30の1日2コマです。

既にレッスンのページから申し込み可能となっています。

どうぞ、よろしくお願いします( ´∀`)_c□~

甘栄堂 さんの「福かすが」(つぶあん)とアイスコーヒー
口の中の水分を吸い取られそうな最中にアイスコーヒーはいかがでしょうかー

カッテージチーズを作るのに円錐形ドリッパーで台形ペーパーフィルターを使う方法

以前に、カッテージチーズを作るのに円錐ドリッパーが便利な事を紹介しました。

今日はその補足編として、コスト削減などを目的に、円錐型のペーパーフィルターでは無く、100均やホームセンターなどで安価に手に入る台形のを使う方法を紹介します。

ドリッパーの方は穴の大きな円錐型のほうが水を切るのに優れていますので、ドリッパーは円錐型で、ペーパーフィルターだけ台形という組み合わせで行きます!

【台形ペーパーフィルターを円錐形ドリッパー用にする手順】

(1) 作る量にもよりますが、4杯用以上の台形フィルターを用意します。

これは100均では無くコーナンのオリジナル。

(2) 真ん中に縦の折り目をつけます。

円錐形ドリッパーで台形ペーパーフィルターを使う方法 2
次のステップで使う目印にするだけなので、軽く折れば十分です。

(3) 折り目に揃えるように片側を折ります。

円錐形ドリッパーで台形ペーパーフィルターを使う方法 3

(4) 裏返して、もう片側も同じように折ります。

(5) 広げて完成です。

【エピローグ】

カッテージチーズはともかく、コーヒーを淹れる時はちゃんと円錐ドリッパーに合ったペーパーを使ったほうがいいですよ~。

あと、ツナ缶の油切りも止めておいたほうがいいです。

暑かった夏も残りわずか。

心地よいコーヒータイムを過ごして参りましょう( ´∀`)つc□~

クリームチーズが無いときはカッテージチーズをさくっと作りましょう

コーヒー豆「エチオピア イルガチェフェ 17/18」焙煎開始

Traditional_Ethiopian_Coffee_Roasting

コーヒー豆「エチオピア イルガチェフェ 17/18」 を焙煎&提供開始しました。🔥

焙煎度はミディアムロースト(M)です。

ご購入量 価格
100g 520円
200g 1,000円 (100gあたり500円)
500g 2,400円 (100gあたり480円)

エチオピア ミスティバレーとの入れ替えです。

心地よいコーヒータイムに役立てば嬉しいです。☕

エチオピア コーヒーセレモニー (焙煎風景)

 

コーヒー豆: エチオピア イルガチェフェ 17/18

エリア 南部諸民族州 ゲデオゾーン イルガチェフェ地区 コンガ村, アリチャ村
標高 1,780-1,870m
生産者 小農家
収穫時期 2017年10月~2018年1月
加工方式 ウォッシュト
品種 在来種
認証

“モカ” とはイエメンの港の名前に由来し、この港から出荷されるイエメンとエチオピアのコーヒーを指していました。

したがって “モカ” と呼ばれるコーヒーは多種多様ですが、この “モカ” はエチオピアのウォッシュト(水洗式)です。

伝統的なナチュラル(自然乾燥式)のモカとは一味違う、クリーンな清涼感のある風味が特徴です。

エチオピア イルガフェフェ ウォッシュト 乾燥工程

エチオピア最高との評価を世界中で得ているイルガチェフェ地区の豆を、さらに2つの村にまで絞り、ブレンドして作り上げられたスペシャルロットです。

エチオピアのコーヒーセレモニー