エリア | タンザニア南西部 ムベヤ地区 |
標高 | – |
生産者 | Shongo (農家グループ名) |
収穫時期 | 2017年8月~2018年1月 |
加工方式 | ウォッシュト |
品種 | – |
認証 | – |
【タンザニアのコーヒーの歴史】
タンザニアでは16世紀にエチオピアからロブスタ種のコーヒーが伝わったのが、コーヒーのはじまりです。
今のような焼いて挽いて湯をかけてという飲用では無く、コーヒ豆をハーブなどと一緒に噛んで刺激剤として使用されていました。
そこに、19世紀にドイツによってリユニオン島からのアラビカ種のコーヒーが持ち込まれ、現地人を使った強制的な栽培が始められます。
第一次世界対戦後も、イギリスが敗戦国のドイツに取って代わり、コーヒー生産は増加していきました。
その後、1977年イギリスからの独立による国営化、1991年の民営化を経て、現在に至っています。
【日本での人気】
日本では、ヘミングウェイ原作の映画「キリマンジャロの雪」をきっかけに、人気が高まったと言われています。
2017年の統計でも、イタリアに次ぐ第二位のタンザニアコーヒー輸入国となっており、タンザニアのコーヒー豆のシェアが高い事は、日本のコーヒーにユニークな特徴といえると思います。
【エデンキリマンジャロとは】
日本ではタンザニアのコーヒーはキリマンジャロ地区産であるかどうかに関わらず、キリマンジャロという名前で提供されていたので、キリマンジャロの名のほうが馴染みある方が多いと思います。
そのキリマンジャロでは、近年、森林の減少が問題になっており、コーヒーも将来が危ぶまれています。
このエデンキリマンジャロは「失われゆくキリマンジャロの森の保護を支援する事が、美味しいキリマンジャロコーヒーの安定供給に繋がっていく」という思想で作られているコーヒーです。
タンザニア・ポレポレクラブというNGOを通じて、エデン・キリマンジャロの日本国内での販売量に応じた数の苗木がキリマンジャロの森に木が植えられる仕組みになっています