コーヒー生豆の加工方式の紹介を続けます。今回はナチュラル(自然乾燥式)です。
パーチメント、ミューシレージいった用語は初回記事をご参照下さい。
ナチュラル(自然乾燥式)は以下のプロセスでコーヒーチェリーから生豆が取り出されます。ウォッシュト(水洗式)と比べてシンプルな工程になっています。
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- 収穫
- まずは赤く熟したチェリーを摘み取る
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- 乾燥
- そのまま拡げて乾燥する
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- 脱殻
- 十分に乾燥してカリカリになったところを脱殻する
ナチュラル(自然乾燥式)はエチオピア、イエメンの伝統農法です。それがブラジルなどの水資源の乏しい産地で広がりました。当店でもブラジルはナチュラルのものを使っています。(14年4月時点)
そのように産地の自然環境等に対応して採用されてきたナチュラルですが、近年ではその特徴的なフレーバーが人気を集め、中米などで意図的に採用されています。そのうち当店でも紹介してみたいと思います。(高価でなかなか仕入れられないのです。(^^;))
次回はスマトラ式を紹介します。
写真はブラジル サント・アントニオでコーヒーチェリーを乾燥している光景です。ナチュラル (自然乾燥式) では、このように果肉がついたままの状態で乾燥させます。