お茶を選ぶようにコーヒーを選べばいいと思います

当店ではコーヒーは焙煎度で味が大方決まるので、まずお好みの焙煎度を決めて、その焙煎度の元で産地などを選んでいただき、入れる時もその焙煎度に適した抽出条件で入れていただくことをお勧めしています。

このことはお茶と比べるとわかりやすいと思いましたので、今回はそれを書いてみます。
以下の表を参照ください。

コーヒー
選び方STEP1 発酵度で緑茶か紅茶か等を選ぶ 焙煎度で浅煎りか深煎りか等を選ぶ
選び方STEP2 緑茶と決めたら、その中で産地等を選ぶ 深煎りと決めたら、その中で産地等を選ぶ
入れ方 緑茶に適した入れ方で入れる 深煎りに適した入れ方で入れる

お茶は発酵の度合いによって、緑茶、白茶、青茶、紅茶と分かれます。
その中で「緑茶にしよう!」と決めたら、次に静岡か京都か鹿児島かを選びます。
そして、入れるときも緑茶なら緑茶に適した入れ方で入れます。

コーヒーも同じです。
焙煎の度合いによって、浅煎り、中煎り、深煎り、極深煎りなどに分かれるので、まずはそれを決めます。
そして、「自分の好みは深煎りだ!」とわかったなら、深煎りの中から産地や加工方式などで選べばいいわけです。
「浅煎りのモカと深煎りのマンデリンのどちらにしよう?」と悩んでいるのは、お茶に例えると、静岡茶(緑茶)とダージリン(紅茶)のどちらにするかで悩んでいるようなものだと思います。
お茶の場合、そんな人いないと思いますが、これがありがちなのがコーヒーなんです。

そして、入れる時も緑茶と紅茶で入れ方が違うように、コーヒーも浅煎りと深煎りで抽出条件をかえたほうがいいということです。

焙煎度を決めるということは、緑茶がいいのか紅茶がいいのかはっきりさせるということです。そこが決まってれば、コーヒー豆屋で “スカ” を引く確率はグンと下がると思います。
好みにあったコーヒー豆をゲットして、美味しい一杯を入れてください。

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