【周辺スポット情報 8】 悟空

今回は当店近辺では「入りにくさ」では一二を争うかもしれないお店の紹介です。
でも、自分は近所ということもあって、何回か晩ゴハンに利用させていただいていますので、どんなお店か紹介させていただくことにしました。

当店前の旧西国街道を東へ進むと生田川の向こうに見えてくる、韓国料理のシコルチさんと中国料理の悟空さん。
カサンドラの門番、ライガ&フウガのようです。
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昔は喫茶店だったことがテントから覗えます。
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インターナショナルなエリアゆえ、入口横の貼り紙は三カ国語対応です。
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外観は少し入りづらいかもしれません。
自分もかかりつけの美容師さんからオススメしてもらってなかったら、一生入ることはなかったかもしれません。
でも入ってしまえばさほど問題はありません。
カウンター席にかければ、後は気さくな店主が対応してくれます。

毎回オーダーしているのは蒸し鶏。450円とは思えないボリュームです。
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主食はまだいろいろ試しているところですが、この時はニンニクヤキメシ(550円)を頼んで、お代は1,000円ジャストでした。
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これまたものすごいボリュームのヤキメシでしたが、店主曰く「ご飯が余りそうだったから」とのこと。
夜はあまり炭水化物を採らないようにしている自分にとっては微妙でしたが、そのサービス精神は嬉しかったです。

外観の写真は昼に撮ってますが、お店は夜だけの営業ですので、ご注意下さい。

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初ギシルは雲南産

ギシルの元

今日は定休日だったので、家でギシル(qishr)というコーヒーの殻からつくるお茶を淹れて飲んでみました。

当店で昨年の春節に焙煎・販売した中国・雲南省のコーヒー「粋」を飲んで、雲南のコーヒーに興味を持ち、なんと雲南に渡ってコーヒーの生産に携わっている、ものすごい行動力を持ったSさんという女性がいらっしゃいます。

そのSさんが最近日本に一時帰国されて、当店に立ち寄ってくださった際に、ギシルをいただきました。

コーヒーの故郷とも言われるイエメンでは、今日2種類のコーヒーが飲まれているそうです。
1つがコーヒー豆を挽いた粉から作られる「ブン」。
そしてもう1つが、コーヒーの実からコーヒー豆を取り出した殻から作られる「ギシル」です。

ギシルの元
夕陽が当たった状態で撮ったので色合いが変になってしまいました。

コーヒー豆は高価で取引される輸出用に回されるため、イエメンでのシェアはギシルのほうが多いそうです。

淹れ方は簡単で、ハーブや砂糖と一緒に煮だしたものを濾すだけです。

小鍋で煮出すだけです。
小鍋で煮出すだけです。

Sさんから「雲南小粒珈琲花蜜」という雲南のコーヒーの花から集められたハチミツをいただいていたので、今回はそれを砂糖の代わりに使うことにしました。この珈琲花蜜ですが、それ単体でもゼラニウムのような華やかな香りを発していたので、さらにハーブを加えることはしませんでした。

コーヒーの花から集めたハチミツです。
コーヒーの花から集めたハチミツです。

初めて飲むギシルは、色といい風味といいローズヒップティー(ハイビスカスが入ってないやつ)を思わせるような印象を持ったのですが、一緒に飲んだ人は「全く違う」と言っておりました。(^_^;)

ギシル
ギシルコーヒーの出来上がりです。紅茶やローズヒップティーのような赤い色です。

唯一飲んだギシルが雲南なので一般的なイエメンのものと比較してどうとかはわからないです。
抽出液より前に、材料の時点で生豆の加工方式が雲南はウォッシュトなのでパーチメント(下図の4)が混ざってないけど、イエメンはナチュラルだからパーチメントも混ざっている、とかいった物理的な違いもあるのかもしれません。

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ネットを見ると、ギシルを出しているカフェなどもあるようですので、ご興味がありましたら一度試してみてはいかがでしょうか。(オススメしているわけではないですよ。)

個人的にはカフェより中華料理屋のドリンクメニューに雲南のコーヒーやギシルがあったら面白いと思います。どのお店も「右へ倣え」といった感じで烏龍茶やジャスミン茶があるだけなので。

【周辺スポット情報 7】 京屋

第7回はお好み焼きの京屋さんを紹介します。
生田川系お好み焼きの京屋さん

「またお好み焼き?」と思われたでしょう?
たしかに、第4回でときちゃんを紹介しました。
しかし、生田川東側のお好み焼きは二号線より北か南かで大きく様変わりします。
北に位置するときちゃんは、鳥の肝焼きなど珍しいメニューはありますが、お好み焼きとしては一般的な「混ぜ焼き」です。北側は「混ぜ焼き」なんです。

これに対し、南側には神戸生田川系と呼ばれる、個性あふれる独自文化のお好み焼きが存在しています。今回の京屋さんはこの生田川系を代表するお店ですので、別に紹介することにしました。

神戸生田川系の特徴は大きく2つあります。
1つ目の特徴は「薄焼き」です。
大阪のキャベツ焼きや広島のお好み焼きのように薄く拡げた生地に具材を乗せて焼かれます。
薄焼きの場合、単品ではどうしてもボリュームが少なくなりがちなので、別にそば焼き(焼きそばのこと)などを注文される方が多いようです。
自分は単体で完結させたい派なので、モダン焼きを選ぶことが多いです。

そして2つ目にして最大の特徴が、各店の特製ヤンニョンジャンを付けて食べることです。
ヤンニョンジャン
これがヤンニョンジャンです。
もちろん付けるor付けないは自由ですが、個人的にはヤンニョンジャンの無い生田川系お好み焼きは、花椒の無い四川麻婆豆腐みたいなもんだと思います。

ヤンニョンジャンonどろソース
ヤンニョンジャンonどろソース

今回は「ヤンニョンジャン」on「どろソース」の辛い系コラボで味付けしました。
ポピュラーなのは、普通のお好み焼きソースとヤンニョンジャンの組み合わせのようです。

生田川系モダン焼きの完成です。
生田川系モダン焼きの完成です。

最後にネギをトッピングしてもらって完成です。

ネットの情報によると、生田川系にはこの京屋さん含めて四天王と呼ばれる4つの店があるようです。何軒かまわってみるのも面白そうですね。

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アースデイ神戸2015は出店を見送ります

5/4, 5/5に今年もみなとのもり公園でアースデイ神戸が開催されます。
当店は今年は出店を見送ることにしました。

5/4は月曜なので実店舗の営業日です。
以前ブログで「実店舗を営業しながら参加できる状態になれたらまた参加したい」と述べましたが、今はまだ至ってません。

他の出店者さんとブースをシェアして定休日の5/5(火)だけ参加できないか等も試みたのですが、今回は調整つきませんでした。

楽しみにしてくださったかたには、申し訳ない思いです。
2013,2014と連続で参加させていただいたので当店としても残念です。
またいつか戻ってきたいと思いますので、その時はよろしくお願いします。
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コーヒーは焙煎度によって淹れ方を変えることをオススメしています

当店では中煎り(ハイロースト)までの焙煎度のコーヒーと、中深煎り(シティロースト)以上の焙煎度のコーヒーでは抽出時間を変えることをすすめています。

下の写真のようにコーヒー豆のPOPには前者が2分30秒~3分, 後者は3分~3分30秒と記載しています。
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この理由は、焙煎が浅いと、「美味しい成分が出尽くして不味い成分だけが出続けている状態」になるのが早いからです。

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この写真は300ml抽出する時に50ml毎に器を変えたものです。
一番左が最初の50mlで、以降、右方向に順に並べてます。
左から右にいくにつれ、次第に色や味が薄くなるのは当たり前ですが、順番に飲んでいくとあるところで明らかに「まずっ!」と思えるポイントがあります。

その不味くなるポイントが、例えばフルシティ(深煎り)では左から4つ目なのに対し、ミディアムロースト(浅煎り)では3つ目だったりします。
だから、焙煎度が浅めのコーヒーは、比較的早く淹れ終えることをオススメしています。

早く淹れ終えるやり方には通常2つあります。

1つ目は、抽出のペースをあげる方法です。ハリオのV60円錐ドリッパー等なら落とす速度を調整しやすく、この方法で対応できます。一方、メリタなどの1つ穴で径が小さいものでは、難しいかもしれません。

2つ目は、早々に抽出を止めて、湯で薄める方法です。後で薄めるんだから、粉は多めにして濃く淹れておく必要があります。
この場合の注意点は、薄めるのに使う湯は臭くないものを使うことです。ドリップの場合は湯に臭いがついててもコーヒーの粉の層を通過する時に軽減されるのですが、薄める時の湯はカップやサーバに直接注がれることになるでしょうから、少し気をつかったほうがいいですよ、ということです。

この2つはどちらでもいいと思います。やりやすいほうでどうぞ。

最近、サードウェーブ等の影響か、酸味のある浅煎りのコーヒーを嗜好されるかたも増えてきたように思います。
浅煎りのコーヒーは不味くなりやすいので、以上のことをちょっとだけ意識してみてください。

イカナゴとチキンカツとコーヒー豆とベーグル

昨日Facebookページにイカナゴの釘煮の写真(下)を載せましたが、あれは「いただきもの」で、うちでは、釘煮はつくる習慣はありません。

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「やること(ToDo)リスト」を作ってそれを遂行していくのは大事ですし、多くの人は実際にリストを運用していると思います。
何かで読んだのですが、「やらないことリスト」も「やることリスト」と同じぐらい重要だそうです。理念やミッションといったものからブレないためにも、「これはやらない」と決めておくといいそうです。確かに理念云々もあるでしょうが、単純に、個々のリソースは限られているのだから、なんでもかんでも手を広げずに、やることをしぼって品質や生産性を高めることを目指すべきだと思います。

そんなわけで、イカナゴの釘煮はうちではつくらずに、外から調達すると決めました。チキンカツ(揚げ物類)も同様です。
なので、大安亭市場には頼りまくりです。

その代わり、コーヒー豆とベーグルは自分たちで焼くことにしました。
なので、「コーヒー豆とベーグルは外から調達する」と決めているかたのお役には多少たてるのではないかと思っています。

確定申告も「自分でやらない」と決めたいところですが、今はそうもいきません。
今夜は徹夜になりそうな予感です。

【周辺スポット情報 6】 みなとまち酒店

今回は二号線沿い、阪神電車の春日野道駅より少し手前(西)にある「みなとまち酒店」さんです。
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「酒店」となってはいますが、こちらの特徴はなんといっても「地ソース」です。
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神戸だけで無く、大阪、東京のソースなどもあり、ところ狭しと棚に並んでいます。
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神戸の地ソースは、灘区のプリンセスソース、東灘区のたからソース、長田区のばらソース、兵庫区のブラザーソースと充実のラインナップです。
でも、中央区のオリバーソースは置いてません。(^^)

用途や好みを伝えると、店主であり自称ソースソムリエの大川さんが、懇切丁寧にソース選びを手伝ってくれます。

今回は、大川さん自身もファンとおっしゃる、プリンセスソースの「とんかつ」をゲットしました。
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自家消費だけでなく、神戸の地ソースは贈り物にいいんですよね。
「東京や横浜の人に洋菓子あげてもなぁ・・・」そんな時に使い勝手がいいです。
帰省土産にもぜひ。

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