焙煎機のメンテンナスの頻度が示すもの

昨日は定休日を利用して、焙煎機の掃除、メンテナンスをやってました。

うちの焙煎機は容量3Kgでそれほど大きくないですが、ダクト、煙突も含めて掃除すると、半日ぐらいかかってしまいます。

それだけかかると営業日にやるのは無理があり、休日出勤となります。

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【メンテンナスの頻度が示すもの】

現在のメンテナンス頻度は3ヶ月に1回、年に4回ぐらいです。

焙煎機の取扱説明書では年に1~2回となってますので、それよりは頻度が上がってます。

何故頻度を増やしているかというと、コーヒー豆の焙煎量によって、必要な頻度が変わるからです。

焙煎すると焙煎機やダクトの内部にコーヒー豆のカスや油が付いて、排気が悪くなってきます。

排気が悪くなると、温度上昇の速度に影響が出たり、煙っぽい匂いが豆についてしまったりするので、汚れてきたら掃除して綺麗にする必要があるんです。

焙煎量が多いと早く汚れるので、当然メンテナンスの頻度を上げる必要があります。

豆屋が繁盛すれば焙煎量が増えますので、繁盛店ほどメンテナンス頻度が増えるわけです。

【まだまだこれから】

今は疎遠になってしまってますが、俺にはコーヒーを教えてくださった師がいます。

そのかたは、うちと同じ3Kgの焙煎機を毎月メンテナンスしておられます。

それに比べたら、うちのの3ヶ月に1回なんて、まだまだヒヨッコで、焙煎機を遊ばせてしまってるわけです。

より多くのお客様にうちのコーヒーを楽しんでいただけるようになって、毎月掃除しなきゃいけないぐらいになること。

まずは、それが師への恩返しだと思っています。

南京町 (神戸 中華街) 月餅ガイド

東栄商行さんに並ぶ月餅 made in Kobe

まもなく中秋の名月ですね。

この日に楽しむコーヒーの友は「日本人なら月見団子!」と言いたいところですが、月餅もとてもコーヒーによく合います。

今日は月餅を求めて南京町に行きましたので、見てきたばかりのフレッシュな情報をお届けします。

【南京町の月餅は大きくは2種類だけ】

南京町のあちこちの食料品店で見かける月餅ですが、製造元としては神戸(元町商店街)の友力食品さんと神奈川県川崎市にある廣記商行さんの工場の2箇所に集約されるようです。

※飲食店が独自に提供しているものは除きます。

前者は東栄商行さんにほぼ全種類が揃っているようです。

後者はもちろん、味覇(ウェイパー)でお馴染みの廣記商行さんの南京町本店で販売されてます。

南京町(神戸の中華街)の月餅
東栄商行さんには Made in Kobe の月餅がずらりと並んでます。

【てっとり早く全て見たいときは】

そういうわけなので、時間が無い時は、廣記商行さん、東栄商行さんの2軒を回れば、一通り全て見たことになると思います。

俺は「神戸の中華街なので神戸で作ってるものを・・・」と東栄商行さんを利用することが多いです。

元町商店街の友力食品まで足を運べば、より賞味期限の長いものを手に入れれることがあります。

以上、中華街 月餅 プチ情報でした。

月餅はぜひ自分で淹れたコーヒーとともに ( ´∀`)_c□~

月餅&コーヒー

続 コーヒーナップ (Iced Coffee Naps)

アッガイもオススメ。アイスコーヒーナップ。

今年の4月にFacebookのほうに仮眠の前にコーヒーを飲むことで、すっきり目覚める方法を紹介しました。

その後、夏が来て、蒸し暑い夜は、これをアイスコーヒーに替えてやってたら、なかなかいい結果でしたので、改めてブログにも書いてみます。

【コーヒーナップ(Coffee Naps)とは】

「続 コーヒーナップ」というタイトルをつけてますが、Facebook 見てないかたには「続」でも何でも無いので、以下の写真を再掲載します。

ダブルでスッキリ!

要は、コーヒーを飲んで、カフェインの覚醒作用が働く前に、仮眠をとって、起きたら仮眠&カフェインの覚醒効果でダブルスッキリというわけです。

【アイスコーヒーでやるメリット】

これをアイスコーヒーでやってみて良かったのは、スピーディにとりかかれることです。

コーヒーナップに頼りたくなるのは、次のようなシチュエーションが多いと思います。

「今日中にやりたい事がまだ残っている。」

「やり切ってから眠りにつきたい。」

「でも眠くて我慢できない。」

このような状況で、湯をわかすところからスタートするのは結構大変です。

そんな時に作り置きのアイスコーヒーがあれば簡単です。

「ちょっとだけ寝よう!」と決断したら、冷蔵庫から取り出したアイスコーヒーを飲んで、キッチンタイマーを20分にセットして、ベッドに横たわるだけです。

冷たい飲み物が欲しくなる夏には一石二鳥だと思います。

アッガイもオススメ。アイスコーヒーナップ。
アッガイもオススメ。アイスコーヒーナップ。

【注意点】

注意点というほどでもないのですが一点。

カフェインは高温の湯に溶けやすい成分なので、水出しだと溶ける量が少し減る可能性があります。

そのため、水出しのアイスコーヒーだと、ホットコーヒーや、ホットで淹れて急冷したアイスコーヒーに比べると、覚醒の効き目が落ちるということがあるかもしれません。

 【まとめ】

個人的に「やろう」と思ったらすぐできる Iced Coffee Naps が気に入ってます。

これから寒くなっても、アイスコーヒーをストックし続けようかと思ってるぐらいです。

若い頃は寝食惜しんでやれてた事でも、加齢に伴って、眠さに勝てなくなる事が増えてくる気がします。

「何が何でも、今日はやり切ってから寝るんだ!」

そんな時に、一度試してみてはいかがでしょうか(^^)

グアテマラのナチュラル

ラ・クプラ ナチュラル

2013年,2014年と取り扱っていましたグアテマラ ラ・クプラ農園のコーヒー生豆が届きました (^^)

ラ・クプラ ナチュラル

【帰ってきたラ・クプラ】

2015年は空白の1年となりましたが、2年ぶりに帰ってきました。

グアテマラといえば伝統的にはウォッシュト(水洗式)方式で加工された、クリーンなコーヒーのイメージですが、今回は当店のグアテマラとしては初となるナチュラル(自然乾燥式)のコーヒーです。

ナチュラルと言っても、ブラジルのナチュラルとは一線を画すもので、俗に「ワイニー」と呼ばれたりする、赤ワインに例えられるようなフレーバーが特徴となっています。

※ワイニーについては、コチラの過去記事を参照ください。

 【2種類のグアテマラ】

現在提供中のヌエバ・グラナダもまだ在庫がありますので、ラ・クプラの提供開始によって、グアテマラが2種類並ぶことになります。

 

コーヒーの風味を決める要素として影響大きいのは、1番目が焙煎度で2番目が加工方式と過去に書きました。

 

グアテマラの2種類は、以下の通り、この2つの両方ともが異なります。

 

  • グアテマラ ヌエバ・グラナダ(加工方式: ウォッシュト, 焙煎度: シティ)
  • グアテマラ ラ・クプラ(加工方式: ナチュラル, 焙煎度: フルシティ)

 

2つとも違えば同じ国の豆でも、香味は相当異なります。

誰が飲んでもわかる違いとなって現れると思いますので、興味ありましたら味比べしてみてください。

 

早ければ明日から焙煎&提供を開始しますので、もう少々お待ち下さい(^^)

無理なく持続可能性に貢献できるコーヒー

完熟コーヒーチェリー

今日の神戸はどうやら30度に届かず、久しぶりに真夏日を脱した模様です。

「今年は猛暑だったけど、来年はこんなこと無いだろう」と楽観視したいところですが、残念ながら期待薄のようです。

COP21のパリ協定で世界が取組む目標として合意されたのは、「2100年時点の気温を産業革命時代から2度以内の上昇に抑える」ことです。

先日のNASAの発表では今年の気温は既に産業革命時代から1.1度高くなっているとのことですので、あと0.9度までの上昇に抑えるのが世界共通目標ということになります。

つまり、世界がこれから取り組もうとしているのは、気温を今より0.9度上げないようにすることであって、気温が今より下がるなんてことは現実的では無いということです。

そりゃ、1年単位で見れば、「去年より気温が下がった」なんて年も今後出てくると思いますが、基本的には上昇基調です。

取り組もうとしているのは、温暖化の「抑止」ではなく「緩和」ということです。

さて、その緩和についてですが、温室効果ガスの排出量を減らすというアプローチに目がいきますが、吸収量を増やす(減らさない)というアプローチも忘れてはいけないことのように思います。

climatechange

昨日(9/4)のツキイチコンボで抜擢した「グアテマラ ヌエバグラナダ」と明後日(9/7)のブラジルイベントで対象となっている「ブラジル ダテーラサンライズ」は、どちらもレインフォレスト・アライアンス認証のコーヒー豆です。

レインフォレスト・アライアンスは(温室効果ガスを貯蔵することができる)森林を保護する取り組みですので、上記図(水色部分)の「吸収量を増やす(減らさない)」に貢献できるコーヒーなのだと考えています。

地球温暖化対策などは、日々の暮らしの中で無理なく取り組めることが大事だと思います。

コーヒーでいうと、いくら地球温暖化の緩和に貢献できる可能性があっても、やたら高いとか、美味しくないとかだったら、続けてられないと思うのです。

そういうわけで、当店では、無理なく支持していただけるレベルのコーヒーとして提供していきたいと思います。

もし、昨日や明後日のイベントがきっかけで試してみて気に入っていただいたなら、支持していただければ嬉しい限りです(^_^)

ブラジルコーヒーの概況とイベント(9/7)のお知らせ

9月7日のブラジル独立記念日にささやかなイベントを実施しますので、お知らせします。
また、そのブラジルのコーヒーの概況について簡単に紹介します。

【ブラジルーコーヒーの概況】

ブラジルといえばご存知のとおり、世界最大のコーヒー生産国です。
年間で約4,300万袋(1袋当たり60Kg)のコーヒー豆を作っています。

それでは消費はどうでしょうか。

コーヒーは途上国で換金作物として作られ、主に先進国に輸出されてそこで消費されるイメージを持たれるかもしれませんが、ブラジルは消費国としても世界第2位と上位にいます。
約2,000万袋が国内で消費されていますので、作ったうちの半分は自分たちで飲んでいるということになります。

1人あたりの平均を見ても年間5.9Kgです。日本(3.5Kg)と比較しても、かなりの量のコーヒーが飲まれていることがわかります。

飲用スタイルについてですが、自国が世界最大のコーヒー生産国のため、自国のコーヒーが多く飲まれているようです。
ただし、ブラジル内には産地がいくつかありますので、複数の産地のコーヒーを楽しんでいるようです。
日本で静岡、京都、鹿児島といろんな産地のお茶を楽しめるのと同じような感じでしょうか。

飲み方はエスプレッソにたっぷりの砂糖を入れてというのが主流のようですので、エスプレッソの本場イタリアと似ているのかもしれません。

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 【9/7 ブラジル独立記念日イベント】

さて、9月7日はブラジルの独立記念日です。
ブラジルのコーヒー豆「ダテーラ サンライズ 」をご購入いただいたかたに、ハーベストブラジルコーヒー味の小袋を1つプレゼントするイベントを実施します。

※先着30名分用意しています。
※小袋とは下の写真でカップの中に入っているものです。上の写真のではありません。(^_^;)
※シティロースト、イタリアンロースト、どちらでもOKです。
(ハーベストにはシティローストのほうがオススメです。)

このブラジルコーヒー味のハーベストはオリンピックにむけて東鳩さんから発売された商品で、オリンピックが終わった今となっては入手困難のようです。
既に近所のスーパーからは姿を消しています。

買い損ねたかたはぜひこの機をご利用ください(^_^)
よろしくお願いします。

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検証結果 (ヒマワリのその後 4)

7月末になんとか花を咲かせたヒマワリですが、どれも2つ目の花を咲かせることは無く枯れました。
種を取っておいてまた来年というのは無理そうです。
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でも、せまい穴で咲いただけでも頑張ってくれたのではないかと思います。

「狭さに耐えてよく頑張った!感動した!」

しかし、ここで「よく頑張ったな」で終わってはいけません。
元もとの目的は周囲の美化でした。

「散らかっている部屋に花を置けば片付けるようになるというのなら、ポイ捨ての多いストリートに花を咲かせればゴミが減るんじゃないか」
というのがそもそもの考えでした。

ヒマワリに隣接する約20平米の範囲(下の写真)で、毎朝拾うゴミの数をカウントしていましたので、その結果を見てみます。
P1060597

【結果】

7/11 3
7/13 4
7/14 2
7/15 1
7/16 0
7/17 3
7/18 2
7/20 1
7/21 4
7/22 3 咲き始め
7/23 1
7/24 2
7/25 2
7/27 1
7/28 1
7/29 1
7/30 0 満開
7/31 1
8/1 0
8/3 2
8/4 1
8/5 3
8/6 0
8/7 1
8/8 2
8/10 1 ほぼ散る
8/11 2
8/12 1
8/13 3
8/14 2
8/15 2
8/17 2
8/18 3
8/19 4

【考察】

花が咲いている間はすこ~し減ってる気がしないではないですが、有効だったのかどうかわかりませんね(^_^;)

データが少なすぎるので、また来年といわず、これからの時期に栽培できる花を探して育ててみます。

ヒマワリにこだわらないのなら、自分が好きな青色の花を咲かせたいと思います。ご期待ください(^_^)