先日投稿した記事で、コーヒー豆(粉)を湯に浸けて3分待つと書きました。
これに対して、フレンチプレス等の手順では4分とされていることが多いです。
フレンチプレス専用の4分固定のタイマーなんてのもあるんですよ。
今日は、そんな多数派(4分)に対して、うちは何故3分としているかについてです。
誤字じゃありませんよ(;´∀`)
【3分にしてるのは】
ハンドドリップでも、フレンチプレスでも、時間をかけすぎるとコーヒーの美味しい成分はもう出てないのに、不味い成分だけが増えていくという状態になります。
この状態を抽出オーバーと呼んだりします。
こうなるまでに抽出を終えてしまいたいところですが、かといって早すぎると薄くなるので、抽出オーバーにならない範囲で長めに時間をかけてというのが目指す所になります。
この抽出オーバーになる時間は、挽いたコーヒー豆の大きさに依存し、粗いほど遅くなります。
さて、4分or3分の話ですが、4分が推奨されているのは粗挽きの場合がほとんどです。
当店の標準は中粗挽きなので、4分だとやや長過ぎるので3分としてます。
【粗挽きにしてないのは】
3分の理由は以上ですが、「そもそも中粗挽きでいいのか?」という事について。
フレンチプレスで粗挽きにすべきという理由を見てみると、以下の2つがあるようです。
・細かいと粉が金属の網を通過してカップに入る
・ 細かいと金属の網が目詰りする
でも、実際に試してみたところ、粗挽きでもカップに微粉は入るし、中粗挽きでも目詰まりはしないしで、大差無いという結果でした。
先日の記事のやり方の場合は、紙で濾すので、なおさら中粗挽きで大丈夫です。
【まとめ】
抽出時間は器具というよりもコーヒー豆の粒度(細かさ)に合わせるという考えです。
ただ、中粗挽き3分は単にうちのおすすめなので、まず挽き方を決めて、その挽き方のもとで、一番美味しいと感じる抽出時間を探ってみてはいかがかと思います。