東ティモール レテフォホ 21/22

エリアエルメラ県レテフォホ村
標高1,450-2,100m
生産者カフェ・タタマイラウ
収穫時期2021年6月~9月
加工方式ウォッシュト
品種ティピカ, etc.
認証有機JAS, Euro Leaf, USDA

標高1450メートルを超える高地にあるエルメラ県レテフォホ村でつくられているコーヒーです。

東ティモールはアラビカ種とカネフォラ(ロブスタ)が自然交配したハイブリッド品種のコーヒーが多く栽培されていますが、このコーヒーはアラビカの伝統品種ティピカを主としています。

日本のNGO(Peace Winds Japan)が、東ティモール独立後の自立を支援するフェアトレードコーヒーとして2003年からスタートしました。

現在では単にフェアトレードコーヒーという枠にとどまらず、コーヒー栽培の理想郷とも言える豊かな土壌で育まれた高品質なオーガニックコーヒーへと発展し、安定供給を続けてくれています。

Peace Winds Japan による動画です。このコーヒーへの取り組みや想いがレテフォホの風景と共に語られてています。
Authorized Dealer of Timor-Leste Coffee "Letefoho"

ブラジル ゴールデンマウンテン 21/22

ブラジル国旗
エリアミナスジェライス州カルモデミナス地区マンチケラ
標高1,100-1,300m
生産者ヴァーレ ド リオ ヴェルデ 生産者組合
収穫時期2021年6月~7月
加工方式乾式 (ナチュラル)
品種イエローブルボン
認証

マンチケラはミナスジェライス州の南、長さが約500㎞もあるマンチケラ山脈のミナスジェライス側に位置しています。

世界最大のコーヒー生産国だけに栽培エリアも多岐に渡りますが、その中でも近年品評会などで高い評価を得ている地域です。

ブラジルのコーヒーというと大規模農園による生産をイメージしがちですが、このコーヒーは小規模農家主体で作る希少種イエローブルボンのコーヒー豆を集めたロットです。

黄色い果実となるイエローブルボン種は完熟の見極めが難しいと言われますが、生産者組合(COCARIVE)の技術指導によって、良い品質のコーヒー豆が作られています。

黄色いコーヒーチェリーを果肉がついたまま乾燥させます。銀杏みたいですね(^^)

ブラジル アルタ モジアナ 20/21

ブラジル国旗
エリアモジアナ
標高1,000-1,350m
生産者約100の小農家
収穫時期2020年6月~8月
加工方式乾式 (ナチュラル)
品種カツアイ, ムンドノーボ
認証

ブラジルは世界最大のコーヒー生産国で、世界全体の生産量の約3割を占めています。

日本が輸入しているコーヒー生豆も約3割がブラジル産です。(2020年時点)

平地にある大規模農園では機械化が進んでいますが、このコーヒー豆は比較的標高の高いモジアナ地区の山岳地帯で栽培され、厳選された100の小農家が100%手摘みで収穫しています。

人が程よく熟したコーヒーチェリーを選んで摘んだコーヒーチェリーを集めることが、安定した品質のコーヒー生豆を生成することに寄与しています。

グアテマラ メディナ 20/21

グアテマラ
エリアアンティグア地区
標高1,300-1,600m
生産者アルト・デ・メディナ農園
収穫時期2020年11月-2021年2月
加工方式水洗式
品種ブルボン(50%), パカス(50%)
認証レインフォレスト・アライアンス認証

グアテマラのコーヒー栽培は19世紀に始まりました。
生産量は世界12位ですが、日本の生豆輸入先としては第5位で2019年は約3万トンを輸入しています。

同国の優良産地として名高いアンティグア地区の中でも、トップクラスの農園&精選工場を有するのがメディナ農園です。

グアテマラ アルト・デ・メディナ農園 看板

近年はアメリカなどからの要望に応えるべく、乾式(ナチュラル)加工にも積極的取り組まれています。

コバルトでも昨年は乾式の生豆を焙煎&提供しましたが、今年は水洗式加工を選びました。

グアテマラの王道とも言える、アンティグアの水洗式コーヒー豆をお楽しみください。

グアテマラ アルト・デ・メディナ農園  スタッフ

グアテマラ グアルバドル アナエロドライ 20/21

グアテマラ
エリアフティアパ県アテスカテンパ
標高1,370-1,500m
生産者グアルバドル農園
収穫時期2021年1月~3月
加工方式嫌気発酵(アナエロビック), 乾式(ナチュラル)
品種パーカス
認証

農園がグアテマラとエルサルバドルにまたがっているので、グアルバドル農園だそうです。

農園のあるニューオリエンテ地区はグアテマラの中でも歴史あるコーヒー栽培地域です。

一帯は火山地域で、ミネラルがバランスよく含まれた土壌になっています。

嫌気発酵(アナエロビック) とは、コーヒーチェリーを密閉した状態で発酵させることで、通常の発酵とは異なる微生物の働きにより特異なフレーバーを生み出すことを狙った方法です。

このコーヒーの場合は、チェリーを密閉袋に入れて6日間嫌気発酵した後、天日乾燥させています。

インドネシア マンデリン ドロサングル 20/21

National Flag of Indonesia
エリアスマトラ島北部 ドロサングル地区
標高1,400m
生産者小農家
収穫時期2020年10月~2021年3月
加工方式スマトラ式 ( ウェットハル)
品種
認証

インドネシアはエチオピア、イエメンの外でコーヒーが栽培された最初の国です。

インドネシアを植民地支配していたオランダによって持ち込まれ、1711年にはヨーロッパへの輸出が始まっています。

2020年ではブラジル、ベトナム、コロンビアに次ぐ世界第4位の生産国となっています。

日本においては第6位の輸入先となっており、特に「マンデリン」は多くの人に愛飲される人気銘柄となっています。

トバ湖
Lake Toba, Ace King Hutauruk, CC BY-SA 4.0

「マンデリン」とはそのまま特定のコーヒー生産地を表す名称ではなく、スマトラ島北部で生産されるアラビカコーヒーの総称です。

そのためマンデリンの生産地は広大なスマトラ島北部に広がり、小農家から寄せ集める事に起因するバラツキが生じがちで、品質管理が難しくなっています。

Indonesia Mandheling Dolok Sanggul - coffee cherries

このマンデリンは輸出業者の間で優良産地として知られるドロサングル地区で栽培&収穫されたコーヒーチェリーに限定されています。

それらをサイズ、重量で選別した後、さらにハンドピックを3回繰り返す事で、大粒で中身の詰まった良質のマンデリンとなっています。

(当店でも焙煎の前と後に繰り返しハンドピックしてます^^;)

Indonesia Mandheling Dolok Sanggul - pulping coffee cherries
果肉取り除き中

エルサルバドル オーロラバド 20/21

エリアサンタアナ県テカパ火山周辺
標高1,200-1,500m
生産者エル ボルボロン
収穫時期2020年12月~2021年2月
加工方式水洗式 (ウォッシュト)
品種ブルボン, パカス, パカマラ
認証

エルサルバドルにおけるコーヒー生産は19世紀に始まり、中米の最小国にも関わらず、20世紀後半には世界4位の生産国になるまでに発展します。

その後は内戦を経て生産量を落としますが、今世紀に入ってのスペシャルティコーヒーブームの中で良質のコーヒー生産国として名を馳せています。

今回、焙煎&提供させていただくのは、そのエルサルバドルの中でも屈指の品質と評されているエル ボルボロンのコーヒー豆です。

テカパ火山周辺で採れた完熟チェリーから、水洗、乾燥、脱穀、輸出までを一貫して管理する事で、良い状態のコーヒー生豆をを世界中に送り出しています。