ブラジル ゴールデンマウンテン 22/23

ブラジル国旗
エリアミナスジェライス州カルモデミナス地区マンチケラ
標高1,100-1,300m
生産者ヴァーレ ド リオ ヴェルデ 生産者組合
収穫時期2022年6月~7月
加工方式乾式 (ナチュラル)
品種イエローブルボン
認証

マンチケラはミナスジェライス州の南、長さが約500㎞もあるマンチケラ山脈のミナスジェライス側に位置しています。

世界最大のコーヒー生産国だけに栽培エリアも多岐に渡りますが、その中でも近年品評会などで高い評価を得ている地域です。

ブラジルのコーヒーというと大規模農園による生産をイメージしがちですが、このコーヒーは小規模農家主体で作る希少種イエローブルボンのコーヒー豆を集めたロットです。

黄色い果実となるイエローブルボン種は完熟の見極めが難しいと言われますが、生産者組合(COCARIVE)の技術指導によって、良い品質のコーヒー豆が作られています。

黄色いコーヒーチェリーを果肉がついたまま乾燥させます。銀杏みたいですね(^^)

ブラジル カフェ・サウダージ 21/22

ブラジル国旗
エリアアルタ・モジアナ
標高1,000-1,350m
生産者アトランティカコーヒーが生産指導する約100の小農家
収穫時期2021年6月~8月
加工方式乾式 (ナチュラル)
品種イエローブルボン(60%), カツアイ, ムンドノーボ
認証

ブラジルは世界最大のコーヒー生産国で、世界全体の生産量の約3割を占めています。

日本が輸入しているコーヒー生豆も約3割以上がブラジル産です。(2021年時点)

平地にある大規模農園では機械化が進んでいますが、このコーヒー豆は比較的標高の高いモジアナ地区の山岳地帯で栽培され、厳選された100の小農家が100%手摘みで収穫しています。

人が程よく熟したコーヒーチェリーを選んで摘み集めることが、品質のバラツキが少ない良いコーヒー生豆を生成することに寄与しています。

大正時代にブラジル移民政策へ尽力した水野龍氏が、サンパウロ州政府からのコーヒー生豆無償提供をうけて開いたカフェーパウリスタによって大衆に広まったコーヒーを「日本本来のコーヒー」と言っていいのではないかと思います。

そこで飲まれたコーヒー豆の焙煎度はかなりの深煎りで、当時のすさまじい売れ行きから察するに、焙煎後の鮮度はかなり良かったのではないかと思われます。

コバルトでは、ブラジルの極深煎りコーヒー豆を定番として提供し続けていきたいと思っています。

東ティモール レテフォホ 22/23

エリアエルメラ県レテフォホ村
標高1,450-2,100m
生産者カフェ・タタマイラウ
収穫時期2022年6月~9月
加工方式ウォッシュト
品種ティピカ, etc.
認証有機JAS, Euro Leaf, USDA

標高1450メートルを超える高地にあるエルメラ県レテフォホ村でつくられているコーヒーです。

東ティモールはアラビカ種とカネフォラ(ロブスタ)が自然交配したハイブリッド品種のコーヒーが多く栽培されていますが、このコーヒーはアラビカの伝統品種ティピカを主としています。

日本のNGO(Peace Winds Japan)が、東ティモール独立後の自立を支援するフェアトレードコーヒーとして2003年からスタートしました。

現在では単にフェアトレードコーヒーという枠にとどまらず、コーヒー栽培の理想郷とも言える豊かな土壌で育まれた高品質なオーガニックコーヒーへと発展し、安定供給を続けてくれています。

ピースウィンズ・ジャパンさんによる20年間の取り組みを紹介する動画です。

コーヒーは穀物や野菜などと違い、嗜好品に分類される飲食料品です。

無くても生きていける嗜好品だからこそ、なるべくなら他の生命に迷惑をかけずに嗜むのが良いのではないかと思います。

コバルトでは他の生命に迷惑をあまりかけてなさそうなコーヒー豆を積極的に扱っていきたいと思っています。

コスタリカ アキアレス 21/22

エリアカルタゴ州 トリアルバ アキアレス地区
標高1,200-1,350m
生産者アキアレス農園
収穫時期2021年10月-2022年3月
加工方式水洗式
品種カツーラ, カツアイ, カティモール
認証レインフォレスト・アライアンス認証

スペイン語で「富める海岸」を意味するコスタリカ(Costa Rica)は、東西を太平洋とカリブ海に囲まれ,国土の中央に山脈が連なる美しい自然を有する国です。

近年では、豊かな自然を体感するエコツーリズムや、再生可能エネルギーへの取り組み等で注目される環境立国となっています。

アキアレスはコーヒー農園でありながら、コミュニティでもあります。

敷地内に住居、学校、病院そして教会などを有しており、約2千人が生活を送っています。

2003年にレインフォレスト・アライアンス認証を獲得、2013年にはカーボンニュートラルを達成しており、環境に配慮した農法で良質のコーヒー豆を作り続けています。

グアテマラ メディナ ドライ 21/22

グアテマラ
エリアアンティグア地区
標高1,300-1,600m
生産者アルト・デ・メディナ農園
収穫時期2021年11月-2022年2月
加工方式乾式
品種ブルボン(50%), etc.
認証レインフォレスト・アライアンス認証

グアテマラのコーヒー栽培は19世紀に始まりました。
生産量は世界11位ですが、日本の生豆輸入先としては第5位で2021年は約2万トンの生豆を輸入しています。

同国の優良産地として名高いアンティグア地区の中でも、トップクラスの農園&精選工場を有するのがメディナ農園です。

そのメディナ農園が近年チャレンジを始めたナチュラル(乾式)加工によるコーヒー豆です。

グアテマラ伝統のウォッシュト(湿式)とは一味違った風味を感じてみてください。

東ティモール マウベシ 21/22

エリアアイナロ県マウベシ郡
標高1,300-1,800m
生産者COCAMAU (新生マウベシコーヒー生産者協同組合)
収穫時期2021年6月~9月
加工方式ウォッシュト
品種ティピカ, etc.
認証有機JAS

標高1,300-1,700mの山間部に位置するアイナロ県マウベシ郡で有機栽培で作られているコーヒーです。

日本のNGO(パルシック)が適正価格での買い取りだけで無く、コーヒーの加工技術向上、協同組合運営のバックアップ等の支援を2002年から続けています。

パルシックさんによるコーヒー産地オンラインツアーの動画です。
生産者の情報だけでなく、コーヒーの収穫、加工といった一連の流れを見学できます。

パプアニューギニア トロピカルマウンテン 22/23

エリア
標高1,500m~
生産者
収穫時期2022年5月~7月
加工方式ウォッシュト
品種ティピカ, etc.
認証

パプアニューギニアのコーヒー栽培は1920年代後半にジャマイカのブルーマウンテンが植えられてスタートします。

インドネシアと隣接していますが、文化的にも民族的にもインドネシアとは異なり、コーヒーもマンデリンとは全く別物です。

コーヒーの生産形態は農園によるものと小農家から集めるものの両方があります。

トロピカルマウンテンは、パプアニューギニアの政府機関 (CIC) と日本の商社 (兼松) との共同プロジェクトによって作られているコーヒーで、形態としては小農家型です。

一般的には農園に比べ生豆の品質にバラツキが出ると言われる小農家型ですが、トロピカルマウンテンでは外部業者に委託しての品質監査や、「標高1,500m以上」といった独自の厳格な基準を取り入れることによって、品質を安定させることに成功しています。