インド チャンドラヒルズ 23/24

インド国旗
エリアカルナータカ州チクマガロール地区ムディゲレ・タルク
標高1,100-1,400m
生産者クメールゴデ農園
収穫時期2023年12月-2024年1月
加工方式水洗式
品種S795, SL9, Cauvery, Chandragiri
認証

インドは紅茶生産国として名高いですが、コーヒーも世界7位(2020年時点)の生産国です。
その歴史はエチオピア、イエメンについで長く、17世紀にババブータンというムスリムがイエメンから7粒のコーヒー豆を持ち帰ったのが始まりと言われています。

その後、イギリスの植民地支配によってコーヒーの生産&輸出が盛んになりました。

日本のコーヒー輸入先としてインドは第21位(2020年時点)とマイナー感を否めません。

しかし、日本最古のコーヒー店と言われる神戸の放香堂が最初に提供していたのがインド産ですので、神戸のみならず日本にとっても、ゆかりあるコーヒーと言えると思います。

当店では「神戸のご当地コーヒー」として、できるだけラインナップに含めておきたいと考えています。

神戸市立博物館1Fに展示されている「豪商新兵 湊の魁」

今回当店で焙煎&提供させていただくクメールゴデは、ケラチャンドラグループの運営する歴史ある農園で、英国植民地支配下の1921年に操業が開始されました。

ケラチャンドラグループはインドのカルナタカ州チクマガルール、ケララ州ワイナード、ケララ州コッタヤム3つの地区に合計6000エーカー(24キロ平方メートル)の農園を運営しています。

従業員は全ての地域を合わせて2400名を超え、農園の品質管理から、天日乾燥や水洗式の精選、中間物流、輸出手配まで一貫して自社で行うことが可能なため、高い品質を保ち、流通の透明性を保つことが可能となっています。

ペルー ベロニカ 23/24

エリアクスコ州キジャバンバ地方
標高800-2,000m
生産者コクラ・コーヒー生産者協同組合(COCLA)
収穫時期2023年4月-9月
加工方式水洗式
品種カトゥーラ, カティモール, ブルボン, ティピカ, etc.
認証有機JAS, 国際フェアトレード(FLO)

ペルーは世界8位のコーヒー生産国です。(2023年時点)

中でもオーガニック認証やフェアトレード認証のコーヒー豆は欧米NGO等の支援を受けて発達し、世界でもトップクラスとなっています。

Machu Picchu
Machu Picchu

今回当店で焙煎&提供させていただくコーヒーも、世界遺産マチュピチュで有名なクスコ州にある生産者組合COCLAが作るオーガニック&フェアトレードのコーヒー豆です。

組合員のほとんどが家族経営的な小規模生産者で、有機的な方法で、良質のコーヒーを栽培しています。

コーヒーは穀物や野菜などと違い、嗜好品に分類される飲食料品です。

無くても生きていける嗜好品だからこそ、なるべくなら他の生命に迷惑をかけずに嗜むのが良いのではないかと思います。

コバルトでは、生命の間で調和が保たれるよう努めつつ作られてそうなコーヒー豆を積極的に扱っていきたいと思っています。

コロンビア サウスウィラ 23/24

エリアウィラ県南部 パレルモ山脈
標高1,350-1,500m
生産者サン・ラファエル農園
収穫時期2023年11月~12月
加工方式水洗式 (ウォッシュト)
品種カトゥーラ, ティピカ, カトゥアイ
認証

コロンビアはブラジル、ベトナムに次ぐ世界3位のコーヒー生産国で、日本のコーヒー豆輸入先としても第3位となっています。(2022年時点)

今回、当店で焙煎&提供させていただくのは、ウィラ県南部パレルモ山脈の険しい土地にひっそり佇むサン・ラファエル農園のコーヒーです。

ウィラの豊富な天然水を存分に活かした水洗式加工で、高品質なコーヒー豆が生み出されています。

コロンビア マグダレナ 23/24

エリアウィラ南部サンアグスティン
標高1,500-2,000m
生産者ウィラ南部の複数農園
収穫時期2024年1月
加工方式水洗式 (ウォッシュト)
品種カスティージョ, コロンビア, カトゥーラ, etc.
認証

コロンビアはブラジル、ベトナムに次ぐ世界3位のコーヒー生産国で、日本のコーヒー豆輸入先としても第3位となっています。(2022年時点)

コロンビアマグダレナ (29).JPG

そんな大生産国コロンビアのコーヒーの中から、今回当店で焙煎&提供させていただくのは、コロンビアの中でもコーヒーの名産地として名高い、ウィラ県サンアグスティンで採れた豆から厳選されたロットです。

コロンビアマグダレナ (12).JPG

輸出業者および輸入業者の双方でスクリーン選別・カップテスト等が繰り返され、厳選されたスペシャルロットに作り上げられています。

タンザニア キリマンジャロ 23/24

タンザニア国旗
エリアタンザニア北部キリマンジャロ山
標高1,400-1700m
生産者Kilimanjaro Native Coop Union(KNCU)
収穫時期2023年11月-2023年12月
加工方式水洗式
品種ブルボン, N39, ニャサ, コンパクト
認証

タンザニアのコーヒー「キリマンジャロ」は映画「キリマンジャロの雪」のヒットで、日本で人気銘柄となりました。

コーヒー生産量は世界第19位ですが、日本の輸入元としては第7位となっています。(2023年時点)

その人気ゆえか、日本では「キリンマンジャロ地区産で無くても、ブコバ地区以外で採れたアラビカコーヒーならキリマンジャロと名乗れる」という緩いルールが適用されています。

キリマンジャロ山

そんな中、このコーヒー豆はキリマンジャロ山麓で、収穫、果肉除去、発酵、乾燥といったパーチメントまでの加工作業を生産者自身で行う、正真正銘のキリマンジャロコーヒーです。

キリマンジャロ山麓の肥沃な火山灰土壌で、良質なコーヒーが育まれています。

水洗式

ニカラグア サンタリタ 23/24

ニカラグア国旗
エリアヒノテガ県イザベラ山脈エルドラド
標高1,000-1,250m
生産者サンタ・リタ農園
収穫時期2023年12月~2024年3月
加工方式ウォッシュト
品種カトゥーラ, カトゥアイ, マラゴジぺ, ジャバ
認証

ニカラグアのコーヒー生産は19世紀に始まり、現在では第一位の輸出品となっています。

輸出先は欧米が多く、日本のコーヒー生豆輸入国としては2023年は12位でした。

今回当店で焙煎&提供させていただくのは、ダニア・バルトダーノとデジレ・ペレイラ、起業家精神に溢れた2人の女性が、内戦で荒れ果てた土地から創り上げたサンタリタ農園のコーヒーです。

現在も女性主導で高品質なコーヒーを作り出す事をミッションに掲げ、取り組んでいます。

コスタリカ コーペアグリ 23/24

エリアサンホセ州タラマンカ地域チリポ
標高1,450-1,650m
生産者CoopeAgri協同組合に所属する981の小規模農家
収穫時期2023年12月-2024年2月
加工方式水洗式
品種カトゥーラ, カトゥアイ
認証

スペイン語で「富める海岸」を意味するコスタリカ(Costa Rica)は、東西を太平洋とカリブ海に囲まれ,国土の中央に山脈が連なる美しい自然を有する国です。

同国では近年はハニーと呼ばれる半水洗式のコーヒー豆が脚光を浴びていますが、この豆は伝統的な水洗式で加工・精選されており、スッキリ感のあるコーヒーに仕上がっています。