前回書きましたように、コーベー第4弾「かやぶき」は、コバルトがある葺合地区の名前の由来とされる「茅葺」からとっています。
名前だけではなく、ベーグルそのものも地域性にマッチしたものを目指しましたので、今回はそれについて紹介します。
【外観】
茅葺屋根からイメージされる均一な茶褐色のベーグルにしたいと思いました。
コーベーは自家焙煎のコーヒー豆から抽出した濃縮液で生地を仕込むので、茶褐色にはなるのですが、これまでのコーベーのようにチョコチップやナッツなどの具材がベーグルの表面に出ていると、「均一な茶褐色」では無くなります。
今回は均一性に拘り、多少手間がかかっても、混ぜ込まずに巻き込むタイプにしました。
【構成】
では、何を巻き込むか?ということになりますが、やはり活かしたいのは地域ならではの食材です。
5年間ここで暮らした俺が、葺合地区の「地域ならでは」として浮かぶのは、和菓子、ナッツ、餡、韓国食品といったところです。
この中で韓国食品は他と一線を画すので、ナッツ、餡を使用した和菓子風ベーグルでいくことにしました。
積み重ねる文化の洋菓子に対し、和菓子は包む文化。
茶褐色のコーヒー生地の中にクルミと小豆あんを包んだベーグルです。
【エピローグ】
小豆餡を使った和菓子とコーヒーは日本が誇るペアだと常日頃から思っているのですが、それを1個のベーグルの中で表現できていると感じています。
地域性に拘った反面、肝心の味がイマイチ・・ということは無いと思います(;´∀`)
作る日は少ないですが、タイミングがあえばぜひご賞味いただきたいと思います( ´∀`)つc□~