えー、先日のことですが、お客様からタイトルの質問をいただきました。
「クッキーに使うコーヒー豆の焙煎度はどれがいいか?」
アイスコーヒー、ゼリー、お酒、などについては時々聞かれますが、焼き菓子は初(;´∀`)
一時期、クマがアーモンドを抱えたクッキーをよく見かけましたが、アーモンドでは無くコーヒー豆を抱えさせたいそうです( ´∀`)
クマの型は持ってないので、丸とカボチャの型で実際に作ってみました。
【クッキー焼成による再加熱の影響】
気になるのは、「焙煎済みのコーヒー豆をもう一度焼くことで、どういう影響があるか」ということじゃないか思います。
アーモンドなどの場合は、最初に単体で焼いておく場合もあれば、クッキーを焼く時に一緒に焼けるからと、生のまま使う場合もあると思います。
で、コーヒー豆はというと、再加熱の影響はあまり気にしなくていいと思います。
アーモンドは150度ぐらいで焼くので、焼いたアーモンドをクッキーと一緒に180度で加熱すると、さらに焼けるでしょう。
でも、コーヒー豆の焙煎では中煎りでも200度ぐらいまでは加熱済みなんです。
その後、クッキーと一緒に180度で焼いても、さほど焙焼反応は進まないと思われます。
実際にハイロースト(中煎り)、フルシティロースト(深煎り)の2種類の焙煎済み豆を埋め込んだクッキーを焼いてみましたが、外観&硬さともに、ハイローストはハイローストのまま、フルシティローストはフルシティローストのままのようでした。
【オススメの焙煎度】
こればかりは、実際に作ってみて判断していただくしかありません。
しかし、焙煎度を変えながら何種類もクッキーを試作するのは手間がかかると思います。
代わりに、コーヒー豆の入っていないクッキーとコーヒー豆を同時に食べれば、ざっくりした味見にはなるんじゃないでしょうか?
コーヒー豆は焙煎度が深いほど、色は黒く、食感は柔らかく(脆く)、香りはスモーキーになっていきます。
「これだ!」と思ったのをお選びいただければと思います。
うまくいったら、1枚お裾分けお願いしますねっ!( ´∀`)