コーヒーのスワリング(swirling)

ワインの入ったワイングラスを手で回すのを見かけることがあるが、あれをスワリング(swirling)というそうだ。

その目的は”カッコつけ”では無く「スワリングするのは、ワインが空気に触れることで、より香りが引き出され、味わいがまろやかに変化して、より美味しくいただけるようになるから」だそうな。

【参考】ワインには回し方のマナーがある!ワインを回す理由と正しいやり方を学ぼう

【コーヒーのスワリング】

酒を飲まない俺にワインのスワリングをする機会は無いが、コーヒーの入ったカップならほぼ毎日クルクル回している。
仕草的には「コーヒーのスワリング」と言ってよさそうに思う。
ただその目的はワインのとは違って、カップに直接ドリップしたコーヒーは上の方ほど薄くて美味しくない液体になるので撹拌して均一化することだ。
もちろんスプーンでも撹拌できるが、洗い物を増やしたくない時やスプーンに熱を奪われたくない場合に、ちょっと便利なのである。

砥部焼 向井窯 マグ

【スワリング向きマグ】

このプチ便利をコバルトのお客様にも実感していただきたいと思い、砥部焼 向井窯さんのくねくねマグを仕入れた。
このマグは縁がくねくねを波打っているのに、意外にもドリッパーを水平に安定して置けるのが好い。
容量は280mlはあるが、あえて半分ぐらいにとどめれば、とてもスワリングしやすいマグとなるので試していただきたい。

砥部焼 向井窯 マグ
青字に白と白地に青の2種類ありまする。(取っ手は両方とも白)

日本本来のコーヒー

ブラジル プレミアムショコラ 乾燥工程

フルシティローストで提供していたブラジル ゴールデンマウンテンを先週末からイタリアンローストでも提供開始した。

コバルトでは開業以来東ティモールのコーヒー豆を絶やしたことが無いが、もうひとつ絶やさないように意識しているのがブラジルの深煎りコーヒー豆だ。

ショコラダテーラ、そしてゴールデンマウンテンとエリアや生産者は変わっても、何かしらは提供するようにしている。

そんなふうに焙煎&提供を続けているのは、このブラジルの深煎りコーヒー豆が日本本来のコーヒーだと思っているからだ。

18世紀に初めて日本(長崎・出島)に持ち込まれたコーヒーでは無く、

戦後にGHQ支配下の日本に戦勝国側の都合にいいように広められた粗悪なレギュラーコーヒーやインスタントコーヒーでも無く、

その間の大正時代に、カフェーパウリスタによって広く大衆に普及していたブラジルのコーヒー。

それが日本本来のコーヒーではなかろうかと思う。

当時はまだパルプドナチュラルなんてなかっただろうから、加工方式は乾式(ナチュラル)だったに違いない。

当時のカフェーパウリスタに関する情報によると、焙煎度はかなりの深煎りだったと思われる。

一日数千杯も出ていたのだから、焙煎後のコーヒー豆の鮮度は相当良かったと考えられる。

かいつまんで言うと「焙煎後の鮮度がいい極深煎りのブラジル乾式コーヒー」。
それが日本本来のコーヒーではないだろうか。

浅煎りブームになろうが、中米のナチュラルが流行ろうが、「ブラジルは中煎り」が一般的だろうが、コバルトではこの日本本来のコーヒー豆を作り続けていきたい。

ブラジル ナチュラル 乾燥工程

コーヒー豆のクロップ年度表記

コーヒー豆には2019/2020,2020というクロップ表記がある。
いつ収穫された農作物かを表すためのもので、日本でも米や豆などに2020年度産という表記が付くのと同様である。
上二桁の”20″を省略して19/20, 20と書くことも一般的になっている。

以前に「19/20は2019/10/1から2020/9/30に収穫されたコーヒー豆を表す」と習ったが、どうも最近この規則に当てはまらない事が多いので調べてみた。
その結果、いつのまにか同一のクロップ表記に対応する期間が生産国によって異なるようになっているようだ。

ICOの統計資料を見ると、生産国をApril Group, July Group, October Group の3つに分類し、グループごとに期間を設定している模様である。
具体的には以下のようになっている。

April Group

コバルトが扱うコーヒー豆では東ティモール、ブラジル、インドネシア、エクアドル、ルワンダなどが属する。
2019/4/1から2020/3/31に収穫されたコーヒー豆が2019/2020と表記される。

July Group

タンザニア、コンゴなどが属する。
2019/7/1から2020/6/30に収穫されたコーヒー豆が2019/2020と表記される。

October Group

コロンビア、グアテマラ、エチオピア、ケニアなどが属する。
2019/10/1から2020/9/30に収穫されたコーヒー豆が2019/2020と表記される。

上記により、現在コバルトで提供しているケニア レナと、ブラジル ゴールデンマウンテンはどちらも2020年6月に収穫された豆なのに、クロップ年度が前者は19/20、後者は20/21と異なっている事にガッテン。

残る難点は輸入業者さん、生豆屋さんによる2020や20という片側表記だ。
これは2019/2020を略して2020と書くところもあれば、2019と書くところもあってややこしい。
2020としたほうが新しい農作物のように見えて印象面でお得な気がするが、謙虚に2019と書かれる事もある。
これには特にルールもなく業者さん次第のようだ。

コバルトでは誤解を招きそうな片側表記は避けて、19/20, 20/21 といった表記法で統一していこう。

令和3年 和菓子計画

最新の献血結果でGA(グリコアルブミン)が17.4と最高記録を更新^^;
血糖値が高いのに「好きだから」と和菓子をハイペースでいただき続けるのは、雪山に登山に行くようなもの。
人工透析にかかるような羽目にでもなったら、周りに国に大迷惑をかけてしまう。

そこで、今年は和菓子をハレの日だけに嗜む計画をたてた。

  • 元旦 1.1 (あんもち)
  • 2~12月のおついたち (朔日参りできた時だけ。コーヒーに合わない赤飯の代わりに小豆の餅物。)
  • 建国記念の日 2.11 (小豆の餅物)
  • 天皇誕生日 2.23 (小豆の餅物)
  • 春分の日 3.20 (牡丹餅)
  • こどもの日 5.5 (柏餅)
  • 和菓子の日 6.16 (小豆の餅物)
  • 十五夜 9.21 (月餅。和菓子じゃないけど。)
  • 秋分の日 9.23 (お萩)
  • 十三夜 10.18 (豆大福)
  • 新嘗祭 11.23 (小豆の餅物)
  • 冬至 12.22 (湯圓。和菓子じゃないけど。)
豆大福とコーヒー
鉄板のペアリング「豆大福とコーヒー」

合計すると22にもなるが、あくまで食べてもいい日であって、食べなければいけない日ではない。
執着しなければ、実際は半分ぐらいになると予想される。

最初のあんもちは、大安亭市場 前田ベーカリーさんはコロナの影響で製造しておらず、春日野道商店街 甘栄堂さんも予約販売のみとの事でありつけず、幸先よい(?)スタートとなった。
この調子で行けば、1年後にはGA15.5以下になっているに違いない。

令和3年 神社参拝計画

新年(といっても既に10日以上経っているが)なので、訪れたいと思いつつも行けてない神社の中から、今年こそ訪問しようと思う神社をリストアップしてみた。

  • 長田神社 (神戸)
  • 海神社 (神戸)
  • 廣田神社 (西宮)
  • 伊弉諾神宮 (淡路島)
  • 坐摩神社 (大阪)

店の定休日も配達や発送といった業務はやっているので遠出は厳しいが、この5社はなんとか行ける範囲かなと思う。

あと、 帰省途中に余裕があれば 、坐摩神社(宍粟), 粒坐天照神社(たつの)のどちらかに立ち寄りたい。

四宮神社
もちろん、日頃お世話になっている小野八幡神社、二宮神社、湊川神社、四宮神社、北野天満神社には今年もマメにお参りする所存です。

ご当地色を味わえるコーヒー豆

ブラジル ショコラ 乾燥工程

コバルトのコーヒー豆の名称にはドライ、ハニーなど、加工方式名を付ける事がある。

最新リリースの「エチオピア イルガチェフェ ドライ 19/20」も加工方式名(ドライ)付き。

これらは適当に付けたり付けなかったりしているわけではなく、基本方針は以下のような感じでやっている。

  • その生産国で伝統的に採用されてきた加工方式や主流の加工方式で処理された豆は、商品名に加工方式名は付加しない。
  • イレギュラーな加工方式をあえて採用している場合に加工方式名を名前に付加する。

最近の例だと以下のような感じ。

  • グアテマラの伝統は水洗式なので、メディナ農園の水洗式の豆は「グアテマラ メディナ」、乾式は「グアテマラ メディア ドライ」とした。
  • コスタリカといえばハニーなので、ソノラ農園のハニーの豆は、単に「コスタリカ ソノラ」とした。
  • エチオピアは伝統的に乾式だが、水資源に恵まれたイルガチェフェ地区は水洗式でブランドとなったので、水洗式の豆は単に「エチオピア イルガチェフェ」、乾式は「エチオピア イルガチェフェ ドライ」とした。
ブラジル プレミアム ショコラ(ナチュラル)の乾燥工程000000
ブラジルといえば乾式。

近頃は、消費国でのニーズを受け、伝統的な加工方式以外に取り組む生産者が増えているようだ。

その生産国の従来の香味傾向を覆すようなコーヒーに出会えることは面白いし楽しい。

その一方で伝統的な加工方式とは、産地毎に異なる環境などの条件に適応するべく採用されたものであり、それが廃れてご当地色があせていくのは、いくぶん残念に感じる面もある。

そんなわけで、オーソドックな加工方式を踏襲した「これぞホニャララのコーヒー」と言えるコーヒー豆は、加工方式名を付けないシンプルな商品名によって尊重したいと思う。

ひばり

ヒバリ

野に咲くバラを見てごらん。
すぐに踏みつけられるかもしれないのに、美しく咲いてるじゃないか。

rose

空を飛ぶヒバリを見てごらん。
すぐに襲われるかもしれないのに、楽しげに飛んで鳴いてるじゃないか。

ヒバリ
lark