World Egg Day (10/10) イベントのお知らせ

またまた、ニュースレター以外でのお知らせが遅れてしまいました。申し訳ございません。

明後日10/10(金)の World Egg Day にコーヒー豆をお買い上げいただいたかたに、ゆで卵を1個プレゼント(限定30個)するイベントを開催します。

喫茶店モーニングの世代のかたなら、「ホットコーヒーに一番合うのはやっぱりゆで卵だ!」ってかたも多いのでは無いでしょうか?自分もそのクチです。
小学生の頃、父に週一ぐらいでモーニングに連れて行かれていたので、今でもゆで卵が入った口にコーヒーを流し込んで、口の中でからめて味わうのが大好きなんです。
今ではモーニングといっても、コーヒー1杯の代金でゆで卵がついてくる店は残念ながらほとんどありません。やや代金を上乗せしたモーニングセットとしての提供がほとんだと思います。
そんな残念な思いをくんで、エッグデー限定ですが、ゆで卵を無料でお付けすることを企画しました。
当店はホットコーヒー(液体)は提供できませんので、ぜひ、お買い上げいただいたコーヒー豆を職場やご自宅で淹れて、ゆで卵とセットでお楽しみください。

10月の第2金曜日は World Egg Day です。

イベントの参加について考えてみました

先日、縁あって、12月に神戸で開催予定の某イベントへの出店についてお声がけを頂きました。多くの人が集まる人気イベントで有名なコーヒーショップ、ベーカリーなども毎年出店者に名を連ねています。

妻と二人で検討した結果、今回は当店営業日の日曜日ということもあり、辞退させていただくことにしました。

コーヒー豆屋は狭い周辺地域での商売で、その狭いエリア内にお住まいの方やお勤めの方が主なお客様だととらえています。イベントや雑誌などで当店の存在が知れて、遠方から足を運んでいただけるのは、もちろんとてもありがたいです。でも、それにリソースを割いてしまって、店頭営業がおろそかになるのは本末転倒だと思うわけです。

国際協力のテーマでアースデイには出店しておりましたが、当面は店舗営業に専念したいと思います。

とはいうものの、イベント好きな性格なので、スタッフが雇えるようになって、週7日毎日店舗を開けれるようになって、店舗の営業をやりながらイベントに出店できる状態になったら、また参加したいと思っています。

当初計画では開業2年でそのような状態になる予定でしたが、1年経ちましたが思うようにはいってません。
でも、思うようにいかないからこそ、商売はやり甲斐が合って楽しいんだと思います。
頑張ります。

イベントへの関わり方を考えてみました
イベントへの関わり方を考えてみました

 

コーヒーの価格が上昇傾向です

暑い夏が過ぎ、いよいよコーヒーシーズンが到来しつつありますが、それに水を差すかのようにコーヒーの価格は上昇傾向です。

UCCは11月から家庭用レギュラーコーヒー豆60製品を25%値上げすると発表しています。
スターバックスも10月から乳製品を使用したコーヒードリンクを10円から30円値上げするそうです。

生豆価格の高騰(昨年の倍ぐらいまで上昇中)に加え、円安、スターバックスの場合は乳製品の原価アップが理由とのことです。

当店は今のところは値上げは予定しておりません。むしろ、昨日から「今月の特豆」の名目で定番商品であるエチオピアインドネシアの価格を40円/100g下げたところですので、できるだけ今の価格で粘りたいところです。

スーパー等で売られている大手企業の低価格コーヒー豆との価格差が縮まることが、低価格重視でそういうコーヒーを選んでいたかたに当店のコーヒーに目を向けていただける機会が増えることにつながればと、少し期待しているのですがどうでしょうか。

さて、今月から3プライスに分かれることになりましたので、POPの色も3色に分けることにしました。
青が520円/100g, 生成りが480円/100g, 白色が440円/100g です。少しでもわかりやすくなっていれば幸いです。

新しくなったPOPです。
外国人のお客様もいらっしゃるので、日英両対応にしています。日本語表記は裏面にあります。

市場とコーヒー豆屋

ちょうど1週間前に、縁あって神戸の商店街・市場活性化をテーマにしたミーティングに参加させていただきました。
実は当店は市場で店を構えることを当初考えていましたので、興味深いテーマなんです。

「市場にコーヒー?」と思われるかもしれませんが、大阪では天満市場にも黒門市場にもコーヒー豆屋が入ってますし、珍しいことではありません。
(今HPを確認したら、天満市場のほうのコーヒー豆屋は今現在は無くなっている模様です。)

大手ロースターのように大量焙煎して賞味期限は数ヶ月先というスタイルでは市場に似つかわしくないようにも思えますが、早朝から必要な分量だけを焙煎して”鮮度を売る”スタイルの豆屋なら、市場を構成する一店舗としておかしくないと思います。

神戸で物件を探しはじめて、最初に目をつけた物件は、大安亭市場の中の空き店舗物件でした。
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昨年3月に候補物件の下見に行った時に、その物件の2階から撮った写真です。

両隣が八百屋さんと惣菜屋さんにはさまれていて焙煎機のダクトが正面からしか出せないこと、ベーグル関連の機器を置くスペースの確保が難しいことがあって、残念ながらこの物件はあきらめ、数ヶ月後に今の店舗に落ち着きました。

零細個人店がスーパーやショッピングセンター相手にお客様を獲得しようと思ったら、いつもホンマモンを提供し続けることと、お客様との関係性を大切にしていくことしか無いと思うのです。

市場や商店街ならそういった店がいくつか集まれば、相乗効果でお客様が集まってくるようになると思うのですが、夜しか開いてない居酒屋さんぐらいしか周りに無い当店には、「ついで寄り」は期待できず、基本的に単独奮闘です。「日々努力して乗り切っていかねば」と、身を引き締める思いに駆られた13/14コーヒー年度末でした。

今日からコーヒー新年度、そして、おかげさまで当店1周年です。ありがとうございます!
少しでも、みなさまのお役に立てる店になれるよう、2年目を営んでいきます。

コーヒー豆あります

当店の悩み事として、コーヒー豆屋と認識していただけない (^^;) というのがあります。
初めてのお客様に、ベーグル屋やカフェと思われてしまうことが多々あります。

入口を入って正面にベーグルが並んでいて、コーヒー豆はその右になります。
ただでさえ「人の視線は左に偏り右側には目が行きにくい」という特性があるのに、コーヒー豆は小瓶で展示しているだけなので、コーヒー豆を売っていると認知されにくいのも当然です。

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しかし、コーヒー豆を小瓶で展示しているのにはワケがあります。

それは、焙煎豆は水分や酸素の影響以外に、光や温度によっても変質(品質劣化)することが報告されているからです。

油脂分の酸化変質の指標の1つであるPOV(過酸化物価)に対する光の影響は大きく、1ヶ月の蛍光灯下で保存した場合、暗所で保存した場合の2倍弱になるとの報告があります。

また、温度については、おおまかに10℃上がると変質は2倍速くなると言われています。

これらをふまえると、焙煎後のコーヒー豆は、日光やシーリングライトの照射は極力さけて保管したほうがベターということになります。
水分や酸素の影響と比べると小さいものかもしれませんが、善処するにこしたことはありません。そこで、当店ではサンプル用として数十グラムだけを小瓶に入れて棚に展示し、残りの販売用は扉のついたキャビネットに収納するという形をとっています。

品質保持の面ではメリットがあるのですが、デメリットはコーヒー豆屋とわかってもらいにくいことです。

販促の面では、大きなガラス瓶や樽にコーヒー豆をあふれんばかりに入れて、大いに「コーヒー豆ありますよ!」とアピールするのが良いのでしょうが、それで品質を犠牲にするのはいただけないと思います。当面はこのままのスタイルで続けたいと思います。

「コーヒー豆あります」ので、よろしくお願いします。

ナチュラルの特徴

お待たせしました。SOLD OUT になっていました珈琲豆ペーパーウェイトが入荷しました。
今回はナチュラルもあります!

珈琲豆ペーパーウェイト

どれかナチュラルかわかりますか?

正解は手前右です。

他の2つと違う点があるのですが、何でしょうか?

それはセンターカット(豆中央を縦断する線)が黒っぽく見えることです。これがナチュラルの焙煎豆を見分ける特徴となります。

黒っぽく見える理由について、「ウォッシュトはセンターカットにあるシルバースキンが残るが、ナチュラルの場合はそれが焼けて無くなってしまうため」という説明を見ることがあるのですが、これはどうなんでしょうか。

焙煎後のナチュラルの豆とにらめっこしてると、シルバースキンが焼けてなくなっているのでは無く、シルバースキンが褐色化した状態で残っていて、それが黒っぽく見えているのがわかります。

ナチュラル方式では、果肉やミューシレージ(ネバネバしたヌメリ)がついたままの状態で乾燥され、そのまま脱殻されます。
そのため、ショ糖など褐色化反応の元になる成分が、センターカット部分のシルバースキンに染みこんでいて、精製後も残っていると思われます。
それゆえ、焙煎するとメイラード反応等によって褐色化し、その結果、焙煎豆のセンターカットが黒っぽく見えるんじゃないかなと思います。

「思われます」「思います」ばかりですね。すみません。(^^;)

それはさておき、お時間のある時でしたら、粉に挽く前に、少しの間、焙煎豆を見つめてみてはいかがでしょうか。
お選びになったコーヒー豆によって、特徴があって、面白いと思いますよ。

あ、ペーパーウェイトよろしくお願いします!

地域猫

木曜からのココナツパインの材料を仕入れに行く途中で、地域猫に出会いました。

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地域猫ってご存知ですか?
まちの野良猫に不妊手術を施し、一代限りとなったその猫を地域住民がエサやりや、トイレ掃除などの世話をするという活動です。神戸では下の写真のように片耳がV字にカットされているのが不妊手術済みの地域猫の証になっています。

地域猫の証のV字カットされた耳

珈琲豆の小売店をやっていると、通行人やお客様のかたから「ここカフェじゃないん?」とか、「カフェやったらええのに。」とかお言葉をいただくことが多々あります。

「コーヒーは自分で淹れるのが絶対に一番美味しいんです!」
と、言い切る以上、液体売りに本腰を入れるつもりはありません。でも、里親募集の猫を集めての猫カフェなら少しやってみたい気もします。
LOX食べてたら、横から猫にサーモンを奪われるカフェとか、趣があって良いのではないでしょうか。

まあ、もっと余裕ができてからの話ですね。猫のためにも頑張ってビッグになりたいと思います。