コーヒーの年度、クロップ

これは粘土

先日「東ティモール レテフォホの13/14はこれで最後ですよ」という内容をFacebookページに投稿したのですが、よく考えたら 13/14 の意味を説明していませんでした。

コーヒーにも年度というものがあります。
10月1日は国際コーヒー協定で定めた「コーヒーの日」で、これが年度初めです。そして年度末は翌年9月30日です。
この間の10月1日から翌年9月30日までがコーヒー年度となります。

したがって、冒頭の13/14は2013年10月1日から14年9月30日までの年度を表し、
「この年度中に収穫・精製された東ティモール レテフォホ のコーヒーはこれが最後になりますよ」
ということです。

また、コーヒーは毎年収穫されますので、お米の新米、古米、古々米のように年度で呼び方を変えて区別します。

今年度(今なら13/14)に収穫されたコーヒーはカレントクロップと呼ばれます。
その一世代古い12/13はパストクロップ、それよりもっと古いものがオールドクロップです。

しかし、みなさんがコーヒー屋などで目にすることがあるとしたら、それは上記の3つよりむしろ「ニュークロップ」ではないでしょうか?

以前はカレントクロップのことをニュークロップと呼んでいたりしましたが、最近は結構あいまいで店や人によって意味が違うことがあります。収穫後数ヶ月で入港したフレッシュな豆をニュークロップとよぶこともあれば、古くてもその店の新商品であれば「ニュークロップ!」とPOPでうたっているところもあったりします。

当店のPOPでは、新商品であれば “New” 、前からある商品を新しく収穫・精製されたものに入れ替えた時に “New Crop” と分けて表示するようにしていますので、参考にしてみてください。

これは粘土
これは粘土!

ベ-グルペアリングマトリクス (BPM)

7月から取り扱いを始めました、オーガニックバージンココナッツオイル
健康ブームのおかげか、ミランダ・カーさんのおかげか、単に当店がお買い得(1,200円/454g)なせいだけかわかりませんが、実店舗、ネットともに順調にお買い上げいただいています。ありがとうございます。

さて、そのココナッツオイルですが、食用油としては比較的新しいものですので、初めてのお客様にはどのベーグルと合いそうか予想しにくいのではないかと思いました。
そこで、ココナッツオイルだけでなく豆腐クリームチーズ、コーヒーなども含め、ベーグルとの相性をマトリクス表にまとめることにしました。
それが、ベーグルペアリングマトリクス (BPM) です。

ベーグルペアリングマトリクス | 神戸・三宮の自家焙煎コーヒー豆とベーグルの店 Coffee meets Bagels (コーヒーミーツベーグル)

まだまだマトリクスはスカスカですが、徐々に埋めていきたいと思います。
よろしければ、ご参考にしてみてください。

Matrix

 

汗だくコーヒーのススメ

今日は定休日だったのでHAT神戸を1マイルほど走ってきました。
営業日は1日平均5個もベーグルを食べながらろくに運動しないという状態に陥るので、休みの日ぐらいはワークアウトでカロリーを消費しておきたいところなんです。

ところで、夏の暑い時期に走った後、汗だくのままホットコーヒーを飲むことが結構あります。毎回ではありませんが。

一般的には夏になるとホットコーヒーは敬遠され消費が減ります。
この事象について「なぜ?」を3回繰り返してみますと以下の様な感じになります。

「なぜ夏になるとホットコーヒーは敬遠されるか?」

暑いから

「なぜ暑いとコーヒーを飲まなくなるか?」

汗をかくのが嫌だから

「なぜ汗をかくのが嫌なのか」

・風呂入って着替えたばかりなのに、また汗をかかきたくない
・これからまだ仕事があるのに汗をかきたくない

しかし、ランニング後についてはこれはあてはまらないのです。

走った後のランナーは既に汗だくです。
走り終わった直後は走ってた時以上に汗が出てくる感じがしますが、ドライ素材のウェアを着ていれば不快感はありません。

そんな状態で「どうせ後ですぐにシャワーをあびて着替えるのだから」と開き直り、ストレッチしながらお湯を沸かし、汗をぬぐいながら淹れて飲むコーヒーがなかなか旨いんですよ。

子供の頃、濡れることを全く気にせず、大雨の中を喜んで駆けまわったことはないですか?
その感覚・気持ちの高揚に少し似ているように思います。

また、少し前の記事でシェアしたように、高負荷なワークアウト後のリカバリにコーヒーは良いとも言われています。
暑いシーズンにホットコーヒーを飲むのに適したタイミングのひとつだとは思いますので、よろしければトライしてみてください。

P.S. 神戸マラソンはずれましたので、大会当日は通常どおり営業します。また昨年のような企画も何かしらやりたいと思ってます。

coffee runner

ポスティングしてきました

ポスティングなう

おはようございます。今日は早朝にポスティングランしてきました。
【配布枚数】 約1,037枚
【走行距離】 約6.7Km
業者を使うと費用がかかることもありますが、それ以上に自分でやると以下のようなメリットがあると思っています。

・取り出すかたにとって見やすい向きで入れることができる
・配布先を自由に選べる
・周辺地域に明るくなれる
・ジョギング代わりになる?

ツキイチコンボ(7/6,7/7)&フレンチフェア(7/13,7/14)、よろしくお願いします!

ポスティングなう

 

マンクリやめます。

マンクリ やめます。

一昨日に発売した新ベーグルのマンゴークリームチーズ、おかげさまでおおむね好評をいただいております。
ありがとうございます!

このマンゴークリームチーズ、レシートの印字は文字数制限があるため、MANKURI(マンクリ)としておりました。
ところが本日、この表記について若い女性のお客様から

「なんかちょっとエロい」

とのご指摘をいただきましたので、変更することにします。
明日からは「Mango CC」に変更しますが、ベーグル自体は何も変わりませんので、引き続きよろしくお願いします。

(くだらない投稿に最後まで目を通していただいてありがとうございます!)

マンクリ やめます。

ギフト用にコーヒー豆を選ぶ際に意識しておきたい3つのポイント

お中元シーズンが近づき、当店にもギフトセットの予約が入るようになってきました。ありがとうございます!
そこで、ギフト用にコーヒー豆を選ぶ際のポイントを3点にまとめてみました。
よろしけばご参考にしてみてください。

1. 新鮮なコーヒーを選ぶ

焙煎後のコーヒーは品質がどんどん劣化していきます。
飲まずとも、お湯をかけた時の粉の膨らみかた、香りの立ち上がりで、簡単にわかってしまいます。
焙煎後1週間以内のコーヒー豆を選んでください。
焙煎日がわからない場合は、そのお店のスタッフに問い合わせてみてください。

「専用のパッケージで新鮮さを確保しているので大丈夫です?」
そんなことはありません。
新鮮なコーヒーはガスを放出するので、真空パックできません。
パッケージがガスで膨らみ、破裂する事もあります。
逆に、真空パックされているということは、その中には鮮度の悪いコーヒーが入っているということになります。
真空パックでは無く、内から外へ一方通行でガスを出せるものもありますが、ガスと一緒に香りも抜けます。また、一方通行をうたっている以上、外から内へは空気が入って来ないのでしょうが、焙煎後のコーヒー豆は蜂の巣みたいに穴だらけで、その中に空気がつまっています。その空気で酸化は進みます。

鮮度の良いものを贈りたいのなら、焙煎後間もない新鮮なコーヒーを選ぶ以外にないのです。

cooling coffee beans

2. 豆か粉かを事前に把握しておく

普段豆で買っている人が粉のコーヒーをもらったら、正直あまり嬉しくないと思うはずです。
挽きたて&淹れたての新鮮さを大切にしている人なのでしょうから、当たり前ですよね。
できるだけ、事前に情報をキャッチしてください。
わからない場合は、粉に挽くケースが多いと思いますが、その場合今度はどれぐらいの細かさに挽くかという問題が出てきます。エスプレッソしか飲まない人が、中粗挽きのコーヒーをもらっても使い道に困ってしまいますよね。場合によっては、挽かずに、豆とミルをセットにしてプレゼントするほうが良いかもしれません。

Whole Beans or Ground Beans?

3. 焙煎度が嗜好にあったものを選ぶ

苦味、酸味といったコーヒーの味は焙煎度によって決められる割合が多くを占めます。したがって、浅煎り、中煎り、深煎りといったざっくりした度合いでもいいので、前もって好みの焙煎度合いを把握できるとベターです。
それが無理なら無難なのを選ぶことになりますが、当店の焙煎度でいうと、シティロースト、フルシティローストぐらいがポピュラーです。極端な深煎り、浅煎りは避けたほうが良いでしょう。

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以上、なかなか難しい点もあると思いますが、せっかく相手に喜んでいただこうと思って贈る物なのですから、少し意識してみていただければと思います。

コーヒーの香りは嗅いでみてください!

「香りがいいのください!」
これ、お客様から良く言われるのですが、結構難題です。

というのは、香りの強い弱いは客観ですが、香りの良い悪いは飲む人の主観なので、簡単にオススメできないのです。

例えば、現在販売中のベーグルにシナモンレーズンというのがあります。
これはシナモンの香りプンプンで、店主の主観ではとてもいい香りだと思います。
しかし実際は結構苦手なかたも多くて、当店ではあまり売れ行きが良くないベーグルとなっています。
京都には八つ橋、大阪には肉桂餅というシナモンの香りプンプンの銘菓があって人気を博しているのですが、神戸にはそういうものも無く、あまり人気がないような気がしてきています。
コーヒーも店主の主観ではエチオピア イルガチャフィなんてすごくいい香りだと思うのですが、これもかなり好き嫌いが分かれそうな香りです。

というわけで、冒頭のご希望を持ってらっしゃるかたは、実際に豆を嗅いでみていただくことをおすすめします。当店で他店のような大きな容器では無く小さな小瓶でサンプルを展示しているのは、そのためでもあります。
香気成分は全てカップに溶け出るわけではないので、豆の時の香りと液体の香りは同じにはなりませんが、参考にはなると思います。
焙煎後は時間がたつにつれて、香りはどんどん弱くなっていきますので、香りが既に弱くなっていてわかりにくいようでしたら、何グラムか粉に挽いて香りを立たせることもできます。
やはりカップでということでしたら、淹れて試飲してみてください。
いずれも、ご遠慮なくお気軽にお試し下さいませ!
coffee aroma