コーヒー豆: 中国 (雲南) シンジャイ 15/16

怒江&木綿花の美しい景観です。
【基本情報】
エリア 雲南省保山
標高 1,100-1,200m
生産者 保山市新寨珈琲有限公司 (新寨農庄珈琲)
収穫時期 2016年4月
加工方式 ナチュラル
品種 S288
認証

産地はミャンマーとの国境に近い中国雲南南西部、高黎貢山の山麓、麓には怒江(サルウィン川)が流れる自然豊かな地域にあります。

怒江(サルウィン川)&木綿花の美しい風景です。

中国珈琲第一村と呼ばれる新寨村の農家が無農薬栽培で作っているコーヒー豆です。

完熟豆を見極めて摘み取るピッカーさん

このコーヒーはアジアでは珍しい、ナチュラル(自然乾燥式)で加工されています。

ナチュラル方式ではチェリーのまま乾燥させます。
ナチュラル方式ではチェリーのまま乾燥させます。

一粒ずつ丁寧に収穫した果実を厳密な管理の下で乾燥させた上質のナチュラル式コーヒー豆に仕上げられています。

とても綺麗なナチュラルの豆です。
とても綺麗なナチュラルの豆です。

 

コーヒー豆: ブラジル ダテーラ ヴィラ 15/16

ブラジル ダテーラ
【基本情報】
エリア ミナスジェライス州パトロシーニョ市
標高 1,000-1,100m
生産者 ダテーラ農園
収穫時期 2015年6月~9月
加工方式 ナチュラル, パルプトナチュラル
品種 カツーラ, ブルボン, アカイア, etc.
認証 レインフォレスト・アライアンス認証

年間7万5千袋の生豆を生産する大規模農園のコーヒーです。
Daterra Sign

生産から輸出までのプロセスは全て農園内で完結しており、安定した品質と大量生産を両両立させています。
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レインフォレスト・アライアンス認証を取得するなど持続可能なコーヒー生産に力を入れて取り組んでいます。
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ダテーラ農園でコーヒー生産に携わる人々のインタービューを集めた動画(日本語版)がありますので、観てみて下さい。

コーヒー豆: グアテマラ ラ・クプラ 15/16

これらクプラです
【基本情報】
エリア アンティグア、パンチョイ峡谷
標高 1,650 – 2,100m
生産者 ダルトン ファミリー
収穫時期 2015年12月~2016年3月
加工方式 ナチュラル(乾式)
品種 ブルボン
認証

クプラとは、アンティグアのスパニッシュ・コロニアル様式の建築物に見られる屋根の上に作られた通気口のことです。

これらクプラです

アンティグア地区の名門フィラデルフィア農園。
農園を家に見立て、最も標高が高い区画を「ラ・クプラ」と名付け、高品質のブルボン種を栽培しています。

ラ・クプラ

このコーヒー豆はグアテマラの伝統的なウォッシュト(水洗式)では無く、ナチュラル(自然乾燥式)で加工・精製されています。
従来のグアテマラのコーヒーとは一味違った風味を味わうことができるコーヒー豆です。

WINEY と記載のある麻袋

コーヒー豆: タンザニア リマ 15/16

タンザニア リマ (Lima Limited)
【基本情報】
エリア タンザニア南部
標高 1,600m
生産者 Lima 生産者組合
収穫時期 2015年6月~8月
加工方式 ウォッシュト
品種 N39
認証

タンザニア内で最大の生産量を誇る南部産の豆です。

近年CPU (Central Pulpery Unix) と呼ばれる共同の加工所が増えたことで、加工処理が均一化され、高い評価を得るコーヒーが作られています。

タンザニア リマ ウォッシュトによる加工

このコーヒー豆は果肉除去、水洗、乾燥までをCPUが担当し、脱核、選別を Lima Limited が担当する連携プレーで作られています。

タンザニア リマ (Lima Limited)

 

 

 

 

コーヒー豆: ティモールブレンド (Timor Blend) 2016

【ブレンドの配合】

・東ティモール レテフォホ (フルシティロースト) 50%
・インドネシア マンデリン ドロサングル (フルシティロースト) 50%

【ブレンドの背景】

ティモール島を分け合う2つの国、東ティモールとインドネシアのブレンドコーヒー豆です。

1975年にインドネシアが東ティモールへ軍事侵攻して以降、ティモール島では多くの血が流されました。

日本も米国などとともに当時のインドネシア スハルト政権を支援しており、決して無関係ではありません。

2002年の東ティモール独立(主権回復)から14年になろうとしていますが、戦争の遺恨は根深いものがあると思うのです。

戦後71年目となる現在の日本と中国、韓国、ロシア、アメリカ等との関係を見れば、そう思えます。

そういうわけで、東ティモール-インドネシアの間に平和な関係が続くことを願って、両国の豆を同量ずつブレンドしています。

timor island
© www.freeworldmaps.net

コーヒー豆: ブラジル プレミアムショコラ 15/16

【基本情報】
エリア ミナスジェライス州サントアントニオドアンパロ周辺
標高 1,000-1,100m
生産者 サントアントニオエステートコーヒー生産者組合
収穫時期 2015年6月~8月
加工方式 ナチュラル
品種 ムンドノーボ, カツカイ, カツアイ
認証

約20の農園から構成される生産者共同体によって作られているコーヒー豆です。
共同体であるからこその情報共有、スケールメリットが活かされ、安定した品質につながっています。
ブラジルの伝統ともいえるナチュラル(自然乾燥式)のコーヒー豆です。

ブラジルの乾燥しているシーンです。
ナチュラル方式では、果肉をつけたままの状態で乾燥させます。

 

 

コーヒー豆: フレンチブレンド (French Blend)

コーヒー豆: ネイビーブレンド

【目指したもの】

名前のとおり、焙煎度がフレンチローストのブレンドコーヒー豆です。
ラインナップにフレンチローストは他にありませんので、フレンチローストの味を一手に背負うものとして、際立った苦味とボディが楽しめるコーヒーを目指しています。
マンデリン、コロンビアと極深煎りにも耐える豆を多く配合しています。
ホットはもちろん、アイスコーヒーコーヒーゼリーコーヒーウオッカ、カフェオレなどにも便利に使える一品です。

コーヒー豆: フレンチブレンド
焙煎したてはまだそんなにテカってません。時間がたつとオイルが出てテカってきます。

【こめられた思い】

まだコーヒー豆を買う側だったころ、初めて通うようになった自家焙煎店は、横浜にあるオーダー焙煎の店でした。
自分で豆と焙煎度を選んで店のかたに伝えると、それから焙煎して15分後ぐらいには渡してもらえる形です。

そのお店で、いつもオーダーしていたのはマンデリンのフレンチローストでした。
豆も焙煎度も選択肢は他にもあるのに、いつも「マンデリンをフレンチローストで!」のワンパターン。
お店の人に「マンデリンフレンチ」とか、略して「マンフレ」とか、あだ名をつけられていたんじゃないかと思うぐらいです ^^;

それぐらい「マンデリンはフレンチローストに限る!」という強い主観があったわけです。当然、自分の店でもそれを商品にしようと考えてました。
でも、うちの店のスタイルをいろいろ考えた結果、自分の主観を押し付けるより客観的な品揃えをすべきという結論にいきつきました。

最近の自家焙煎のカフェみたいに、自店で焙煎した豆を自店で淹れるのが主で「豆も売ってあげますよ」的なスタイルなら好きにやればいいと思います。
でも、焙煎屋はそれじゃいかんと思いました。

そして、マンデリンはより幅広いかたに楽しんでもらえるようフルシティローストとなりました。
空いたフレンチローストの枠はブレンドで埋めることにしました。それがフレンチブレンドです。

そんなわけで、このコーヒー豆には「主観にとらわれすぎず、お客様が選び良い品揃えを」との思いが込められていますので、可愛がってあげてください。
よろしくお願いします ^_^

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