コーヒー豆: パプアニューギニア トロピカルマウンテン

【基本情報】
エリア
標高 1,500m~
生産者
クロップ 14/15
加工方式 ウォッシュト
品種 ティピカ, etc.
認証

パプアニューギニアのコーヒー栽培は1920年代後半にジャマイカのブルーマウンテンが植えられてスタートします。

インドネシアと隣接していますが、文化的にも民族的にもインドネシアとは異なり、コーヒーもマンデリンとは全く別物です。コーヒーの生産形態は農園によるものと小農家から集めるものの両方があります。

CIC (Coffee Industry Corporation)

トロピカルマウンテンは、パプアニューギニアの政府機関であるCIC (Coffee Industry Corporation) と日本の商社との共同プロジェクトによて作られているコーヒーで、形態としては小農家型です。
一般的には農園に比べ生豆の品質にバラツキが出ると言われる小農家型ですが、トロピカルマウンテンでは外部業者に委託しての品質監査や、「標高1,500m以上」といった独自の厳格な基準を取り入れることによって、品質を安定させることに成功しています。
パプアニューギニア トロピカルマウンテン
商品名にもなっている「山」。そしてたくさんのコーヒー豆が収穫されている様子を、山頂からコーヒー豆を噴火させることで表現しています。また民族模様を連想させる柄を山に入れることで、「秘境地の山から届いた豆」を表しています。

コーヒー豆: エチオピア イルガチャフィ トレア

【基本情報】
エリア イルガチャフィ地区 トレア村
標高 1,780-1,860m
生産者
クロップ 13/14
加工方式 ウォッシュト
品種
認証

“モカ” とはイエメンの港の名前に由来し、この港から出荷されるイエメンとエチオピアのコーヒーを指していました。
したがって”モカ”と名の付くコーヒーは多種多様ですが、この “モカ” はエチオピアのウォッシュト(水洗式)です。シダモ地方イルガチャフィ地区の中でもトレア村で栽培されたものだけを集めたコーヒー豆です。

et yirgacheffe - sign

伝統的なナチュラル精製のイエメンのモカとは一味違う、クリーンで華やかなフレーバーを感じることができます。

ウォッシュト(水洗式)で精選された生豆にさらに手作業による不良豆除去を繰り返した高品質なコーヒーです。

et yirgacheffe - handpicking

コーヒー豆: ルワンダ アバトゥンジ

【基本情報】
エリア 西部州ルシジ地区
標高 1,750m
生産者 アバトゥンジ農園
クロップ 14/15
加工方式 ウォッシュト
品種 ブルボン・ロングベリー (イカワンデンデ)
認証

ルワンダのコーヒーは1904年にドイツの宣教師によってもたらされますが、植民地支配していたベルギーへの低品質な輸出が大部分でした。
ジエノサイド後に国の復興とともに大きく発展をとげ、現在では世界的にも高い品質のコーヒーを産み出す優良生産国となっています。
アフリカンベッドでのサンドライ

ルワンダでは少農家での栽培が一般的ですが、このアバトゥンジはルワンダでは珍しく単一農園(アバトゥンジ農園)によって作られています。
品種も通常のブルボンより縦長の形をしたロングベリーが栽培されており、ルワンダの他のコーヒーとは差別化されたものになっています。
ロンブベリー・ブルボン

コーヒー豆: ブラジル サントアントニオ

【基本情報】
エリア ミナスジェライス州サントアントニオドアンパロ周辺
標高 1,000-1,100m
生産者
クロップ 14/15
加工方式 ナチュラル
品種 ムンドノーボ, カツカイ, カツアイ
認証

ブラジル伝統のナチュラル方式で精製されるコーヒー豆です。
20の農園から構成される生産者共同体によって作られています。
共同体であるからこその情報共有、スケールメリットが活かされ、品質が向上しています。

ブラジルの乾燥しているシーンです。
ナチュラル方式では、果肉をつけたままの状態で乾燥させます。

 

コーヒー豆: タンザニア キゴマ

【基本情報】
エリア キゴマ地区
標高 1,500m
生産者
クロップ 14/15
加工方式 ウォッシュト
品種 N39
→ (ルーメスダン×ブルボン)×ブルボン ※ルーメスダンはスーダン原産のアラビカ
認証

タンザニアの北西部・タンガニーカ湖付近にあるキゴマ地区で作られる単一品種(N39)に限定されたコーヒーです。
タンザニアはキリマンジャロ山のある北部が産地としては古くから有名ですが、キゴマ地区は年々発展中のポテンシャルの高いエリアです。
小農家による栽培ですが、細分化された地区毎に品質管理担当者が最低4名配置され、農業指導を行うなど高品質商品の生産を促しています。
また、選別を特定の優良選別工場(カンヨブドライミル)に集約することで、品質のバラツキが抑えられています。

タンザニア キゴマ地区のアフリカンベッド
アフリカンベッドと呼ばれる乾燥設備です。

 

 

コーヒー豆: 東ティモール レテフォホ

【基本情報】
エリア エルメラ県レテフォホ村
標高 1,450-1,850m
生産者 カフェ・タタマイラウ
クロップ 14/15
加工方式 ウォッシュト
品種 ティピカ, etc.
認証 有機JAS

標高1450メートルを超える高地にあるエルメラ県レテフォホでつくられているコーヒーです。
東ティモールはアラビカ種とカネフォラ種が自然交配したハイブリッド種のコーヒーが代表的ですが、このコーヒーはティピカ種を主とした在来種です。

日本のNGO(Peace Winds Japan)が、東ティモール独立後の自立支援の一環として2003年から品質向上支援を続けているフェアトレード、有機栽培のコーヒーです。
過去にフェアトレードやオーガニックのコーヒーを飲んで、その味に良い印象を持っていないかたにこそ試していただきたいコーヒーです。

真っ赤に完熟したチェリーだけを厳選することが美味しさにつながります。


PWJさん作成の「東ティモール おいしい珈琲の秘密」です。「From Seed to Cup (種からカップまで) が短い動画にまとめられていますので観てみて下さい。

コーヒー豆: ルワンダ バフ ニャルシザ

【基本情報】
エリア ニャマガベ地区
標高 1,785m
生産者 ニャルシザCWS
クロップ 13/14
加工方式 ウォッシュト
品種 ブルボン
認証

ルワンダのコーヒーは1904年にドイツの宣教師によってもたらされますが、植民地支配していたベルギーへの低品質な輸出が大部分でした。
ジエノサイド後に国の復興とともに大きく発展をとげ、現在では世界的にも高い品質のコーヒーを産み出す優良生産国となっています。

「千の丘の国」と呼ばれるルワンダの地形や気象条件がコーヒー栽培に最適なこともありますが、高品質の要となっているのが、ウォッシングステーションという精製処理場の充実です。ルワンダのように小規模農家が生産の多くを占めるケースでは、農家ごとに品質のバラツキが発生し、それらが混ざった生豆の評価は低くなりがちです。ウォッシングステーションでは各農家から集めたコーヒーチェリーを一括して精製することで、比較的安定した品質の生豆をつくることが可能です。

今回紹介するのは、そんなウォッシングステーションの中でも国際品評会で何度も入賞した実績をもつニャルシザCWSで加工されるブルボン種限定のコーヒー豆です。

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