コーヒー豆: コバルトブレンド (旧フルシティブレンド)

コーヒー豆: フルシティブレンド

【目指したもの】

フルシティローストの焙煎度のブレンドです。

産地などによる風味の違いより先に、焙煎度による味の違いがあることをお伝えしたいと思い、「これがフルシティだ」というボディ&苦味&甘味の三重奏を感じれるブレンドを作るというのが基本方針です。
その基本方針にプラスアルファとして多少の個性を加えることを目指しています。

また、このブレンドは定番中の定番になるだろう (^^) と期待し、年間を通じて安定して作れる配合にしようと考えました。
その結果、ブラジル、コロンビア、エチオピアという、仕入れやすい豆を使うことにしました。特にベースで使っているコロンビアは、収穫期が複数(通常は年1回)あって安定感があります。

コーヒー豆: コバルトブレンド

【こめられた想い】

安定感のあるコロンビアですが、ベースにするデメリットもあります。
コロンビアのコーヒー豆には輸出規格があるのですが、これは粒の大きさだけで判定されいて、不良豆が混ざっているかどうかは全く関係ありません。実際に標準的なコロンビアでは不良豆や異物を取り除くのにかなり手間がかかります。
コロンビアにも農園特定の高品質なものはありますが、えてして高価であり、提供価格があがってしまいます。
当店のコーヒーは近隣のかたが普段飲みしていただけるぐらいの価格で提供したいと考えていますので、極力材料費を抑えて、自分が手間をかけることでエリジブルコーヒー(※)を作っていくことにしました。

(※ エリジブルコーヒーとは飲んだかたに美味しく思っていただける資格のあるコーヒーを当店が勝手に呼称しているものです。詳細についてはコチラを参照ください。)

今後焙煎量が増えて時間が不足してきても「一手間かけて良い物を作って、お手頃に提供する」ということは続けていきたいと思っています。そんな初心を忘れないように、このブレンドをずっと作っていこうと思っています。

【余談】

このブレンドで使っているコーヒー豆はコロンビア(Colombia)、モカ(Mocha)、ブラジル(Brazil)で、旧店名 Coffee meets Bagels のイニシャル CMB と一致しています。
店名変更後もこの3つの組み合わせは出来るだけ変えずにいきたいと思っています。

コロンビア

コーヒー豆: ブラジル ダテーラ ヴィラ 16/17

ブラジル ダテーラ農園 乾燥
エリア ミナスジェライス州パトロシーニョ市
標高 1,000-1,100m
生産者 ダテーラ農園
収穫時期 2016年6月~9月
加工方式 ナチュラル, パルプトナチュラル
品種 カツーラ, ブルボン, アカイア, etc.
認証 レインフォレスト・アライアンス認証

年間7万5千袋の生豆を生産する大規模農園のコーヒーです。
Daterra Sign

生産から輸出までのプロセスは全て農園内で完結しており、安定した品質と大量生産を両両立させています。
ブラジル ダテーラ農園 コーヒー豆乾燥中

レインフォレスト・アライアンス認証を取得するなど持続可能なコーヒー生産に力を入れて取り組んでいます。

ダテーラ農園でコーヒー生産に携わる人々のインタービューを集めた動画(日本語版)がありますので、観てみて下さい。

 

コーヒー豆: インドネシア マンデリン リントンニフタ 16/17

スマトラ島 トバ湖
エリア スマトラ島北部 リントン ニフタ地区
標高 1,300m
生産者 小農家
収穫時期 2016年10月~2016年12月
加工方式 ウェットハル(スマトラ式)
品種
認証

「マンデリン」とはそのまま特定のコーヒー生産地を表す名称ではなく、スマトラ島北部で生産されるアラビカコーヒーの総称です。そのため、マンデリンの生産地は広大なスマトラ島北部に広がり、小規模農家からの集約によるバラツキが発生し品質管理が難しくなっています。
スマトラ島 トバ湖

そんな中、スマトラ島北部 リントン・二フタ地区に限定したコーヒー豆を集め、吟味を重ねることで、高い品質を実現・維持しています。

スマトラ式

コーヒー豆: ティモールブレンド (Timor Blend) 2017

【ブレンドの配合】

東ティモール レテフォホ (フルシティロースト) 70%
インドネシア マンデリン リントンニフタ (フルシティロースト) 30%

【ブレンドの背景】

ティモール島を分け合う2つの国、東ティモールとインドネシアのブレンドコーヒー豆です。

1975年にインドネシアが東ティモールへ軍事侵攻して以降、ティモール島では多くの血が流されました。

日本も米国などとともに当時のインドネシア スハルト政権を支援しており、決して無関係ではありません。

2002年の東ティモール独立(主権回復)から15年になろうとしていますが、戦争の遺恨は根深いものがあると思うのです。

戦後72年目となる現在の日本と中国、韓国、ロシア、アメリカ等との関係を見れば、そう思えます。

そういうわけで、東ティモール-インドネシアの間に平和な関係が続くことを願って、両国の豆を同量ずつブレンドしています。

timor island
© www.freeworldmaps.net

コーヒー豆 「ルワンダ ウィメンズ 16/17」

ルワンダ ウィメンズ コーヒー生産者
エリア 西部州ルツィロ郡ムシュバティ村
標高 1,762m
産者 生産者協同組合KOPAKAMA 女性生産者グループEjo Heza
収穫時期 2016年3月~6月
加工方式 ウォッシュト
品種 ブルボン
認証 国際フェアトレード認証 (麻袋時点)

コーヒー生産の多くを占めるのは女性たちの労働ですが、正当に評価されないケースが多々あります。

女性に収入が直接入ることで、家族の栄養状況が改善し、子どもの健康状況も良くなります。

それは社会的発展にとって重要な意味があります。

ルワンダ ウィメンズ コーヒー生産者

このコーヒーを作るのは女性グループEjo Hezaです。

Ejo Hezaとは、日本語で「美しい明日」という意味です。

明るい未来への希望を込めて名づけられました。

中心メンバは1994年の虐殺によって未亡人や孤児となった女性、夫が有罪判決を受けた女性達です。

加害者側と被害者側の女性が一緒に美味しいコーヒー作りに励んでおり、このコーヒーは虐殺の悲しみと憎しみを乗り越える象徴となっています。

ルワンダ ウィメンズ コーヒー生産者

 

コーヒー豆: インドネシア リントンニフタ 15/16

スマトラ島 トバ湖
【基本情報】
エリア スマトラ島北部 リントン ニフタ地区
標高 1,300m
生産者 小農家
収穫時期 2015年10月~2016年3月
加工方式 ウェットハル(スマトラ式)
品種
認証

「マンデリン」とはそのまま特定のコーヒー生産地を表す名称ではなく、スマトラ島北部で生産されるアラビカコーヒーの総称です。そのため、マンデリンの生産地は広大なスマトラ島北部に広がり、小規模農家からの集約によるバラツキが発生し品質管理が難しくなっています。
スマトラ島 トバ湖

そんな中、スマトラ島北部 リントン・二フタ地区に限定したコーヒー豆を集め、吟味を重ねることで、高い品質を実現・維持しています。

スマトラ式

コーヒー豆: コロンビア モンターニャ・ネバダ 16/17

コロンビア ウィラ - パーチメント乾燥
【基本情報】
エリア 南部ウィラ県
標高 1,500m ~
生産者 小農家
収穫時期 2016年4月~7月
加工方式 ウォッシュト(水洗式)
品種 カツーラ, カスティージョ, ブルボン, etc
認証

世界第2位のコーヒー生産国であるコロンビアには複数の産地があります。

単にスプレモ、エクセルソといった呼び方で取引きされる標準的なコーヒー豆では、これらの複数産地の豆がミックスされるため、品質にバラツキが生じます。

コロンビア ウィラ - パルパー

このコーヒー豆はウィラ県ピタリト市周辺の豆だけを選抜し、品質鑑定することで、品質のブレを低減しています。

コロンビア ウィラ - パーチメント乾燥