ブレンドコーヒーのベースと名称

「ブルーマウンテンブレンド」というような名前のブレンドコーヒーを喫茶店などでよく見かけると思います。
先日惜しまれつつ閉店した「珈琲の青山」さんでもブルーマウンテンブレンドは定番商品でした。なんといっても、店名が青(ブルー)山(マウンテン)でしたからね。

「ブルーマウンテンブレンド」という名前はブルーマウンテンを中心(ベース)にして他のコーヒー豆をまぜていると思われがちでしょうが、実は30%ブルーマウンテンを使っていれば「ブルーマウンテンブレンド」と名乗っていいことになっているのです。
これは「レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約」に明記されています。

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ブルーマウンテン30%、ブラジル70%でも「ブルーマウンテンブレンド」と命名していいわけです。普通に考えたら「ブラジルブレンド」ですよねぇ。

当店のブレンドはというとフレンチブレンド、フルシティブレンド、シティブレンド、ハイブレンドの4種類です。
使っている豆に関係なく、シンプルに焙煎度(フレンチロースト、フルシティロースト、シティロースト、ハイロースト)を名称にしています。

いずれもベースとなるコーヒー豆は最低でも50%は使用するようにしています。
現在のベースはフレンチブレンドがインドネシア、フルシティブレンドがコロンビア、シティブレンドがグァテマラ、ハイブレンドがペルーです。

フレンチブレンド、フルシティブレンドは単品として常時置いている豆をベースにすることで年間を通して大きく味を変えず提供できるようにしています。
逆にシティブレンド、ハイブレンド(現在のベースはペルー)はその時々に単品として提供している豆をベースにしたシーズナルなブレンドにしています。

現在の人気は1位がフルシティブレンド、フレンチブレンドとシティブレンドが2位3位を争っていて、ハイブレンドが4位といった状況です。

昨年はこの4つの他に世界最古のブレンドと言われるモカジャバブレンド(インドネシア+エチオピア)、神戸マラソンランナー向けのサブスリーブレンド(マラソン最強を争うケニア,エチオピアのブレンド)を提供しました。

サブスリーとはフルマラソンで3時間を切ることを言います。サブスリーブレンドは今年もやる予定で、昨年同様の神戸マラソン当日の無料ポットサービスに加えて、事前の豆販売も計画中です。
詳細はまたお知らせしますのでお楽しみにしてください。

貧血ぎみな人のコーヒーライフ

貧血ぎみな女性でコーヒーやお茶の飲み過ぎを気にされているかたが多いようです。
店主は男ですがランナーで貧血気味ですのでお気持ちがわかります。

「コーヒーは実は健康に良かった」というようなニュースのほうが最近は多いですが、鉄分の吸収を阻害するというネガティブな影響は、いまだに払拭されていないようです。

これはコーヒーやお茶に含まれるタンニンという物質による影響とのことです。
コーヒーの場合、タンニンは焙煎が進むと次第に消えていくので、イタリアンローストなどの極深煎りのコーヒーならほとんど影響が無いんじゃないかと思います。
ただ、自宅ならともかく外食時の食後の一杯に極深煎りを選択できることは少ないと思います。

そこで店主は鉄分補給を目的とした食事を外でするときは以下を心がけています。

・食後にコーヒーや紅茶が必ず付いてるセットやコースは注文しない
 (せっかく付いてるのに飲まないのはもったいないので)

・コーヒーは家(職場)に帰ってから飲む (食後1時間ぐらいは空ける)

どうでしょう?
鉄分吸収の妨げにならず、かつお店で飲むより美味しいコーヒーが飲めて、一石二鳥ではないでしょうか?

昨夜は当店の西徒歩3分ぐらいにあるキャトルラパンさんで、フォアグラ&子牛&鴨で鉄分を補給してきました。(下の写真)
ここは、そもそもコーヒーが無いので上記を実行するのにうってつけですよ。
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スプーン1杯のコーヒー豆(粉)が重くなる要素、軽くなる要素

コーヒー豆(粉)は体積では無く重さで測ってますか?

「重さではかるのならスプーンは洗濯用洗剤についているやつとか、プロテインについてるやつとか、何でもいいでしょう」という考えで、当店ではメジャースプーンの類を商品として置いてませんでした。

しかし、コーヒーを淹れるのに使うアイテムが欠けているのもいかがなものかと心を改め、先月から販売してます。
コーヒー豆の保存容器に入るような小さなものより、フックにかけておけるタイプのほうが使い勝手がいいと思ったのですが、なかなか適当なものが見つからず、結局輸入しました。

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試してみたところ、すりきり一杯で当店のフルシティブレンド(豆の状態)が約12g入ります。しかし、いつも同じ条件で淹れるためにはやはりキッチンスケールなどで重さをはかることをオススメします。メジャースプーンを使って体積ではかった場合、以下のような要素で重さが軽くなったり重くなったりして、抽出の元となるコーヒー豆の量が安定しません。

・焙煎度が浅いと重くなる

・(豆の状態で測る場合)粒の大きさが小さいと重くなる

・(粉の状態で測る場合)挽き方が細かいと重くなる

・(粉の状態で測る場合)ぎゅっと圧縮されいてると重くなる

上記条件が複数重なった場合などは、メジャースプーン1杯の重さが、かたや16gかたや10gというように大幅に違ってしまうことがあります。

重さは一定にしておかないと、コーヒー豆を変えてみた時に味が変わっても、それがコーヒー豆自体の差なのか、量による差なのか、なんだかわからなくなってしまいます。
まず重さは揃え、次に抽出(淹れ方)も極力安定させて、その上でいろいろなコーヒー豆を試してみるとお気に入りのコーヒー豆にたどりつきやすいと思います。

時間にして数秒、それほど手間はかかりませんので、ぜひ重さで測ってみてください。

コーヒー豆「インドネシア(マンデリン) ドロサングル」販売開始のお知らせ(2014/10/24~)

本日(10月24日)からインドネシアのコーヒー豆 「ドロサングル」を販売開始しましたのでお知らせします。
焙煎度はフルシティローストです。リントンニフタとの入替えになります。

ご購入量 価格
100g 480円
200g 920円 (100gあたり460円)
500g 2,200円 (100gあたり440円)

インドネシア (マンデリン) はこれまでリントンニフタ地区のコーヒーを扱ってきましたが、今回はドロサングル地区のものを紹介させていただくことにしました。

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ドロサングルはリントンニフタの西隣に位置します。
リントンニフタをお飲みいただいたかたも、そうでないかたも、ぜひお試し下さい。

 

コーヒー豆: インドネシア (マンデリン) ドロサングル

【基本情報】
エリア スマトラ島北部 ドロサングル地区
標高 1,400m
生産者
クロップ 13/14
加工方式 ウェットハル(スマトラ式)
品種 アテン
認証

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「マンデリン」とはそのまま特定のコーヒー生産地を表す名称ではなく、スマトラ島北部で生産されるアラビカコーヒーの総称です。
そのためマンデリンの生産地は広大なスマトラ島北部に広がり、小規模農家からの集約によるバラツキが発生し品質管理が難しくなっています。

このコーヒ豆は優良産地と知られるドロサングル地区の中でもサラブレッド的なエリアから収穫された大粒のアテン種のみを厳選して使用しています。
雑味では無く、本来のマンデリンが持つフレーバーを感じることができるコーヒーです。

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11月の「コーヒーセッション (ペーパードリップ抽出編)」の開催のお知らせ

11月の「コーヒーセッション (ペーパードリップ抽出編)」の開催日程をお知らせします。
今月から夜の開催を増やして1日3回となっています。来月も継続しますので、よろしくお願いします。

日にち: 11/4,11/11,11/18,11/25
時間: 10時-11時,14時-15時, 18時-19時の1日3回開催です。

既にセッションのページから申し込み可能となっていますので、よろしくお願いします。

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コーヒーミーツキャンディ?

今日は朝から微妙な空模様ですね。
雨の日の集客のために、雨の日サービスをやっている飲食店はよく見かけますが、雨の日かどうかの判定が結構シビアだったりしますよね。

その点、うちは今日のような微妙な時も基本的に「雨の日 飴サービス」を実施することにしています。ま、低コストな飴ちゃんですからね。(^^;)

さて、その「雨の日 飴サービス」の飴ですが、適当に寄せ集めていると見せかけて、実はコーヒーに合うものを厳選しています。今あるのは黒飴、はちみつ、バタースコッチの3種類ですが、約20種類から選ばれた3種類なんです。

「選ばれし者の恍惚と不安、二つ我にあり」

口の中で飴をころがしてる状態でコーヒーを含んでみてください。なかなかの相性ですよ。

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