コーヒーゼリーは冷凍しないでください

昔なつかしのとくれんオレンジです。

暑くなってきましたね。これぐらいになるとゼリーは冷凍のほうが好まれると思います。
予定(写真)どおり7/17でコーヒーゼリーは一旦終了し、8月末ぐらいまではとくれんプデナーオレンジを再販することにします。

コーヒー豆屋のコーヒーゼリー

ところで、当店のコーヒーゼリーはとくれんのように冷凍しないでください。
こうも暑いと冷凍したいお気持ちはわかりますが、冷凍には対応しておりません。

当店のコーヒーゼリーは富士商事さんのパールアガーで固めています。
パールアガーとは海藻から抽出精製された多糖類を主原料としたゲル化剤で、ゼラチンで作ったゼリーのように常温では溶けてしまわないので、お持ち帰り用に適しています。
このパールアガーですが、冷蔵ゼリー用と冷凍ゼリー用に分かれていて、当店では冷蔵ゼリー用を使用しています。一度、冷凍して解凍したのを食べてみましたが、水分が放出されて食感が著しく失われます。

冷凍ゼリーは明後日のとくれんまで少々お待ちください。
とくれん プデナーオレンジ

コーヒー豆 「グアテマラ アゾテア」発売のお知らせ

グァテマラ アゾテア

本日(7/15)からグアテマラのコーヒー豆 「アゾテア」を販売開始します。
焙煎度はシティローストです。パプアニューギニア トロピカルマウンテンとの入替えになります。

ご購入量 価格
100g 520円
200g 1,000円 (100gあたり500円)
500g 2,400円 (100gあたり480円)

一気に暑くなりましたが、北半球のコーヒー豆はこれからが一番いいシーズンです。
暑さに負けず、旬の香味をお楽しみいただければと思います。

グァテマラ アゾテア

コーヒー豆「ハイブレンド」の販売終了と「ミャンマー ピンウールウィン」発売のお知らせ

ミャンマー ピンウールウィン

ハイローストのコーヒー豆として「ハイブレンド」を長い間販売しておりましたが、一旦終了し、本日から「ミャンマー ピンウールウィン」をハイローストで焙煎&提供開始しました。

ご購入量 価格
100g 480円
200g 920円 (100gあたり460円)
500g 2,200円 (100gあたり440円)

当店ではいわゆる中煎りに位置するブレンドは「ハイブレンド」と「シティブレンド」の2種類を提供していました。
ハイブレンドのほうはアジアなどハイローストでも比較的酸味が穏やかなコーヒー豆をベースにして飲みやすいコーヒーを作るよう意識しておりました。
しかしながら、お客様の嗜好をみているうちに、中煎りレンジのブレンドは1つに絞って、その分、個々の産地を紹介するという方向に改めることにしました。

その初回が「ミャンマー ピンウールウィン」ですが、2ヶ月以内ぐらいのスパンで入れ替えていく予定です。

ハイブレンドを贔屓にしてくださっていたお客様には申し訳ございませんが、ご了承ください。どうぞ、よろしくお願いします。
ミャンマー ピンウールウィン

コーヒー豆: ミャンマー ピンウールウィン (Myanmar Pyin Oo Lwin)

ミャンマー ピンウールウィン
【基本情報】
エリア マンダレー地方シャン高原
標高
生産者
クロップ 14/15
加工方式 ウォッシュト(水洗式)
品種 SL34, S795
認証

アジア最後のフロンティアと言われるミャンマーのコーヒーです。
ミャンマーでのコーヒー栽培は、1885年に宣教師によって始められましたが、ロブスタ種でした。アラビカ種の栽培は1930年にシャン州から始められました。
シャン州に代表される北部の高地では肥沃な赤土と程度な降水量が高品質なアラビカコーヒーを生産するポテンシャルを秘めており、世界の注目の集めています。
ミヤンマーのコーヒー豆

ピン・ウー・ルウィンとはミャンマー北部マンダレー地方シャン高地にある都市です。イギリス植民地時代、避暑地として開発されたため英国風の町並みが残っています。
ピンウールウィン

 

産地毎のコーヒー豆の旬 (Coffee Seasonality)

7月に入り、北半球のコーヒー豆が日本に入港してきています。
当店にも「今が旬」といえるグァテマラの生豆が入荷し、来週から焙煎予定ですので、今日はコーヒー豆における「旬」 (Seasonality) について書いてみます。

コーヒー豆における旬とは

コーヒー豆も農作物なので、旬というものはあると思います。ただ、コーヒー豆は海外で栽培、加工されて日本に届きますので、日本に住む人にとっての旬とは、日本に入港して間もない生豆が焙煎されて店頭に並ぶ時期になります。

産地により異なるコーヒー豆の旬

生産国によって収穫時期が異なりますので、日本における旬の時期も生産国毎に異なります。大ざっぱには、北半球の生産国では日本の冬が収穫期で、夏から秋にかけての時期に日本に入港します。
一方、南半球の生産国では日本の夏が収穫期で、冬から春にかけて日本に入って来ます。
収穫時期と入港時期の間が大きく開いているのは、収穫されたコーヒーチェリーが生産国で生豆に加工され、それが船旅を経て日本に入港するまでに多くの日数がかかるためです。3ヶ月で入って来ればとても速いほうで、半年やそれ以上かかることもザラです。

当店で比較的良く扱っている生産国について、大体の収穫時期、日本での旬を以下の表にまとめてみます。

生産国収穫時期日本での旬
ブラジル5-9月12-3月
ルワンダ2-6月12-3月
東ティモール5-9月12-3月
グァテマラ12-3月7-10月
エチオピア9-2月6-9月
インドネシア(マンデリン)10-2月2-5月

旬を楽しんでみてください

春はイカナゴ、秋はサンマといように、コーヒーも夏はグァテマラ、冬はルワンダと季節を感じていただけると、きっともっとコーヒーが楽しくなると思います。
もしかすると、単に季節感だけで無く、「風味が濃厚」とうような「オマケ」もついてくるかもしれませんよ。

そういう思いがあって、エチオピア、インドネシア(マンデリン)、ブラジル以外は定番化せずにどんどん入れ替えるようにしてます。季節のコーヒーを楽しんでみてください。

Global coffee production Robusta vs Arabica by Elcambur (CC BY-SA 4.0)