好きな和菓子は色々あれど、「一番好きな和菓子は?」と聞かれても、迷わず答えれるのが「柏餅」です。
普通のパンより噛みごたえのあるベーグルが好きな人が好む和菓子はやっぱり柏餅なんでしょう。
そんな柏餅ですが、端午の節句に先立って4月ぐらいから店頭に並び、5月末ぐらいで姿を消すという和菓子屋さんが多いです。
「いくらニーズがあっても節句が過ぎればサッと消えるのがをかし」というのはわかります。
でも、柏餅を一番好きな和菓子と言い切る者にとって、長きに渡って提供してくれるお店はとてもありがい存在です。
夏になると、葛餅、わらび餅、水ようかん、水まんじゅうと、軒並み瑞々しくて柔らかい和菓子へと移っていきます。
これらは和菓子らしい季節感が出ていて良いなあと思う一方で、噛みごたえのある餅物を好む俺としては、わずかの物足りなさを感じる時もあります。
そんな時に拠り所となるのが、大安亭市場にある味正堂さんの柏餅です。
味正堂さんでは通年ではありませんが節句が過ぎても夏まで作り続けてくださってます。
濾し餡を白い餅で包んだものと、ヨモギが練り込まれた緑の餅で粒あんを包んだものと2種類。
粒あん派としては緑ですが、コーヒーと楽しむなら白で、いつも悩みどころです。
形は丸ではなく、一般的な二つ折り。
「新 和菓子噺 」という本によると記録に残っている最も古い柏餅は鳥子(卵)型だそうですが、近くの和菓子屋さんでは二宮商店街の月ヶ瀬さん以外は二つ折りタイプです。
さっぱりした甘すぎない餡の柏餅のお供にするコーヒーはフルシティぐらいのコーヒーがいいと思います。
しっとりした柏餅には暑くてもアイスコーヒーよりホットのほうがいいと思いますよ~。
新鮮な柏餅には新鮮なコーヒーを ( ´∀`)_c□~