コロンビア モンターニャ・ネバダ 21/22

エリアウィラ県ピタリト市
標高1,500m~
生産者小農家
収穫時期2022年4月~7月
加工方式水洗式 (ウォッシュト)
品種カトゥーラ, カスティージョ, ブルボン, etc.
認証

コロンビアはブラジル、ベトナムに次ぐ世界3位のコーヒー生産国で、日本のコーヒー豆輸入先としても第3位となっています。(2022年時点)

単にスプレモ、エクセルソといった呼び方で取引きされる標準的なコーヒー豆は、コロンビア各地からの寄せ集めであり、品質よりも価格を優先したものです。

ピタリトの山景


今回、当店で焙煎&提供させていただくのは、産地 (南部ウィラ県のピタリト市周辺農家のみ)、香味評価結果 (SCAA基準で80点以上)の両面で厳選し、高いレベルでの品質安定化が図られています。

コーヒーの苗木

ブラジル メロウイエロー

ブラジル国旗
エリアアルタ・モジアナ
標高1,000-1,350m
生産者アトランティカコーヒーが生産指導する約100の小農家
収穫時期2023年6月~8月
加工方式乾式 (ナチュラル)
品種イエローブルボン
認証

ブラジルは世界最大のコーヒー生産国で、世界全体の生産量の約3割を占めています。

日本が輸入しているコーヒー生豆も約3割以上がブラジル産です。(2021年時点)

通常、コーヒーチェリーは熟すに連れて緑→黄→赤と色が変わっていきますが、イエローブルボン種は完熟でも黄色い果実です。

そのためイエローブルボンは熟度の見極めが難しいと言われていますが、このコーヒー豆は熟練のピッカーさん達の手摘みによって、良い状態のチェリーが選別され、集められています。

インド チャンドラヒルズ クメールゴデ 22/23

インド国旗
エリアカルナータカ州チクマガロール地区ムディゲレ・タルク
標高1,100-1,400m
生産者クメールゴデ農園
収穫時期2022年12月-2023年1月
加工方式水洗式
品種S795, SL9, Cauvery, Chandragiri
認証

インドは紅茶生産国として名高いですが、コーヒーも世界7位(2020年時点)の生産国です。
その歴史はエチオピア、イエメンについで長く、17世紀にババブータンというムスリムがイエメンから7粒のコーヒー豆を持ち帰ったのが始まりと言われています。

その後、イギリスの植民地支配によってコーヒーの生産&輸出が盛んになりました。

日本のコーヒー輸入先としてインドは第21位(2020年時点)とマイナー感を否めません。

しかし、日本最古のコーヒー店と言われる神戸の放香堂が最初に提供していたのがインド産ですので、神戸のみならず日本にとっても、ゆかりあるコーヒーと言えると思います。

当店では「神戸のご当地コーヒー」として、できるだけラインナップに含めておきたいと考えています。

神戸市立博物館1Fに展示されている「豪商新兵 湊の魁」

今回当店で焙煎&提供させていただくクメールゴデは、ケラチャンドラグループの運営する歴史ある農園で、英国植民地支配下の1921年に操業が開始されました。

ケラチャンドラグループはインドのカルナタカ州チクマガルール、ケララ州ワイナード、ケララ州コッタヤム3つの地区に合計6000エーカー(24キロ平方メートル)の農園を運営しています。

従業員は全ての地域を合わせて2400名を超え、農園の品質管理から、天日乾燥や水洗式の精選、中間物流、輸出手配まで一貫して自社で行うことが可能なため、高い品質を保ち、流通の透明性を保つことが可能となっています。

ブルンジ ルゴリ 22/23

エリアンゴジ県ブシガ
標高1,680m
生産者ルゴリCWS (小農家)
収穫時期2023年1月
加工方式水洗式 (ウォッシュト)
品種レッドブルボン
認証

ブルンジのコーヒーの栽培は、1930年代初頭のベルギーの占領中に始まり、主にヨーロッパ向けの輸出が盛んになります。

1962年の独立後はコーヒーセクターが民営化され下火になりますが、1990年代の内戦後は国の復興を支える換金作物としてプレゼンスを増していきます。

近年ではCOE(カップオブエクセレンス品評会)が開催されるほどの名高いコーヒー生産国となっています。

ルゴリCWSはブルンジ北部に位置するンゴジ県にある、高評価の洗浄ステーションです。

1,200以上の小農家からコーヒーチェリーを集め、高品質の水洗式コーヒー豆のロットへと精選・加工しています。

コロンビア サウスウィラ 22/23

エリアウィラ南部
標高1,450-1,700m
生産者ウィラ南部の複数農園
収穫時期2022年11月~12月
加工方式水洗式 (ウォッシュト)
品種カトゥーラ, ティピカ, カトゥアイ
認証

コロンビアはブラジル、ベトナムに次ぐ世界3位のコーヒー生産国で、日本のコーヒー豆輸入先としても第3位となっています。(2022年時点)

今回、当店で焙煎&提供させていただくのは、コロンビアのコーヒー産地として名高いウィラの中でも南部エリアから複数の農園を組み合わせたロットです。

品質の良いコーヒーを安定的に供給するために、選定された複数の農園のコーヒー豆を組み合わせて、ロットが作り上げられています。

ブラジル カフェ・サウダージ 23/24

ブラジル国旗
エリアアルタ・モジアナ
標高1,000-1,350m
生産者アトランティカコーヒーが生産指導する約100の小農家
収穫時期2023年5月~7月
加工方式乾式 (ナチュラル)
品種ブルボン(50%), ムンドノーボ, カトゥアイ, etc.
認証

ブラジルは世界最大のコーヒー生産国で、世界全体の生産量の約3割を占めています。

日本が輸入しているコーヒー生豆も約3割以上がブラジル産です。(2021年時点)

平地にある大規模農園では機械化が進んでいますが、このコーヒー豆は比較的標高の高いモジアナ地区の山岳地帯で栽培され、厳選された100の小農家が100%手摘みで収穫しています。

人が程よく熟したコーヒーチェリーを選んで摘み集めることが、品質のバラツキが少ない良いコーヒー生豆を生成することに寄与しています。

インドネシア マンデリン ポンドック・バル 22/23

National Flag of Indonesia
エリアスマトラ島アチェ州ベネルムリア地区ポンドック・バル村
標高1,200-1,600m
生産者プルマタ・ガヨ農協
収穫時期2023年8月~10月
加工方式ウェットハル (スマトラ式)
品種ティムティム, ブルボン, アテン
認証有機JAS

インドネシアのコーヒーは18世紀に植民地支配していたオランダによって持ち込まれ、2020年では世界4位の生産量です。

日本でも6位の輸入先で、特にマンデリンは人気の銘柄となっています。

マンデリンとはそのまま特定のコーヒー生産地を表す名称ではなく、スマトラ島北部で生産されるアラビカコーヒーの総称です。

そのためマンデリンの生産地は広大なスマトラ島北部に広がり、小農家から寄せ集める事に起因するバラツキが生じがちで、品質管理が難しくなっています。

今回、焙煎&提供させていただくのは、公開ムチ打ち刑のニュースで見聞きするアチェ州で作られている、希少なオーガニックのマンデリンです。

プルマタ・ガヨ農協のサポートの下で、各生産者が地道な草刈りや木々の管理を徹底する事により、化学薬品を使用する事なく、コーヒー農園を健康に保っています。