違いの分かる人になる方法

コーヒー屋をやっていると、たまにこういう声を聞きます。

「どうせコーヒーの味の違いわからないし・・・」

「何飲んでも同じだから・・・」

これを聞くと、「ダバダ~ダバダ~♪」とネスカフェ ゴールドブレンドのCMを思い出します(^^)

「違いがわかる男のゴールドブレンド」というやつです。

いろんなかたが出演されていましたが、何故か真っ先に宮本亜門を思い浮かびます。

どうでもいい話ですね、スミマセン(^_^;)

では、違いがわかる男(女)になるには、どうすればよいでしょうか。

【違いがわかる人になるには】

これは簡単。

「関心をもつ」だけです。

こういう話があります。

いつも通る道にゴルフショップがあるのに、ゴルフに全く興味が無い人だと、そのショップの存在を認識してなかったりするそうです。

それと一緒で、コーヒーの味に関心をもたず、なんとなく飲んでているだけなので、「違いがわからない」となっているのだと思います。

「インスタントコーヒーと豆から淹れるコーヒーの違い」

「浅煎り、中煎り、深煎りの違い」

これらには、日本茶、紅茶、烏龍茶の違いぐらい、誰にでもわかる差があると思います。

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【注意点】

ちょっと注意していただきたいのは、コーヒー専門店などで見聞きするフレーバー(香り)です。

オレンジ、ブルーベリー、グレープなどなどいろんな表現がありますが、これはその店の主観に過ぎない事がほとんどなので、別の人が飲んでそう感じなくても当然なんです。

仮に、テイスティング(カッピング)の有資格者による客観的表現だとしても、同等レベルの人同士でなければ、共感できません

そういうわけで、商品説明にあるような香りを感じなくて当然なのです。

話半分に受けとめておきましょう(^^)

【まとめ】

「関心を持つ」「味わう」という意識を持つだけで、誰でも違いのわかる人になれます。

専門店である当店まで足を運んでくださるかたは、関心は既に持っておられると思いますので、全くもって大丈夫だと思います(^^)
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グアテマラのナチュラル

ラ・クプラ ナチュラル

2013年,2014年と取り扱っていましたグアテマラ ラ・クプラ農園のコーヒー生豆が届きました (^^)

ラ・クプラ ナチュラル

【帰ってきたラ・クプラ】

2015年は空白の1年となりましたが、2年ぶりに帰ってきました。

グアテマラといえば伝統的にはウォッシュト(水洗式)方式で加工された、クリーンなコーヒーのイメージですが、今回は当店のグアテマラとしては初となるナチュラル(自然乾燥式)のコーヒーです。

ナチュラルと言っても、ブラジルのナチュラルとは一線を画すもので、俗に「ワイニー」と呼ばれたりする、赤ワインに例えられるようなフレーバーが特徴となっています。

※ワイニーについては、コチラの過去記事を参照ください。

 【2種類のグアテマラ】

現在提供中のヌエバ・グラナダもまだ在庫がありますので、ラ・クプラの提供開始によって、グアテマラが2種類並ぶことになります。

 

コーヒーの風味を決める要素として影響大きいのは、1番目が焙煎度で2番目が加工方式と過去に書きました。

 

グアテマラの2種類は、以下の通り、この2つの両方ともが異なります。

 

  • グアテマラ ヌエバ・グラナダ(加工方式: ウォッシュト, 焙煎度: シティ)
  • グアテマラ ラ・クプラ(加工方式: ナチュラル, 焙煎度: フルシティ)

 

2つとも違えば同じ国の豆でも、香味は相当異なります。

誰が飲んでもわかる違いとなって現れると思いますので、興味ありましたら味比べしてみてください。

 

早ければ明日から焙煎&提供を開始しますので、もう少々お待ち下さい(^^)

無理なく持続可能性に貢献できるコーヒー

完熟コーヒーチェリー

今日の神戸はどうやら30度に届かず、久しぶりに真夏日を脱した模様です。

「今年は猛暑だったけど、来年はこんなこと無いだろう」と楽観視したいところですが、残念ながら期待薄のようです。

COP21のパリ協定で世界が取組む目標として合意されたのは、「2100年時点の気温を産業革命時代から2度以内の上昇に抑える」ことです。

先日のNASAの発表では今年の気温は既に産業革命時代から1.1度高くなっているとのことですので、あと0.9度までの上昇に抑えるのが世界共通目標ということになります。

つまり、世界がこれから取り組もうとしているのは、気温を今より0.9度上げないようにすることであって、気温が今より下がるなんてことは現実的では無いということです。

そりゃ、1年単位で見れば、「去年より気温が下がった」なんて年も今後出てくると思いますが、基本的には上昇基調です。

取り組もうとしているのは、温暖化の「抑止」ではなく「緩和」ということです。

さて、その緩和についてですが、温室効果ガスの排出量を減らすというアプローチに目がいきますが、吸収量を増やす(減らさない)というアプローチも忘れてはいけないことのように思います。

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昨日(9/4)のツキイチコンボで抜擢した「グアテマラ ヌエバグラナダ」と明後日(9/7)のブラジルイベントで対象となっている「ブラジル ダテーラサンライズ」は、どちらもレインフォレスト・アライアンス認証のコーヒー豆です。

レインフォレスト・アライアンスは(温室効果ガスを貯蔵することができる)森林を保護する取り組みですので、上記図(水色部分)の「吸収量を増やす(減らさない)」に貢献できるコーヒーなのだと考えています。

地球温暖化対策などは、日々の暮らしの中で無理なく取り組めることが大事だと思います。

コーヒーでいうと、いくら地球温暖化の緩和に貢献できる可能性があっても、やたら高いとか、美味しくないとかだったら、続けてられないと思うのです。

そういうわけで、当店では、無理なく支持していただけるレベルのコーヒーとして提供していきたいと思います。

もし、昨日や明後日のイベントがきっかけで試してみて気に入っていただいたなら、支持していただければ嬉しい限りです(^_^)

ブラジルコーヒーの概況とイベント(9/7)のお知らせ

9月7日のブラジル独立記念日にささやかなイベントを実施しますので、お知らせします。
また、そのブラジルのコーヒーの概況について簡単に紹介します。

【ブラジルーコーヒーの概況】

ブラジルといえばご存知のとおり、世界最大のコーヒー生産国です。
年間で約4,300万袋(1袋当たり60Kg)のコーヒー豆を作っています。

それでは消費はどうでしょうか。

コーヒーは途上国で換金作物として作られ、主に先進国に輸出されてそこで消費されるイメージを持たれるかもしれませんが、ブラジルは消費国としても世界第2位と上位にいます。
約2,000万袋が国内で消費されていますので、作ったうちの半分は自分たちで飲んでいるということになります。

1人あたりの平均を見ても年間5.9Kgです。日本(3.5Kg)と比較しても、かなりの量のコーヒーが飲まれていることがわかります。

飲用スタイルについてですが、自国が世界最大のコーヒー生産国のため、自国のコーヒーが多く飲まれているようです。
ただし、ブラジル内には産地がいくつかありますので、複数の産地のコーヒーを楽しんでいるようです。
日本で静岡、京都、鹿児島といろんな産地のお茶を楽しめるのと同じような感じでしょうか。

飲み方はエスプレッソにたっぷりの砂糖を入れてというのが主流のようですので、エスプレッソの本場イタリアと似ているのかもしれません。

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 【9/7 ブラジル独立記念日イベント】

さて、9月7日はブラジルの独立記念日です。
ブラジルのコーヒー豆「ダテーラ サンライズ 」をご購入いただいたかたに、ハーベストブラジルコーヒー味の小袋を1つプレゼントするイベントを実施します。

※先着30名分用意しています。
※小袋とは下の写真でカップの中に入っているものです。上の写真のではありません。(^_^;)
※シティロースト、イタリアンロースト、どちらでもOKです。
(ハーベストにはシティローストのほうがオススメです。)

このブラジルコーヒー味のハーベストはオリンピックにむけて東鳩さんから発売された商品で、オリンピックが終わった今となっては入手困難のようです。
既に近所のスーパーからは姿を消しています。

買い損ねたかたはぜひこの機をご利用ください(^_^)
よろしくお願いします。

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検証結果 (ヒマワリのその後 4)

7月末になんとか花を咲かせたヒマワリですが、どれも2つ目の花を咲かせることは無く枯れました。
種を取っておいてまた来年というのは無理そうです。
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でも、せまい穴で咲いただけでも頑張ってくれたのではないかと思います。

「狭さに耐えてよく頑張った!感動した!」

しかし、ここで「よく頑張ったな」で終わってはいけません。
元もとの目的は周囲の美化でした。

「散らかっている部屋に花を置けば片付けるようになるというのなら、ポイ捨ての多いストリートに花を咲かせればゴミが減るんじゃないか」
というのがそもそもの考えでした。

ヒマワリに隣接する約20平米の範囲(下の写真)で、毎朝拾うゴミの数をカウントしていましたので、その結果を見てみます。
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【結果】

7/11 3
7/13 4
7/14 2
7/15 1
7/16 0
7/17 3
7/18 2
7/20 1
7/21 4
7/22 3 咲き始め
7/23 1
7/24 2
7/25 2
7/27 1
7/28 1
7/29 1
7/30 0 満開
7/31 1
8/1 0
8/3 2
8/4 1
8/5 3
8/6 0
8/7 1
8/8 2
8/10 1 ほぼ散る
8/11 2
8/12 1
8/13 3
8/14 2
8/15 2
8/17 2
8/18 3
8/19 4

【考察】

花が咲いている間はすこ~し減ってる気がしないではないですが、有効だったのかどうかわかりませんね(^_^;)

データが少なすぎるので、また来年といわず、これからの時期に栽培できる花を探して育ててみます。

ヒマワリにこだわらないのなら、自分が好きな青色の花を咲かせたいと思います。ご期待ください(^_^)

アイスコーヒーに向いているコーヒー豆って?

アイスオレ

お盆休みは楽しめましたでしょうか?

当店は来週の火、水、木と3連休をいただきます。

暑さのピークを過ぎた感はありますが、今年は9月もなかなかの暑さが続くらしいです。

まだまだアイスコーヒーの需要がありそうですので、今日はアイスコーヒー用の豆についてです。

【アイスコーヒー専用の豆はありません】

「アイスコーヒー用の豆ください!」とお客様から言われることがあります。

お店によってはアイスコーヒー用のコーヒー豆を置いていることがあると思います。

今、ドトールさんのWEBサイトを見てみたら、「アイスコーヒー」というそのままの名前のブレンドコーヒー豆がありました。

当店は特にそのような専用の豆は用意しておりませんので、ホット同様に好みでコーヒー豆を選んでいただくことになります。

とはいっても、どれを選んでいいか悩むかたもいらっしゃいますでしょうし、ホットと違って試飲していただくこともできませんので、一応のオススメ豆を紹介します。

【ホットで淹れて急冷する場合】

ホットで淹れて急冷する方法のアイスコーヒーに求められるのは、キレのある苦味だと思います。

これをブラックでそのまま飲んだり、クリーミやシロップを入れて飲むのが、王道スタイルでしょう。

なので、最も苦いイタリアンローストのコーヒー豆がオススメです。

現在のラインナップではブラジル ダテーラヴィラが該当します。

アイスコーヒーの作り方

【水出しの場合】

水出しのアイスコーヒーは、クリームやシロップは使わず、ストレートでそのまま飲みやすい、苦味も酸味も強くなく、甘味を感じれるコーヒー豆が向いていると思います。

なので、フルシティローストぐらいの豆が一番合うと思います。

フルシティローストはいろいろ揃えるようにしていますが、今のラインナップなら東ティモール レテフォホがクリーンで甘みがあってオススメしています。

苦味は平気というかたなら、フレンチロースト、イタリアンローストもいいと思います。

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以上、店主の主観と、お客様の感想を元に、オススメを紹介してみました。

酸味のあるアイスコーヒーなどチャレンジしたいかたは、気にせず、浅煎り、中煎りのを選んでくださいね。

美味しいアイスコーヒーを飲みながら残暑を乗り切ってまいりましょう(^_^)