スーパーイタリアンロースト (オーダー焙煎もやってます)

オーバ焙煎もやってます

今朝はお客様からのご依頼で、ブラジルのコーヒー豆を通常販売しているイタリアンローストよりさらに5℃高くなるまで加熱した“スーパーイタリアンロースト”で焙煎しました。周りにはいつも以上のローストフレーバーがぷんぷん漂ってたことと思います。

オーバ焙煎もやってます

当店では店側で勝手に豆毎に焙煎度を決めて、商品として提供しております。しかし、通常販売しているコーヒー豆の焙煎度を変えたものにニーズがある場合は、「オーダー焙煎」として個別に対応させていただいております。

最小のご注文単位は800gです。
当店の焙煎には最小でも1Kgの生豆が必要ですが、これを焙煎すると800g台に目減りします。オーダー焙煎のものは他のお客様に販売できませんので、800g買い取っていただく形になります。
例外として、今朝のスーパーイタリアンローストのように極端な深煎りになると、目減りが多くなり800gを切ることがあります。その場合は結果的に700gをご購入いただくことになりますが、基本は最小800gとお考えください。

繁忙期などは個別のオーダー焙煎に対応できなくなることもありますが、可能な限りお受けするようにしています。
前日には準備しますので、ご相談&ご注文はお引取り希望日の2営業日前までにお願いします。どうぞお気軽にご相談ください。

ピザとコーヒー

ピザとコーヒー

先週のテレビ番組の影響でデリバリーピザが人気だそうです。休業日だったのでたまたま家でチラ見したのですが、たしかに美味しそうでした。世界一のピザ職人?のかたが絶賛しているんですもん。そりゃ試してみたくなるかたもいらっしゃるでしょう。
ネット全盛でもまだまだテレビの影響は侮れないようです。

そして、タイミングのいいことに、当店東に歩いてすぐのピザハット三宮店さんでは、8/23までずーーーーーっと「ハットの日」です。

そんな時流に逆らうこと無く、ピザと相性がいいと思われるコーヒーを紹介する記事を書くことにします(^^;)

(1) ピザを食べながら飲む場合

こってりしたピザの合間に飲むのなら、浅煎りから中煎りぐらいのすっきりした酸味系のコーヒーがいいと思います。

(該当する当店のコーヒー豆: エチオピア イルガチャフィ ミディアムロースト, ハイブレンド, マラウィ チャカカ, etc.)

(2) ピザを食べたあとに一息ついて飲む場合

こってりした食事の後には苦いコーヒーがいいと思います。ビターなコーヒーは口の中をさっぱりさせますので。また、ピザは甘くないので、甘いモノに飢えてきたら、最後に苦めのエスプレッソに砂糖を入れてデザートとして楽しむのもいいと思います。これはイタリアンのコース等では定番ですよね。

(該当する当店のコーヒー豆: ブラジル ダテーラサンライズ イタリアンロースト, フレンチブレンド, etc.)

(1) の場合は、コーラとかビールとかいう強敵がいますので、どちらかというとコーヒーの出番は(2)ですかね。
ピザ&コーヒー、お楽しみ下さい。

ピザとコーヒー

同じ焙煎度とはこう考えています。

焙煎度の考え方

コーヒー豆の焙煎の進度を焙煎度といいます。
当店ではミディアムロースト~イタリアンローストまで6種類の焙煎度で煎り止めしています。

この時に「何をもって焙煎度を判断するか」というのがあります。
一般的には、コーヒー豆の色で判断することが多いです。普通は目視で色を見て判断しますが、お金がある人は、アグトロン値などの指標を高価な測定器できっちり測ったりもします。

当店の場合、色も見ますが、プライオリティが高いのは豆の温度のほうです。
焙煎度の考え方
例えば、上の図で、コロンビアのコーヒー豆を210℃まで加熱してAのポイントでフルシティとして煎り止めしたとします。
次にインドネシアのコーヒー豆を同じように焙煎してAまで到達したが、色づきがコロンビアの時よりやや薄いとします。
この時、色を優先するなら、煎り止めせずに焙煎を続け、同じ色づきになったBで止めるわけです。
これに対し、温度を優先する場合は、わずかに色づきが薄くてもAで煎り止めます。

Aで止めたコロンビアとBで止めたインドネシアは色こそ同じですが、より長い時間、より高温まで加熱したインドネシアのほうが化学反応が進んでおり、焙煎度(焙煎の進度)も進んでいると言えると思います。
色はメイラード反応やカラメル化などによって形成されます。素材の生豆が違うと、反応の元となる成分の量等も違うでしょうから、同じ温度まで加熱しても色に少しの差は生じると思います。
それなら、例え少し色づきが違っても、同じように加熱して同じ温度まで到達したもの同士なら同じ焙煎度とみなして良いと思うのです。

当店のインドネシアとエチオピアはどちらも焙煎度はフルシティローストですが、よく見ると色合いが少し違っています。インドネシアのほうが少し薄く見えると思います。それは上記のような「焙煎度に対する考え」によるものです。

 

コーヒー豆「マラウィ チャカカ」販売開始のお知らせ (6/21)

本日(6月21日)からコーヒー豆「マラウィ  チャカカ」を販売開始しました。
焙煎度は当面はシティローストです。

ご購入量 価格
100g 480円
200g 920円 (100gあたり460円)
500g 2,200円 (100gあたり440円)

昨年に続いてマラウィのフェアトレードコーヒーを焙煎&提供させていただきます。

フェアトレードは「お買い物で国際協力」とか言われますが、お客様がお支払いになられたお金の一部がそのまま途上国に届けられるわけではありません。単に当店の売上になるだけです。
翌年以降も、輸入され続け、それを当店が仕入れ続けることで、生産者に還元されます。
そういうわけで、輸入業者がマラウィのフェアトレードコーヒーを継続的に輸入してくれるなら、当店も継続的に仕入れたいと思っています。

昨年のチノンゴ村から南東120Kmぐらいにあるのがチャカカ村です。
昨年チノンゴを飲まれたかたも、そうでないかたも、よろしければお試し下さい。
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トランス脂肪酸の使用状況

昨日からトランス脂肪酸が騒がれてますね。米国のFDAが3年以内に食品への使用を全廃することを通達したそうです。

今回のニュースを見られて、当店のお客様におかれましても気にされ始めるかたもいらっしゃるかと思いますので、あらかじめ、当店での使用状況をお知らせてしておこうと思いました。

といっても、トランス脂肪酸は日本国内では禁止どころか表示義務も無いので、アバウトな話であることをご承知おきください。

まず、ベーグルです。パン関連で含有量が多いとされるのはショートニング、マーガリンといった油脂に含まれるトランス脂肪酸です。
ベーグルは基本的に生地に油脂を使わないのが特徴です。
(たまに街で見かけるクロワッサンベーグルとかは別ですよ。(^^;))
当店でも使ってません。

ベーグルチップスを作る際はスライスしたベーグルに油脂を塗りますが、当店で使っているのはバターかココナッツオイルのどちらかです。

トランス脂肪酸が入っているとしたら、チョコチップ、粒ジャム、などの具材のほうです。先述しましたように、これらのトランス脂肪酸含有量は記載されていないため正確にはわかりませんが、ベーグル1個に含まれる量としては多くないと思います。

ベーグル以外ではドリンクやゼリー用に用意しているコーヒーフレッシュぐらいです。
これはトランス脂肪酸が含まれるものとして悪名高いですよね。
当店に置いているものも、牛乳から作っているものではありませんので、おそらく入っていると思います。

そんなコーヒーフレッシュをポンポンとお客様にお出ししたくはないので、アイスコーヒーのお客様にはフレッシュは原則出さないようにしてます。アイスコーヒーご注文のお客様にはブラックで大丈夫かお聞きし、フレッシュを入れたいというかたには代わりにアイスオレを選んでいただくようオススメしています。

コーヒーゼリーは、room for milk をカップの上に1cmほど確保して、ご家庭で牛乳や豆乳などをたっぷり入れていただけるようにしています。ゼリーが濃い目なので、味の面でも濃厚なフレッシュより粘度の低い牛乳や豆乳のほうが合うと思います。

ただし、コーヒーゼリーをお買い上げのお客様に「フレッシュはお出ししておりません」と一方的にお断りするのは不親切な気がしますので、お客様がご希望される場合に限りフレッシュをお付けしています。
トランス脂肪酸の摂取を避けたいとお考えでしたら、そのまま何も入れずに召し上がっていただくか、ご自分で牛乳or豆乳をご用意いただけますようお願いします。

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