コーヒー豆の提供価格を設定する時に考える事

ここのところ、ニュースで原料高騰、円安によるコーヒー豆の値上げが取り沙汰されてます。

当店のコーヒー豆の販売価格はというと、現状では、お客様の声を聞いている限り、おおむね安いと思ってくださってるかたが多いようです。
まあ、高いと思っていても声に出してそれを言うかたは少ないでしょうから、本当のところはわかりません。
三宮だと、そごう、にしむらさん、萩原さんなどで買われていたかたにとっては安く思えるでしょうし、カルディなんかで買われてたからすると高いと思われるかもしれません。

当店としては、どちらかというと、提供価格をおさえ薄利多売の方向を目指そうと思っています。
「良い物をお求めやすく」のスタンスです。

当店が提供したいのは、特別な日にだけ飲むような高級品では無く、“普段飲み”していただける日常品としてのコーヒー豆です。
より多くの方に”普段飲み”していただければ販売量が増えます。販売量が増えれば、焙煎の頻度も増え、よりフレッシュな状態でお客様に味わっていただくことができます。今は焙煎から1週間後を販売期間としていますが、できれば3日後には売り切りたいんです。
また、販売量が増えれば、生豆を仕入れる量も増えます。フェアトレードなどのサステイナブルな生豆であれば、産地へのポジティブな影響を増やすことができるはずです。

こう書くと、いいことばかりですね(^^)。
問題は、自分達が”貧乏暇無し”状態になることでしょうか(^^;)。
たまには旅行に行ったり美味しいものを食べたりしたいので”貧乏”はちょっと困りますが、暇無しはあまり苦になりません。
コーヒー豆の焙煎という仕事は好きでやってることなので寝食削っての長時間労働はさほど問題にならないのです。

ということで、今後も極力は焙煎豆200gが英世さん1枚あれば買っていただけるぐらいを目安に商品づくりをしていきたいと思います。

そういうわけなので、直訳すると”青い山”になるものや、動物の糞から集めるものなど、ブランドイメージや希少価値によって、豆そのものの品質に対しやたら高価になっているコーヒーを仕入れて販売する予定はありません。

1枚50円以上するようなコーヒー袋は使いません。

ぜひ、ゴクゴクと普段飲みに使ってやってください。どうぞよろしくお願いします。

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ドリップスタンド(特別仕様)

昨日紹介したドリップスタンドとは別に、特別仕様で作っていただいたものがあります。細かいニーズにもオーダーメイドで対応していただける事例として紹介したいと思います。

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これが特別試用バージョンです。ドリップスタンドの台座にHARIOのスケールを置いて、さらにその上にFire-Kingマグを置いた時にピッタリ合うように作っていただいています。
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コーヒーの焙煎や抽出を仕事にしているものなら、きっちり抽出量を測って、味をとりたいケースがあります。
このような場合に、スケールの上にマグやサーバを置くことで、抽出量(g)を測定します。

この特別仕様バージョンの場合、スケールに荷重をかけるものは、以下のとおりです。
・マグ
・マグの中の液体

シンプルですね。(^^)

HARIOの純正ドリップスタンドもありますが、ドリップスタンドがスケールの上に乗るように設計されています。
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この場合、スケールに荷重をかけるものは、以下のとおりです。
・ドリップスタンド
・サーバ
・サーバの中の液体
・ドリッパー
・ペーパーフィルター
・ドリッパー内の粉
・ドリッパー内の液体

一杯ありますね。(^^;)
やっかいなのは最後の「ドリッパー内の液体」です。蒸らしの前にTAREすると、マグには落ちていない、ドリッパー内の液体まで加算されてしまいます。
取説の手順では、蒸らしの後にTAREするように書かれていますが、その場合はTAREする前にマグにポタポタ落ちた分が除外されてしまったり、TARE後にさらに粉に染みこんだ液体分が抽出量として加算されてしまったりと、正確な測定が困難です。

このような課題を解決するために、特別仕様バージョンを制作することとなりました。
さすがにこの仕様は、プロかマニアのかたにしかニーズが無さそうですが、既に使用中のドリッパーや容器にぴったり合うものが欲しいとかはあるんじゃないかと思います。お気軽にご相談いただければと思います。

ドリップスタンド出来ました

店主の故郷・佐用町の職人さんにお願いしていたドリップスタンドが届きました。
早速淹れてみましたが、これでドリップすると、とても心が安らぐ感じがします。
ホッと落ち着いて味わいたい時の一杯を入れるのに最適なアイテムになっていると思います。

店頭で販売開始しましたので紹介します。

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No.1 マグ用
・台座、天板に集成材使用
・支柱は糸面仕上げ

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No.2 マグ用
・台座、 天板に集成材使用
・支柱はボーズ面仕上げ

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No.3 マグ用
・台座、 天板に無垢材使用
・支柱は糸面仕上げ

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No.4 サーバ用
・台座、 天板に集成材使用
・支柱は糸面仕上げ

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No.5 サーバ用
・台座、 天板に集成材使用
・支柱はボーズ面仕上げ
・天板にコーヒー豆の埋め木あり

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No.6 サーバ用
・台座、 天板に無垢材使用
・支柱は糸面仕上げ
・天板、台座、支柱にコーヒー豆の埋め木あり

大まかなサイズは以下のとおりです。
・穴の直径 約73mm
・天板と台座の間の長さ 140mm(マグ用),193mm(サーバ用)

マグ用、サーバ用としてますが、あくまで当店で取り扱っているV60ガラスドリッパー(樹脂スタンドをはずした状態),Fire-King マグ, メリタNEWストレートポットで組む場合のことです。
下の2つの写真は同じドリップスタンド(No.3 マグ用)ですが、ドリッパーによってはむしろサーバのほうに合うのがおわかりいただけるかと思います。実際にお使いの器具をお持ち頂いて確かめていただくことをオススメします。

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販売価格は各1,800円です。No.1 のみ少し傷があるのでアウトレット品として1,400円で提供させていただきます。

時間&送料はかかりますが、オーダーメイドも承ることができます。サイズや仕上げに対するご要望などありましたら遠慮なくご相談下さい。

コーヒー麻袋トートバッグ(2014 秋冬) ができました

ペルー モンターニャベロニカ

麻袋のトートバッグを新しくつくりました。贈り物、ギフトにいかがでしょうか。

全て実際に当店で焙煎した生豆が入っていたものです。
生産国から当店に届くまでの道のりで付いた、傷、汚れ、マジック書きなどありますが、それらは欠点では無く勲章のようなものだと思っていただけるとありがたいです。

全て内側にポケットがついています。写真では細部まではわかりにくいと思いますので、ぜひ手にとってみてみてください。

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ラオス ティピカ。神は神戸の略だと思われます。

インドネシア ブルーリントン
インドネシア ブルーリントン。当店ではリントンニフタという産地名をつけていました。


インドネシア ブルーリントンブルーリントンはもう一個あります。


ブラジル サントスアスレタのウェアでおなじみですね。カフェブラといわれたりしますが、ブラジャーみたいで個人的にはあまり好きな呼び方ではありません。



ペルー モンターニャベロニカペルーのフェアトレードコーヒー。モンターニャベロニカ(山)が書かれています。



ペルー モンターニャベロニカこちらもモンターニャベロニカ。COCLAは生産者団体名です。

ココナツシュガー(ココナッツシュガー)

ココナツシュガーあります

先月末からマスコバド糖に続く第2の砂糖としてフェアトレード&オーガニックのココナツシュガーをひそかに販売開始しております。
特にブログでとりあげるつもりはなかったのですが、先週CBS Newsのサイトで The trendiest foods for 2015 の1位になってましたので、今日は簡単にそれを紹介しようと思います。(なお、2位の抹茶は当店にはありません。コーヒー屋なので。)

(参考ネタ)
The trendiest foods for 2015 – CBS News

ココナツシュガーはココナツといってもヤシの実から作るわけでは無く、ココナツに咲く黄色い花の蜜を集めて作られる砂糖です。
ダイエットや糖尿病予防に有効とされる、血糖値の上昇をゆるやかにする低GI(35)の砂糖であることに加え、ミネラルやアミノ酸も豊富に含まれるため、ヘルシーな砂糖として愛用者が近年増えているようです。
恥ずかしながら店主も9月にミント神戸で献血した結果において、グリコアルブミンの値が高く、血糖値が高い状態が続いていることがわかったので、低GIということで使いはじめました。
それがコクがあって美味しかったことと、自分用だけの少量購入だと高くつく(^^;)ことから、輸入&販売することにしました。

香味のほうは、黒糖のようなコク、フレーバーがあって、上白糖はもちろん、マスコバド糖と比べても少しクセがあるように感じます。コーヒーに入れると単に甘くなる以上に味が変わりますので、その点はご承知おき下さい。
香味が好みに合えば、飲み物に溶かすだけでなく、料理や製菓の材料としていろいろ便利に使えると思います。試食できますので、ぜひご購入前に味わってみてください。

今年はココナツオイル(販売中)に始まって、ココナツ皿(販売中)、ココナツロング(ココナツパインベーグルで使用)、そしてココナツシュガーと、ココナツとの出会いの一年でした。

個人的には現時点で今年の漢字は「椰」です。
「椰」という漢字は一般的に「椰子」と熟語にして音読みで「ヤシ」と読まれますが、一文字だけでも訓読みで「やし」と読めるそうです。ご存知でしたか?

横道にそれてしまいましたが、お客様の生活習慣病の予防等に少しでも役立てば輸入&販売する当店もハッピーです。
どうぞよろしくお願いします。

ココナツシュガーあります

第3世界ショップ 地球食チョコレートの取り扱いを始めました

今週から第3世界ショップさんの地球チョコレートを取り扱い開始しました。

「フェアトレードはチャリティーでは無い。品質が良いものでないと。」
そう常々思っていますが、このチョコはまさにそれだと思います。
昨年はいろんな産地、品種のカカオを使用したショコラのテイスティングに参加してみたりもしましたが、「やっぱり地球食チョコは美味しいな」と再確認しました。
ちなみに、地球食チョコレートではドミニカのフォラステロ種のカカオをフェアトレードで輸入して使っています。

この地球食チョコレートと出会ったのは東京にいたころなのでもう5年ぐらい前になると思います。
グローバルフェスタか横浜国際フェスタかの国際協力関連のイベントで買ってみたのが最初でした。
その後も、第3世界ショップ直営店のアサンテサーナ(東京・目黒)や、アチャさん(大阪・南森町)などで毎年買い続けて、ついに今年から自分の店で販売することになりました。

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今季のフレーバーは7種類あるんですが、広くない当店ですので、ビター系3種類にしぼりました。
ビター、エクストラ、そして新作のソルト&クランチです。
コーヒーに無難に合うように、フルーツなど入ってないものを選びました。
新作のソルト&クランチもカリッとした食感と塩がとてもいいアクセントとなってます。

他のフレーバーも試したいというかたは、当店すぐ近くの賀川記念館の天国屋ナイトカフェで毎月フェアトレードグッズを販売されている one village one earth さんにお願いすれば、ナイトカフェの時に持ってきてくださると思います。
年内のナイトカフェは11/21,12/19 の予定です。

地球食チョコレートは植物油脂など余計なものを入れていないので、暖かくなると溶けやすくなります。
春先ぐらいまでしか販売できない季節限定商品ですので、今のうちにどうぞ。

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ドリッパーの材質

HARIO V60 耐熱ガラスドリッパー

昨年のニューオープン時に仕入れたHARIOのV60ドリッパーの在庫が無くなってきました。

これまではプラスチック製の透明なやつを扱っていたのですが、今回はガラス製を取り寄せることにしました。

プラスチック、ガラス以外にセラミックや金属でできたものもあって、お客様からもどれを手に入れるべきかご相談をいただくことがあります。

(この先は店主の主観的な考えです。)

まず、あまりオススメできないのが金属とセラミックです。

この2つは透明でないため、横から覗いても、湯がドリッパーを流れる様子が見て取れません。

側面から見れなくても抽出はできますが、V60独自のスパイラルリブに沿って湯が流れ落ちていく様子が見えないのはなんとも残念です。

また、抽出液の味に対して材質による影響が出ることも少し心配です。

値段も高価です。

残ったガラス、プラスチック(透明)は、機能的には大差ないと思いますので、好み、価格等で決めれば良いと思います。

店主はHARIOといえば耐熱ガラスのメーカーだと思っています。

そのHARIOでプラスチック製品を購入するのはステーキハウスでハンバーグを注文するのに近い感じがします。

いや、グリルチキンかな。材料が違うから。

グリルチキンかハンバーグかはともかく、そんな感じがするので店頭の品揃えもガラスにすることにしました。

プラスチック製より値は張りますが、サーバで使われているような薄いガラスで無く、とても頑丈なガラスで出来てますので、末長く使えると思います。

まだプラスチック製も少し在庫がありますので、両方手にとってみて、ピッ!と来たほうをお選びください。

HARIO V60 耐熱ガラスドリッパー