新 ジップロック コンテナー を使ってみました

リニューアルしたジップロック コンテナー

今年春にリニューアルした旭化成さんのジップロック コンテナー。

遅くなりましたが、ようやくいくつか取り寄せてコーヒー豆用に評価してみました。

リニューアルしたジップロック コンテナー

【適した用途】

旧モデル同様に運搬用として使うほうが良さそうです。

コーヒー豆の容器には運搬用と保存用があることは前に書きました。

臭いや湿気からコーヒー豆を保護したい保存用容器には、メーカーが「液漏れしない」ことをうたっている器がオススメです。

新しくなったジップロック コンテナーですが、旧モデル同様に「液体がもれることがあります」の但し書きがありますので、保存用より運搬用で使うほうがいいと思います。

4点ロック等はありませんが、よっぽど衝撃を与えない限り、フタが外れることは無いでしょう。

なお、保存用には、スクリューロックのほうがむいてると思います。

【容量】

以下は、東ティモール レテフォホフルシティローストの豆で試した結果です。
豆の大きさに寄って多少変わることにご留意下さい。

[正方形130ml]・・・コーヒー豆40g程度が入ります。2,3杯分ですので、職場、外出先などで淹れたい時とかに使えそうです。

[長方形300ml]・・・約100g入りますが、余裕がありません。当店で100gを持ち帰る場合は、510mlのものか次の正方形700mlをお使い下さい。

[正方形700ml]・・・200gまでこれで大丈夫です。

[正方形1,100ml]・・・400gギリギリです。400g以上をお持ち帰りの場合は、上位の1,900mlを用意していたほうがいいです。

【おまけ情報】

正方形700と1,100ですが、正方形の面積が旧モデルより一回り大きくなったため、食パンの角食が入るようになりました。

6枚切り2切れまでなら700ml、5枚切り2切れや半斤なら1,100mlにいい感じに入ります。

1切れや2切れ買って帰るのに、透明のビニール袋に入れてもらって、それをさらにお店オリジナルの手提袋に入れてもらってって、何か気が引けるじゃないですか。

そんな時に使い勝手のいい容器だと思います。

新しいジップロック コンテナーには食パン(角食)がぴったり入るものがあります

 

勝手に作るコーヒーギフト(コーヒーと羊羹←コーヒー羊羹では無い)

コーヒーと羊羹(春日野道 甘栄堂本舗さんの六甲山景)のギフトセット

コーヒーと羊羹のギフトセット

【お客様のご希望はコーヒーとそれに合う食べ物のギフトセット】

昨夜の閉店間際に来られたお客様は、ご自分用で無くギフト用をご希望のかたでした。

うちのギフトは現在コーヒー豆200gを3種類というセットしかありません。

しかし、お客様は、何かコーヒーに合うお菓子もセットに含めたいとのこと。

ベーグル、ビスコッティぐらいしか作ってない店としてはつらいとこです。

相談の結果、日頃利用している近所のお店のお菓子を勝手にセットにすることになりました(^_^;)

【コーヒーと羊羹はナイスコンビ】

今朝は開店準備を早めに終えて、春日野道商店街までダッシュ!

和菓子の甘栄堂さんで、「六甲山景」(羊羹)の3種類(粒、練、柚)を大人買い。

「六甲山景」という名が、神戸から届くギフトっぽくていい感じです。

いつも日本茶と合わせている人は意外かもしれないけど、羊羹とコーヒーは相性バッチリなんですよ。

柚(柚子)は試す前は自分も「どうかなぁ?」と思ってましたが、酸味が少しあるコーヒーに合いました。

そいうわけで、勝手にギフトセットを作って、無事発送することができました。

日頃、カロリー過剰摂取に目をつぶり、コーヒーに合うものをあれこれ試している事が、初めてプラスに出た気がします( ´∀`)

【一応、ご要望あればお作りできます】

このセット、もしご希望でしたら、「六甲山景」部分の代金600円でお受けします。

1個180円の羊羹が3個で540円。
(「3個まとめて500円!」とかはありません・・・)

差額の60円は甘栄堂さんまで買い出しに行くサービス料としてご了解ください(^_^;)

もちろん、ご自分で3個買ってきてくださっても構いません。

「六甲山景」は秋冬限定商品で2月まで作られる予定だそうです。

珈琲豆型スプーン&ナイフ置きは備前玉としても使えます。

備前玉のようにコーヒーカップに入れてます。

この秋から取扱いを始めた、備前焼のコーヒー豆型スプーン&ナイフ置き。

おかげさまで月2個ぐらいのペースでお客様の元へ旅立っています。ありがとうございます。

さて、このアイテムですが、備前焼ですので備前玉とは形が違うだけです。

当たり前の事と思い、敢えてアピールしてませんでしたが、備前玉と同じ用途で使うことができます。

念のため、この投稿の前に、作っていただいた窯元さんに確認済みです。

備前玉のようにコーヒーカップに入れてます。

備前玉の用途については、ネットにいろいろ書かれています。

水、お茶、コーヒー、お酒に入れたり、炊く系の料理に使ったり、風呂に入れたりというのが代表的のようです。

これらほとんどの利用シーンにおいて、球型よりむしろコーヒー豆を平べったくしたこの形のほうが、コロコロ転がらずに使い勝手がいいように思います。

こちらで試してみたのは、コーヒーに入れるのと、玄米を炊く時に使うものです。

コーヒーのほうは、釉薬を使っていない陶器のカップと同じような、まろやか効果があるように感じました。

玄米はあまり違いがわかりませんでした Σ(´∀`;)

既にご購入いただいたかたでしたら、備前玉代わりとしても使っていただくと、出番が増えて、より楽しんでいただけるかもしれません。

よろしければ、遊んでみてください ( ´∀`)

神戸で楽しむロクム(ターキッシュ・ディライト)

トルコのはありませんでしたがチュニジアのロクムを見付けました!

10月29日はトルコ共和国記念日です。

2013年にジャズベ貸し出しサービスをやって以降、毎年この日だけはトルコ式コーヒーを淹れるようにしてます。

さらに翌2014年からはロクムというトルコのお菓子を手に入れて、トルコ式コーヒーの友として、一緒に楽しむようにしてます。

最初はロクムの入手に苦労しましたが、3年も続けてると、いくつかネタがたまってきましたので、記事にすることにしました。

【「ゆべし」を代わりにする – 2014】

「10月29日にロクムを!」と思ったのはいいものの、2014年当時はネットで検索しても、有効な情報が出てきませんでした。

そこで浮かんだのが、仙台の銘菓「ゆべし」です。
初めてロクムを食べた時、一口食べて「ゆべしみたい」と感じたのを思い出したんです。

ゆべしを探してみると、有名な甘仙堂さんの「くるみゆべし」が、そごう神戸店の「諸国銘菓」コーナーにありました。

ロクムと比較すると、大きくて甘さ控え目です。
そのため、4つに切り分け、切った直後のネチョッとした断面に粉糖を付けると、よりいっそうロクムっぽくなりました。

下の写真は、切り分ける前に撮ってます。
デカイでしょ?

ゆべしをロクム代わりに

【トルコ料理屋で入手する  – 2015】

2015年もロクムの販売店は依然として見つかりませんでしたが、デザートでロクムを出しているレストランがありました。
カフェイスタンブールという三宮のトルコレストランです。

譲ってもらえるか電話確認してから訪問し、無事入手できました。
常時あるわけでは無いようなので、電話で取り置きを依頼してから行ったほうがいいです。

三宮のカフェイスタンブールさんでロクムを入手

【中近東の食料雑貨店で入手する – 2016】

北野のモスクの真ん前に中近東の食品を扱う「キタノストア」さんがあります。
昨年暮れにふらっと入った時に、チョコでコーティングされたロクムを見かけました。

昨日、期待して再訪しましたが、見つかりません (;´Д`)

諦めかけた時に見つけたのが、チュニジア製のロクムでした。
パッケージには”Lokum” では無く、”Roukoum(Loukoumかも)”。
国が違うせいか、スペルが違ってます。
もちろん、”Turkish delight” なんて文言もありません。
あやうく見逃すとこでしたー。

なお、お店の人の話では、政情不安のためトルコのは入って来てないとのことです。

トルコのはありませんでしたがチュニジアのロクムを見付けました!

【番外編 ネット通販】

神戸で見つからないなら、ネットで取り寄せるという手があります。

調べてみたところ、amazon にローズ&レモンのがありました。
華やかでいいですね!
英国から直送なのに低価格なので、以下に貼っておきます。
ただ、これから注文しても、10月29日は間に合わなそうです。

 

以上、ご興味ありましたら、参考にしてみてください。

もちもち好きには嬉しいお菓子です( ´∀`)

コーヒーを淹れる時の蒸らしで掻き混ぜるべきか

ハンドドリップの際にコーヒーの粉をかき混ぜる方法を見かけます

ハンドドリップの際にコーヒーの粉をかき混ぜる方法を見かけます

コーヒーセッションなどでたまに問い合わせいただくのが、「ハンドドリップでコーヒーを淹れる時の蒸らしで、マドラーなどを使って粉を掻き混ぜるべきか?」という事です。

サードウェーブといわれるようなアメリカのコーヒーショップでは混ぜるところがあり、これを真似た日本のコーヒーショップもあるようです。

最近は Youtube だけでなく、Facebook や Instagram でも動画が見れますので、混ぜてる動画を見られたかたもいらっしゃるようです。

今日はこの「蒸らしで混ぜる」ことについて考えてみます。

【混ぜる必要性】

蒸らしの段階で混ぜるということは、その目的は蒸らしの効率化だと思います。

垂らした湯を粉全体に拡散させたいのでしょう。

でも、新鮮で、かつ、適度な大きさに挽かれたコーヒー豆なら、かき混ぜなくても大丈夫です。

中央から落とし始めて、「の」の字を描くように外へ広げていけば、問題なく全体に染みわたります。

【混ぜることの弊害】

それより、混ぜることの弊害が気になります。

コーヒーの抽出は「美味しい成分だけを溶かし出して、不味い成分は粉に置き去りにする」ことに尽きます。

そして、都合のいいことに、コーヒーは美味しい成分ほど溶け出しやすく、不味い成分は溶けにくくなってます。

せっかくそのように都合良くできてるコーヒーなのに、わざわざ粉を掻き混ぜることで、雑味などを湯に取り込んでしまうリスクが高くなることが懸念されます。

【まとめ】

そういうわけで、いいことはあまり無さそうです。
洗い物も増えますしね。

ハンドドリップでの抽出においては日本のほうが先進です。

両手にポットを持って、同時に淹れるような国ですよ。
むこうから来たものを、安直に真似しなくていいのではないでしょうか。

そんなとこです。

美味しい家飲みコーヒーが入りますように( ´∀`)

輸入食品表示の問題点(ココナッツオイルが消えた理由)

Organic を消す(隠す)必要が有ります!

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、当店では最近、ココナッツオイルとココナッツシュガーの取扱いを止めました。
これは、取扱中の商品表示に問題があったためです。

残念がってくださるかたもいらっしゃいますが、ご了承下さい。
また、取扱中に表示上の問題があったことをお詫びします。

以下、問題点を説明しますので、ご興味あるかただけご参照いただければと思います。

1. 日本語表記、業者名の未表示

輸入食品の場合、通常、パッケージやラベルは外国語で書かれていて、日本語表記がありません。

このため、国内で販売するためには、原材料、内容量などを日本語で書いたラベルを作って貼る必要がありますが、やっておりませんでした。

また、その際に、製造者とは別に、販売者や輸入者を追記する必要があるのですが、これも未対応でした。

次の写真は現在取扱中のチョコレートバーの裏面ですが、このような表示が必要です。
輸入食品の日本語表示

2. ”オーガニック(Organic)”  をそのまま表示

ココナッツシュガー、ココナッツオイルとも商品名に “Organic” の文字列が含まれておりましたが、そのまま販売しておりました。

しかし、有機JASの認証を受けていないものは、”オーガニック”や”Organic” の文字はマジックやテープなどで隠す必要があるとのことです。

USDAなど海外の認証があっても、有機JASの認証が無いものは、これを守る必要があるそうです。

次の写真ではココナッツオイルのラベル左部分に “Organic” の文字がありますが、これを隠す必要があります。
Organic を消す(隠す)必要が有ります!

以上のような2つの問題があり、1だけなら頑張ろうと思うのですが、2の対応でマジックやテープで文字を隠すと、怪しいルックスになってしまいます。

そいういうわけで、”オーガニック(Organic)” と印字された食品の取扱いは止めることにしました。

“オーガニック(Organic)” の文字が無いチョコレートバーについては、コーヒーの友として、当面は取扱いを続けますので、よろしければご利用下さい。

どうぞよろしくお願い致します。

コンビニコーヒーより美味しいコーヒーがあふれる街になるために

コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか

コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか

発売されてから結構たってる本ですが、ようやく読めました。

「コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか」

高級ホテルだけでなく、素晴らしい料理を提供してくれるレストラン等でもコーヒーだけイマイチということがよくあります。

しかも、コーヒーは食事の最後に出てくるので、コーヒーが全体の印象を悪くしてしまう事があります。

この本を読んで、どうすれば、もっと美味しいコーヒーが街に溢れるようになるかを考えてみました。

【高級ホテル、レストランのコーヒーがコンビニより不味い理由】

内容を簡単にまとめると、①材料のコーヒー豆が粗悪品、②まとめて淹れて作り置き、という当然の理由が書かれています。

さらに①の背景として、大手コーヒー業者が、抽出機械を無償で貸し出して、代わりに継続的に低品質な豆を卸すという、商習慣が挙げられれています。

神戸は営業力が強そうな焙煎業者が多く、この商習慣が根強いのかもしれません。

コンビニコーヒーより美味しくないだけないならいいのですが、コーヒーの価格はコーヒーの品質では無く提供する側の格で決められます。

そのため、不味いのに高いコーヒーが、高級ホテルやレストランで提供される事になるわけです。

【コンビニコーヒーより美味しくなるには(提供側の立場)】

提供側の方がコンビニコーヒーを飲んでみて、自店より美味しいと思ったら、真摯に受けとめて、良くしていただくのが一番いいと思います。

無料でないのなら、コンビニに負けないほうがいいと思います。

商習慣、業者との長い付き合いといった障害はあると思いますが、お客様に喜んでいただく事のほうが勝ると思うんです。

【コンビニコーヒーより美味しくなるには(利用者側の立場)】

上記のように提供する側が気づくとは限りません。

コーヒーに関心が無いと、味の違いなんてわからないものです。

俺が100万円するエルメスのバッグを手にとってもその価値がわからないと同じです。

もし、お知り合いのお店や、常連として通っているお店でそういうことがあったら、ぜひ以下のように伝えていただきたいと思います。

「料理は美味しかったけど、コーヒーがちょっと残念」とか。

「コーヒー以外はパーフェクトだった」とか。

言いにくいですかね(^_^;)

でも、これは「酷評」では無く、お店のことを想った「愛ある感想」だと思います。
お店の人にしても、単に、「ごちそうさまでした。美味しかったです。」というような真意がわからない言葉より、率直なコメントのほうが有難いものです。
そして、愛のあるコメントには、愛で応えて、コーヒーを美味しくしてくれると思います。

【良いコーヒーが溢れる街に】

高価なコーヒーなのに美味しくないという経験をしてしまうと、「コーヒーに金かけてもそんな程度」と思い、家で飲むコーヒーも「スーパーの一番安いのでいいや」となってしまうと思います。

逆にコンビニコーヒーがきっかけとなって、外飲みコーヒーが美味しくなれば、家飲みコーヒーも美味しくなっていくと思います。

2019年にはラグビーワールドカップが控えています。

観戦にやって来た外国人がコーヒーをスタバばかりで飲んでる・・・・

そんな状況にならないように、コーヒーのレベルが底上げされていくといいなぁと思ってます。