新 コーヒー豆: ラオスティピカ

遅くなりましたが、ようやくティピカ種のコーヒーを販売開始しました。
ティピカはティピカでもラオスティピカです。(ベガはベガでもホクトベガ!みたいですね。)

ティピカ種といえば、アラビカの原種に最も近い伝統品種です。エチオピアの原種が、イエメンに渡り、東インド諸島のジャワ島と、西インド諸島(カリブ諸島)のマルティニック島に移植されたものが、ティピカ種という品種となります。
優良品種ながら、味より効率重視の改良品種への置き換えが進みましたが、近年の香味重視の流れで復活してきています。現在の産地としては中南米、カリブ海などが有名ですが、当店で最初に紹介させていただくのは東南アジア ラオスのティピカです。
ラオスのティピカは1910年代にフランスから伝わったと言われていますが、その後、多数がロブスタ種に植え換えられ、近年はカティモールなどの育てやすく収量も多い品種にシェアをうばわれ、ティピカはほんのわずかになってしまいました。それが国際NGOのオックスファムのサポートで復活し、ATJによって日本へフェアトレードされるようになり、ついには Coffee meets Bagels によって神戸・三宮にもたらされることになりました(^^)。

とてもきれいな外観の豆で、当店ではまずはすっきりと飲んでいただけるハイローストで提供してみることにしました。写真のとおり、麻袋もシンプルで人気になりそうです。ぜひ、一度試してみてください。P1000996

ベーグル入替えのお知らせ: オレンジピール&クリームチーズ → ダークカカオ&オレンジピール(12/4)

目には目を、歯には歯を、
オレンジピールにはオレンジピールを・・・・

ということで、オレンジピール&クリームチーズの後継として、ダークカカオ&オレンジピールを12/4から発売することにしました。
オレンジピール&クリームチーズは期間を延長して作り続けましたが、最後までご支持いただきありがとうございました。
「どーせオレンジピールが余っただけだろ?」とかおっしゃらず、ダークカカオ&オレンジピールもぜひよろしくお願いします m( )m

12/4からダークカカオ&オレンジピールベーグルを販売開始します。

ベーグルチップス (白ゴマきな粉)

ベーグルチップス (白ゴマきな粉)

【商品の説明】
白ゴマベーグルがある時しか作れないレアなベーグルチップスです。白ゴマ、きな粉、塩、砂糖のハーモニーをお楽しみください。
【原材料】
白ごまベーグル、バター、砂糖、きな粉

(アレルギー表示) 小麦、乳

今月の特豆(2013年12月)のお知らせ

月替りで通常価格520円/100gのコーヒー豆を480円/100gのお試し価格で販売する企画です。2013年12月の特豆はタンザニアのフェアトレードコーヒー キリマンジャロ ルカニ村ですので、ぜひこの機会にお試しください。

ご購入量 通常価格 特豆価格
100g 520円 480円
200g 1,000円 920円 (100gあたり460円)
500g 2,400円 2,200円 (100gあたり440円)

 

ツキイチコンボのお知らせ(2013/12/4)

12月4日にツキイチコンボを開催します。

・ツキイチコンボ500 (「440円/100gの任意のコーヒー豆」 と「特定のベーグル」がセットで 500円

・ツキイチコンボ600 (「520円/100gの任意のコーヒー豆」 と「特定のベーグル」がセットで 600円

今回の「特定のベーグル」はプレーンです。

プレーンといえば当店で通常価格が最も安価なので、もしかするとお得感が少ないと思われるかもしれませんが、唯一北海道産の高級小麦粉を100%使用しているこだわりのベーグルなんです。

コーヒー豆のお客様に当店のベーグルを、またベーグルのお客様にも当店のコーヒー豆を試していただきたくて企画しました。
どうぞ、よろしくおねがいします。

プレーン

ペーパードリップ抽出の動画を公開しました

お客様から抽出方法について問い合わせをいただくことが多いのですが、なかなか口頭では上手く伝えられないため、申し訳なく思っていました。
動画を作ってYouTubeに公開してみましたので、見てみてください。

今回の動画はシティローストまでの浅煎り~中煎りのコーヒーに抽出条件を合わせて淹れ方を調整しています。

当店のフルシティロースト以上の深煎りコーヒーを淹れる場合は、抽出時間を3分~3分半、粉の量を16g、湯の温度を85度~90度に変えることで、ボディ(コク)と甘みを引き出すことをオススメしています。動画の中で、3回転して注いでいるところを2回転半に減らせば、3分~3分半の間で180mlに達するようになりますので、試してみてください。

水曜日のコーヒーセッションは抽出条件を変えて2回実践していただく内容になってますので、動画だけでは足りないかたはご参加ください。

コーヒーの3つの酸味 – 酸味を毛嫌いする前に

酸味が苦手というお客様が多いです。
自分もかつては酸味を避け、フルシティより深い焙煎度のコーヒーしか飲んでいなかったタイプなので、その気持ちはわかります。でも、現在はハイローストなどの酸味があるコーヒーも普通に飲めるようになっています。

コーヒーを飲んだ時に感じる酸味には大きく3種類あります。

生豆にもクエン酸、リンゴ酸、キナ酸などの酸味成分はありますが、それらがコーヒーを飲んだ時の酸味になるのでは無く、焙煎中の化学反応によって生じる酸によって酸味を感じるようになります。

1. 焙煎によって生成される酸による酸味

2. 焙煎後の酸敗による酸味

これは焙煎後の酸化によるものです。焙煎後、時間がたって鮮度を失っていくのに伴って、酸敗が進み、この種の酸味が増加します。

3. 抽出後に増加する酸味

キナ酸の分子内結合(これ自体は酸味の原因にはならない)が抽出液中で結合がはずれてキナ酸が生じることで、酸味が増加します。
抽出したコーヒーが時間がたつとすっぱく感じるようになるのはこれが原因です。

「2. 焙煎後の酸敗による酸味」はいくら酸素が入ってこないように厳重に包装されていても、コーヒー豆内部の空隙に酸素があると、酸化は進みます。
酸化が進む前の新鮮なコーヒー豆を使うのが一番大事です。

「3. 抽出後に増加する酸味」は作り置きしなければ大丈夫なので、コーヒーを淹れたらお早めに飲むようにしてください。
「冷めるにつれて美味くなる」とか言うかたもいますが、そういうことがあったとしてもせいぜい5分以内のものだと思います。

もしかすると、コーヒー本来の1の酸味では無く、2や3の酸味を過去に味わって、「酸味嫌い」になってしまっていないでしょうか?
思い当たるかたがいらっしゃいましたら、一度、2や3の酸味では無く、新鮮なコーヒーが本来持っている1の酸味を試してみてください。意外に酸味に目覚めるかもしれませんよ。(^^)

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