「ベーコンチーズ」に替えて、3月24日 (木) から「ハーブ」をつくります。
提供期間は4月4日 (月) までです。

どうぞよろしくお願いします。
コーヒー豆は焙煎すると重量が目減ります。
これは生豆にくっついている薄皮(チャフとよびます)がはがれたり、水分がとんだりすることによるものです。
ウイスキーでは樽で熟成している間に生じる目減りを Angel’s Share (天使のわけまえ) と言うそうです。
なんだか、可愛いですね (^^)
でも、天使は樽の中にいても、灼熱の焙煎機の中には残念ながらいなさそうです。
コーヒーは1600年ごろにアラビア半島からヨーロッパに伝わりましたが、当初ヨーロッパではイスラムの国からやってきた黒い飲み物のことを、「悪魔の飲み物」と怖がる人もいたそうです。
そこで、焙煎中に生じるコーヒー豆の目減りは、Devil’s Share (悪魔のわけまえ) と呼ぶのがいいと思いました。
さて、そんな前置きはともかくとして、この Devil’s Share を当店は重要視していまして、焙煎する度に記録を残すようにしています。
前回と同じように焙煎できたかを考察する上で、色や膨らみといった外観は最初に着目しますが、その次に焙煎による目減り率(焙煎前後の重量比率)も重要と考えています。
だいたいどれぐらいかというと、当店で最も深いイタリアンローストなら焙煎前の80%ぐらいに、最も浅いミディアムローストでも87%ぐらいに減ります。
例えば目減り率が前回85%だったのが今回84%と1%も違っていれば、たとえ外見が同じに見えても、その中身はかなり差異のあるものになってしまっていると考えられます。
なので、この目減り率をモニタリングすることは有用で、今後も継続していくことで、焙煎豆の品質安定化に役立てていきたいと思っています。
かつてアメリカで浅煎りのコーヒーが流行した理由として、ボストン茶会事件で紅茶と決別しコーヒーを飲むようになったが、紅茶への想いを捨てきれず、色が紅茶に近い浅煎りのコーヒーを飲んだという未練がましいストーリーをよく目にします。
しかし、もうひとつの理由として、浅煎りだと目減りが少ないので、焙煎業者側としては原価低減できてお得だったということが一因だったとも言われています。
コロンビア ブエナビスタは本日焙煎分より焙煎度をシティローストからフルシティローストに変更して焙煎&提供させていただきます。
これまでよりボディが増してしっかりしたコーヒーになっています。
引き続き、よろしくお願いします。
現在当店ではコーヒー用のポットを取り扱っておりませんが、4種類ほど店内に存在してはいます。
ステンレスのが2つ、ホーローのが2つです。

ポットを購入する場合にオンラインショッピングのレビューなどを参考にされるかたもいらっしゃるかと思います。
それは意味のあることだと思いますが、以下の例のようにレビューで指摘されていることと実際使ってみた印象が違うということも多々あります。
(誰かのレビューでは) 熱くなって素手で持てない
↓
(実際に使ってみると) ティファールなどの電気ポットで沸かした湯を移して使うのなら平気かもしれません
(誰かのレビューでは) 淹れてると蓋が落ちる
↓
(実際に使ってみると) 最後まで注ぎ切るようなことをしなければ、蓋が落ちるような角度にならないかもしれません
(誰かのレビューでは) 細い管になっているので湯が細く落とせる
↓
(実際に使ってみると) 口先は細くても付け根の部分は太いほうが湯をコントロールしやすいかもしれません
以上のようなことは、購入前にはわかりにくいことです。
もし同タイプのものを検討されているようでしたら、来店された時にお試し下さい。手に持つだけでなく、実際に湯を落とすところまでやっていただけます。
当店にある4つについては以下にamazonのアフィリエイトリンクを貼っておきます。ただし、冒頭に書きましたように、販売はしておりませんのでご承知おきください。
ちゃんとメンテナンスすれば長く使えるものですので、お気に入りの一品にたどりついてくださいね (^^)
このブレンドは、酸味も苦味も強すぎず、バランスのとれた味を目指しています。
香りの面でも、特別に個性的なアロマやフレーバーが出ないように意識しています。
「コーヒーを1種類しか提供しない喫茶店やレストラン等で無難に使っていただける。」
「コーヒーが何種類かある店でホットをオーダしたら出てくる。」
そんなコーヒーをイメージしています。

このブレンドには Coffee Around The World、つまり、世界のいろんなコーヒーを紹介したいと思いがこめられています。
当店のコーヒー豆のラインナップでは、特定の生産国を常時置き続けるのでは無く、できる限りその時期に旬なものに入れ替えることで、いろんな国のコーヒーを焙煎しお客様に紹介していきたいと思っています。
とはいっても、インドネシア、エチオピア、ブラジルなど個性が強いものは、それらを気に入って「いつもの!」と支持し続けてくださっているお客様のことを考えると、入れ替えにくいです。
ただし、グアテマラ、タンザニア、コロンビアなども日本では定番となっている豆ですが、これらは無い時があっても、あまり不都合は無いように思います。
例えば、グアテマラは中米の他の産地のものでもいいし、中米の時期でないなら、アフリカの豆に替えてもいいと思っています。
そんな考えにもとづき、シティブレンドのベースは、これまでグアテマラ、コスタリカ、エルサルバドル、タンザニア、ルワンダとコロコロ変えています。
自分が焙煎豆を買う立場だった頃、いつ行っても同じ品揃えのお店にはワクワクしませんでした。
だからこそ、自分の店では Coffee Around The World でワクワク感や季節感を演出したいと思っています。
そんな思いをブレンドにも反映しているのがシティブレンドです。
ブレンドの中では一番飲みやすいと思いますので、よろしければ試してみてください。
