デカフェ(カフェインレス)のコーヒー豆が黒光りしてるのは何故?

デカフェ(カフェインレスコーヒー)の焙煎豆

またまたデカフェ関連です。

初めて扱うものなので、いろいろとお伝えしたいことがあるのです。

興味ある方はおつきあいください。

提供開始したデカフェ グアテマラ マウンテンウォーターの(上の写真右)焙煎度はシティ・ローストです。

一方でルワンダ スカイヒル(上の写真左)の焙煎度もシティローストです。

焙煎度が同じなのにずいぶんと見た目が違うのがわかると思います。

デカフェのほうが色が暗くテカってて、「より深く焙煎してるんじゃないの?」と思われかもしれません。

でも、うち的には同じ焙煎度なんです。

うちは、基本的な考えとして、「同じように加熱して同じ温度まで焙煎したら、色に少し差があっても、それらは同じ焙煎度」というのがあります。

今回のデカフェも同様なんですが、差が “少し” じゃなく見えると思いますので、フォローすることにしました。

1. デカフェのほうが色が暗い理由

これは、焙煎する前の生豆時点で、既に色が違っているんです。

カフェイン除去の方法にもよりますが、概ね、デカフェの生豆は普通のより黒ずんでいます。

下のスカイヒル(写真左)と並べた写真を見ると明らかです。

焙煎が進むにつれ差が縮まりますが、シティローストぐらいでは色の違いは無くなりません。

デカフェ(カフェインレスコーヒー)の生豆

2. デカフェのほうがテカってる理由

テカリの原因はコーヒーオイルが焙煎によって生じたコーヒー豆の亀裂からにじみ出てくることによります。

コーヒー豆を焙煎するとパチパチと音がしてハゼます。

このハゼは通常2回あり、2回目のハゼで上記の亀裂が多く生じ、焙煎後のテカリにつながります。

うちのシティローストでは、まだ2回目のハゼはほとんど起きていないので、あまりテカりません。

しかし、デカフェの場合は、カフェインを抜く過程で豆が脆くなっているので、シティローストでもオイルが滲み出て来てテカるわけです。

まとめ

以上のようなことから、見た目は焙煎度がフルシティローストぐらいに見えますが、味はちゃんとシティロースト相応の味をしていると思います。

見た目に騙されず、味わってみてください( ´∀`)_c□~