【Mr. Clever (ミスタークレバー)】
台湾から Mr. Clever という抽出器具を取り寄せてみました。
当店の試飲で使っている Clever Coffee Dripper (クレバーコーヒードリッパー) とほとんど同じものです。
違いは、形が微妙に違うのと、色のバリエーションが増えたぐらいでしょうか。
今回はネイビーを調達しましたが、黒、水色、赤などもあるようです。
ニセモノでは無く、同じメーカーが作っていようですので、Clever Coffee Dripper の後継(もしくは先行?)といっていいのかもしれません。
使用方法も同じで、ペーパーに粉をセットして、湯を注いで数分待ち、カップに乗せるだけという、淹れるのも片付けるのも簡単楽ちんな抽出器具です。
ここでタイトルの Stopper (ストッパー) ですが、Dripper (ドリッパー) の間違いでは?と思われたかもしれません。
でも、敢えて Stopper とした理由があります。
止めて欲しいものがあるからです。
【Clever Stopper】
今回仕入れた Mr. Clever の1台は店内での試飲用です。
既存の Clever Coffee Dripper と2台構成になることで、よりスピーディに試飲していただけるはずです。
それ以外にも何台か販売用に仕入れました。
何故取り扱ってみようと思ったかというと、レギュラーコーヒー(豆から淹れるコーヒー)からインスタントコーヒーへの逆戻りを止めたかったからです。
家飲みコーヒーは、以下の様な流れでステップアップしていくことが多いと思います。
「インスタントコーヒー」 → 「 コーヒーメーカ」 → 「ハンドドリップ」
ステップアップするにつれ、コーヒーの美味しさ&面白さにハマっていきます。
嗜好品の類は一度良いものを知ってしまうと、前にはなかなか戻れないものだと思います。
でも、やむを得ない事情で戻ることがあります。
たとえば、加齢、病気、多忙などによるものです。
うちの親も、ハンドドリップをやめ、コーヒーメーカになり、ついにはコーヒーメーカの洗い物が多い事が面倒になり、インスタントコーヒーまで戻ってます。
妥協を決断する時というのは結構悲しい気持ちになると思います。
料理が好きな人が、これからはインスタント食品で済ませることにする。
車が大好きな人が、もう運転しないことにする。
インスタントコーヒーへの逆戻りも、そんな感覚に近いんじゃないかと思います。
コーヒーが好きで、コーヒーを豆から淹れている人が、インスタントコーヒーへ戻ることを踏みとどまり、「豆から淹れる」コーヒーライフを送り続ける。
Clever がそれに役立てばいいなと思いました。
もちろん、以上の事は抜きにしても、オフィス等での利用に便利な器具ですので、特に Stopper の必要に迫られていない方もどうぞ ^_^