コーヒーとお茶、深煎りコーヒーと紅茶

【コーヒー VS 紅茶?】

数日前に、総務省の家計調査による品目別都市ランキングで、神戸市が紅茶の購入額で全国1位だったとのニュースが出てました。

コーヒー豆屋なので「コーヒーは?」と思ってソースを見てみたら、21位でした。
神戸というとUCCさんなどの影響で、コーヒーの街というイメージがあったのですが、消費に関しては意外に順位が低いようです(^_^;)

では神戸の人が紅茶ばかり買ってるかというと、そんなことは無くて、以下のとおり支出額ではコーヒーの1/4程度にすぎないのです。

・コーヒー 6,141円
・紅茶 1,545円

このように書くと、「なんだ、神戸もやっぱりコーヒーのほうが紅茶より人気あるんだ」と思われるかもしれません。

たしかにその2つを比較するとそうなりますが、コーヒーの焙煎屋をやっていると、これはレベルが違う2つを比較しているように思えて来るのです。

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【レベル合わせ】

お茶は発酵の度合いによって緑茶、青茶、紅茶などに分類されます。
コーヒーも焙煎の度合いによって、浅煎り、中煎り、深煎りなどに分かれます。

なので、「コーヒーと紅茶」はレベルが合って無くて、「コーヒーとお茶」が同レベルだと思うのです。

「コーヒーとお茶」を同レベルとして基準にすると、他のものは以下のようになります。

「紅茶」・・・「深煎りのコーヒー」みたいなとこでしょうか。

「紅茶専門店」・・・上記同様、「深煎りコーヒー専門店」といったところでしょうか。

「ハーブティー」・・・お茶じゃないので、チコリみたいなもんでしょうか。

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【浅煎りと深煎りでは緑茶と紅茶ぐらい差がある】

結局、何が言いたいというと、コーヒーは浅煎り、中煎り、深煎りと焙煎度が変わると、緑茶、烏龍茶、紅茶ぐらい違うということです。

成分が違うので味も違います。

浅煎りのエチオピアと深煎りのグアテマラでどちらにするか悩むということは、静岡茶(緑茶)と、アッサム(紅茶)でどちらにするか悩んでいるようなものだと思います。

あまり、そんな人いませんよね?

普通は、まず先に緑茶か紅茶かを決めると思います。
そして紅茶と決めたなら、次にダージリンかウバか悩むわけです。

コーヒーも同様に、最初にどの焙煎度にするか決めてから、その焙煎度の中からどれを選ぶかに進むことをオススメします。

やっぱりまだ「モカは酸っぱい」、「マンデリンは苦い」というような話を良くききますので、前回記事を補足する意味で書いてみました。