当店ではルワンダのコーヒー豆を積極的に扱っており、これまで、コパカマ、スカイヒル、ウィメンズと数種類を提供させていただいています。
この記事を読んでくださってる方の中にも、飲んでいただいた方がいらっしゃるかもしれないですね?
ありがとうございます( ´∀`)
さらに、もしかするとその中には、他のコーヒーには無い、生のジャガイモのような変わった香りを感じられたかたがいらっしゃるかもしれません。
今回はその香りについてです。
【ポテト臭の発生経緯】
これはルワンダに生息するアンテスティアというカメムシの一種が関係していると言われており、以下の流れで、ポテト臭につながります。
- カメムシがコーヒーチェリーの汁を吸う
- 唾液を介して細菌がチェリーに侵入
- チェリー内部の豆の表面で増殖して異常発酵を起こす
- メトキシピラジン類という香り成分が生じ、これがポテト臭を発す
ポテト臭というと何かカワイイですが、一般的にはコーヒーにとっては好ましくない臭いです。
それにしても、カメムシという奴は、屁が臭いだけかと思いきや、こんな臭く仕方もあるとは、なかなか厄介ですね(;´∀`)
【ポテト臭の抑止策】
厄介なことに日本に届く生豆の状態では、見分けがつきません。
したがって、生産地(ルワンダ)側で以下のような対策が必要になります。
- カメムシからコーヒーチェリーを守る
- カメムシに汁を吸われたっぽいコーヒーチェリーを取り除く
しかし、品質に定評のあるルワンダの生産者をもってしても、それらを完璧にやり切るのは困難で、稀にポテト臭の原因になる生豆が混ざってしまうのが現状です。
当店で提供しているルワンダのコーヒー豆においても、そのような豆が混ざる可能性がゼロではありません。
ご理解&ご容赦いただけますと助かります。
“ルワンダコーヒーのポテト臭” への1件の返信
コメントは受け付けていません。