遅くなりましたが、ようやくティピカ種のコーヒーを販売開始しました。
ティピカはティピカでもラオスティピカです。(ベガはベガでもホクトベガ!みたいですね。)
ティピカ種といえば、アラビカの原種に最も近い伝統品種です。エチオピアの原種が、イエメンに渡り、東インド諸島のジャワ島と、西インド諸島(カリブ諸島)のマルティニック島に移植されたものが、ティピカ種という品種となります。
優良品種ながら、味より効率重視の改良品種への置き換えが進みましたが、近年の香味重視の流れで復活してきています。現在の産地としては中南米、カリブ海などが有名ですが、当店で最初に紹介させていただくのは東南アジア ラオスのティピカです。
ラオスのティピカは1910年代にフランスから伝わったと言われていますが、その後、多数がロブスタ種に植え換えられ、近年はカティモールなどの育てやすく収量も多い品種にシェアをうばわれ、ティピカはほんのわずかになってしまいました。それが国際NGOのオックスファムのサポートで復活し、ATJによって日本へフェアトレードされるようになり、ついには Coffee meets Bagels によって神戸・三宮にもたらされることになりました(^^)。
とてもきれいな外観の豆で、当店ではまずはすっきりと飲んでいただけるハイローストで提供してみることにしました。写真のとおり、麻袋もシンプルで人気になりそうです。ぜひ、一度試してみてください。