コーヒー豆のブレンド方法 (プレミックスとアフターミックス)

ブルーボトルがオープンしたこともあり、神戸でもお客様などから「サードウェーブ」などの言葉を聞く機会が増えてきました。
それらは、シングルオリジンの産地の味を、中煎りまでぐらいの焙煎度で味わうのが主流になっているそうです。
でも、なんだかんだでブレンドコーヒーは人気です。特に流行に流されにくい神戸では根強いように感じます。
今日はそんなブレンドの製法の違いについて紹介してみたいと思います。

ブレンドの方法にはプレミックスとアフターミックスの2種類があります。焙煎前にブレンドするのがプレミックス、焙煎後にブレンドするのがアフターミックスです。
(アフターミックスはお客様が複数購入した焙煎豆をご自身で混ぜるのと何ら変わらないですね。)

2種類のブレンド方法
焙煎前にブレンドするのがプレミックス、焙煎後にブレンドするのがアフターミックスです。

どちらが正しいとかいうのは無く、焙煎屋の考え方や都合(^^;)で両方が使われています。

焙煎屋にとって楽チンなのは、単品で販売している焙煎豆を混ぜるだけのアフターミックスです。別途ブレンド用に焙煎する手間がかからないので楽なんです。

Coffee meets Bagels ではどうかというと、ブレンドは全てプレミックスです。
各豆を一緒に焙煎するわけだから、当然、焙煎日時と焙煎度が揃います。
これによって、焙煎から7日後までしか販売しないという鮮度管理ができるようになります。
また、焙煎度が揃うことで、ブレンドも単品同様に焙煎度によって選んでいただくということができ、焙煎度に応じた淹れ方も可能になります。

買ってきたブレンドを見て、焙煎度の違う豆が混ざっていたらアフターミックスです。
でも、アフターミックスでも同じぐらいの焙煎度の豆をブレンドしている場合は、ぱっと見ただけではどちらかわからないと思います。
興味が出てきましたら、挽いてしまう前にちょこっと眺めてみてください。

【周辺スポット情報 5】 美山中国物産

もうすぐ春節。とういうわけで今日は中華食品のお店です。

中国人で無くても、中華街のある神戸では、春節には湯円、中秋節には月餅というかたもいらっしゃるのではしょうか。

店主もそのクチで、春節が近づくと、横浜在住時は中華街、大阪在住時は門真の中国朝市に足を運んで、湯円をゲットしていました。
神戸ではやっぱり南京町まで探しにいかないといけないかなと思ってたら、あったんです、こんな近くに。

大安亭市場内にある「美山中国物産」さんです。
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湯円は冷凍庫の中なので、店に入っただけではその存在は確認できません。
店員さんに「湯円ありますか?」とたずねてください。
自分の時は、中国語じゃなくても大丈夫でした。
目当ての湯円は、定番の2種類(ピーナッツと胡麻)が揃ってます。
透明の袋にゴロゴロたくさん入ってますが、どちらも350円ぐらいだったと思います。
どちらも美味しくて甲乙つけがたいので、うちでは両方買って、両方一緒に食べるのが通例です。

ピーナッツと胡麻の2種類の湯円があります。
やっぱり春節には湯円でしょう!

食べ方は、沸騰中の湯に湯円を入れて、浮いてきたら取り出して食べるというのが一般的です。
当店はコーヒー屋で捨てるぐらいコーヒーがありますので、ホットコーヒーに浸して、コーヒーもろともレンゲですくって食べることもあります。
日本の小豆の餡とちがって、ぎっとりした餡なので、イタリアンローストやフレンチローストの極深煎りのコーヒーのほうが相性いいと思います。

コーヒーと一緒に口にふくみます。
コーヒーと一緒に口にするのもアリです。

湯円、月餅だけでなく、麻花、金銭餅などなど、中華菓子は茶文化の国のものとは思えないほど、コーヒーとの相性バッチリです。
洋菓子や和菓子だけでなく、たまに「珈琲+中華菓子」も良いものですよ。

お店というより湯円の紹介記事になってしまいましたが、お菓子以外にも冷凍食品、発酵食品、干物などいろいろ揃っているお店です。

周辺お立ち寄りスポットに追加しました。

もうひとつのモカジャバ

モカジャバといえば、当店では第一には 「モカ(エチオピア&イエメン)とインドネシアのコーヒー豆をブレンドしたもの」を指し、実際に “モカジャバブレンドDIYセット” として提供しております。

今回はそのモカジャバでは無く、もうひとつのモカジャバの紹介です。

もうひとつのモカジャバとはコーヒーにココア(チョコレート)を入れたドリンクです。

ココアは体を温めてくれて、それを維持してくれる時間も長めなので、寒い季節にありがたいアレンジコーヒーです。

昔ながらの喫茶店の往年メニューで、最近のカフェでは見かけることが少なくなったように思います。

スターバックス等のカフェモカと似ていますが、一般的なモカジャバでは以下のような点に差異があります。

・エスプレッソでなくホットコーヒーを使う
・スチームミルクでは無くただのミルクや粉ミルクを使う
・チョコレートシロップでは無くチョコレートを溶かしたものやココアパウダーを使う

これはあくまで一般的な場合の話で、店によっては、モカジャバにチョコレートシロップを使ったりしていることもあります。

一応、参考までにうちで作る時のレシピを載せておきます。

これを元にお好みで調整してみてください。

カフェモカと違って、特別な器具が要らないので簡単ですよ。

【材料】

a. クリープ 20g
b. ココアパウダー 10g
c. 砂糖 10g
d. ホットコーヒー 160ml

【作り方】

(1) a,b,cをマグカップに入れる
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(2) ホットコーヒーを30mlほど入れてよくかき混ぜる
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(3) 残りのホットコーヒーを注いでかき混ぜたら出来上がり
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クリープという特定の商品名を使いたくなかったのですが、これが一番手に入りやすく使いやすいと思いましたので使いました。

スキムミルクで代用できますが、そのまま置き換えると、甘くなりがち、ダマになりがち、コクが無くなりがちです。

コーヒーはココアやミルクで隠されてしまいがちです。ただの「ホットココア」にならないように、深煎りのコーヒーを濃く淹れたものを使ってください。

当店の商品なら、ブラジル サントス(イタリアンロースト)かフレンチブレンド(フレンチロースト)が合います。

まだ少し寒さが続くようですので、冷え対策にお試し下さい。

【周辺スポット情報 4】 ときちゃん

Coffee meets Bagels 周辺は神戸でも有数のキムチ、焼豚、お好み焼きの激戦区になっています。
キムチ、焼豚は既に取り上げましたので、今回は残るお好み焼きに行ってみたいと思います。
といっても、職業柄ベーグルばかり食べているので、ベーグル以外では小麦粉系の食事を極力避けています。そのため、行ったことがあるのはほんの数件です。
その中で一番お世話になっているのが大安亭市場と春日野道商店街の間にある「ときちゃん」。激戦区の中でも屈指の人気店です。
店員さんもお店も明るくて雰囲気が良く、とても居心地のいいお店です。
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「うめ焼き」「とりのきも焼」といった他店ではあまり見かけないメニューが面白いんですが、個人的には献血前になると「とりのきも焼き」をいただきに行ってます。献血に行ったのに貧血で断られるのは残念なので。
さらに、献血を断られた後に「飲み物だけでもどうぞ」とすすめられると、屈辱的なので。
鶏レバーのモサモサした食感が意外なほどお好み焼きに良く合います。レバーが苦手な人でも、臭みは無いのでモサモサ感が嫌いでなければ大丈夫だと思います。

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これが「とりのきも焼き」です。

神戸のお好み焼き屋なので当然マヨネーズはテーブルにありません。
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神戸名物の地ソースですが、こちらでは兵庫区のブラザーソースさんのを使っておられます。Coffee meets Bagels で取り扱っているのは中央区オリバーソースさんの「オリバーどろソース」ですので、「ブラザーどろからソース」をご所望のかたはときちゃんでご購入ください。

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ブラザーソース販売中です。

以上、お好み焼きの「ときちゃん」でした。
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コーヒー豆の保存を実際に試した所感(主観)です。

焙煎後のコーヒー豆の保存方法はどれが良いのか

コーヒー豆の保存方法についてよく問い合わせをいただきます。
どうもショップ、本、WEBサイトなど情報ソースによってオススメの方法がバラバラでどれが良いか判断できないということのようです。

正直に言いますと、「それならご自分で試してみられては?」と思います。
冷凍設備、保存容器などの環境によって差が出るでしょうし、結局判断するのはご本人ですから、ご自分で試して納得した方法を採用するのが一番だと思います。
でも、「試してみては?」では不親切なように思いますので、これまでに何度となく試したところの所感(主観)を競馬のイラストにしてみました。(^^;)

焙煎後のコーヒー豆の保存方法はどれが良いのか

「豆で冷凍」がベストだと思います。
「豆で常温」と「挽いて冷凍」は結構いい勝負です。保存日数が短いうちは「豆で常温」に分がありますが、長引くと逆転してくるように感じます。
「挽いて常温」はワーストです。

ワーストは避けて、後の3つから「こだわり」,「時間的余裕」,「コスト」などの観点で選んでいただくと良いように思います。
無理のない範囲でコーヒーをお楽しみ下さい。

ティピカとブルボン

昨日、新コーヒー豆としてルワンダ バフ ニャルシザを発売し、久しぶりにティピカ、ブルボンというコーヒー品種の両巨頭が店頭に出揃いました。
今日はこのアラビカのニ大品種について特徴などを紹介したいと思います。

arabica coffee family tree

どちらも香味の評価は高いものの、収量(木から収穫できるコーヒー豆の量)が少ないこと、病害虫に弱いことが嫌われ、効率重視の流れの中で栽培量が減ってきました。
しかし、近年は高品質への需要が増え、栽培がまた盛り返してきています。

ティピカ、ブルボンの見た目、味の特徴は大雑把に以下のような感じです。

品種 ティピカ ブルボン
外観 やや縦長 やや小ぶりで丸い
さっぱりした酸味と甘味 濃密なボディと甘味

見た目はわかりやすいですが、味は焙煎度による違いのほうが先に来ます。
しつこいようですが、焙煎度が深くなるにつれ、酸味は減り、ボディは増します。

幸いにも、今当店にあるボリビア / プーマプンク (ティピカ), ルワンダ バフ ニャルシザ (ブルボン) とも、焙煎度は同じシティローストです。
それぞれ、上記味の特徴がよく出ていて把握しやすいと思いますので、機会があればお試し下さい。
(プーマプンクは終了間近ですが・・・)

ココナツシュガー再入荷しました

ココナツシュガーがようやく再入荷しました。
欠品中に何人かからお問い合わせをいただきましたので、こちらでお知らせします。

前のとメーカーが変わったこと、円安が進んだことにより、微妙に値段が上がってます。ご了承下さい。

ココナッツの花蜜からつくられる、低GIでビタミン&ミネラルが豊富な砂糖です。
近頃コーヒーの糖尿病予防の効果がとりあげられたニュースなどを目にしますが、それに期待するなら、コーヒーに入れる砂糖をココナツシュガーにするのは理にかなった選択だと思います。ただし、単に甘くなる以上の香味への影響が感じられるかもしれませんので、お好みでどうぞ。

飲み物以外にも、これまでお使いの砂糖と1:1で置き換えるだけで、いろいろなものに利用できます。店主的にはココア、煮豚、わらび餅に使う砂糖はここのところいつもココナツシュガーです。
よろしければいろいろお試しくださいませ。

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