当店の名前は “Coffee meets Bagels” です。アメリカの出会い系サイト “Coffee meets Bagel” と良く間違えられますが、”Bagels”と複数形になっています。
ところで今回は、コーヒーはいつベーグルと出会ったのか (When and where did coffee meet bagels?) について調べてみましたので、それを記事に書くことにしました。
結論から先に言いますと、17世紀終わり頃のヨーロッパと考えられます。
この結論につながるイベントが1683年の第二次ウィーン包囲です。
オスマン軍は神聖ローマ皇帝の居城だったウィーンを攻め落とそうと大軍で包囲したものの、おそまつな作戦により戦いは長期化します。最後は反オスマン帝国を掲げて結集したヨーロッパ連合軍によって包囲を打ち破られるという敗北に終わります。
この時敗走したオスマン軍が残した物の中にあったコーヒー豆をウィーン市民が見つけ、ウィーンにコーヒー文化が広まったと言われています。
(ちなみに、この時ウィーンに初めて出来たカフェの名前がブルーボトルです。)
また、連合軍勝利の立役者となったポーランド国王ヤン3世に感謝の意を込め、ウィーンのユダヤ人パン屋達が馬の「あぶみ」の形をしたこのパンを献上したのがベーグルの始まりであるとの言い伝えがあります。
後者のベーグル発祥の言い伝えについては信憑性が微妙で、14世紀頃のポーランドで生まれたという説もありますが、いずれにせよ、17世紀終盤のヨーロッパでコーヒーとベーグルが出会ったのは大体合ってそうです。
ベーグルといえば現在ではニューヨーク、モントリオールが有名ですが、元はヨーロッパで生まれ発展したもので、アメリカ大陸に渡る前に既にコーヒーとは出会っていたということになります。
以上、ほとんどの人にとってどうでもいい話でした。(^^;)
最後までお目通しいただき、ありがとうございます!