キレのあるコーヒー

好みに合うコーヒー豆を探してコバルトに来られたお客様から良くお聞きするご要望は、以下のようなものが多いです。

「酸味が少ないの」

「苦くないの」

「香りがいいの」

「苦いの」

「アイスコーヒーにむいてるの」

「コクがあるの」

「エスプレッソにむいてるの」

「酸味があるの」

これらより頻度はぐっと下がりますが、たまにお聞きするのが「キレのあるコーヒー」です。

【キレとは】

キレはコーヒーよりビールでよく聞く表現のように思います。

それ以外では野球でピッチャーが投じる変化球とかでしょうか(;´∀`)ゝ”

コーヒーに関するキレは、もちろん変化球ではなくビールのほうだと思います。

一般的には口に含んだ時に感じる苦味が強くて、それが早く消えるほど、「キレがある」と言われます。

一方で、苦味が弱いと、単に「スッキリしてる」となります。

つまり、苦味の強さと滞留時間の短さ、両方を兼ね備えたものとなります。

ビールのキレ
キレは苦味の強さと滞留時間に関係します。

【キレのあるコーヒー豆】

現在コバルトにあるコーヒー豆では、ブラジル ダテーラヴィライタリアンローストがイチオシです。

最も深い焙煎度なので、苦味はラインナップ中で最強です。

滞留時間も同じ豆のフルシティローストと比べると、舌に長く残らず、さっと引いていく感じになっています。

このコーヒーが苦すぎるという場合は、ベトナム ダムダ (フルシティロースト) がオススメです。

インドネシア マンデリンの後継として始めた豆ですが、マンデリンはボディが濃厚で苦味の滞留時間が長く感じるのに対し、ベトナム ダムダはすっと消える感覚が味わってもらえると思います。

以上ですが、ご参考になれば幸いです。

【エピローグ】

いよいよ春が到来。

心地よい季節に心地よいコーヒータイムを過ごしてまいりましょう ( ´∀`)つc□~