「ハーブ」に替えて、10/29 (木) から「ブラックペッパー&チーズ」を販売します。
販売期間は11月9日 (月) までです。
どうぞよろしくお願いします。

1昨日にリリースされたLINEのショップカード機能を当店のスタンプカードで利用を始めました。LINEを利用中のかたであれば下記のリンクからすぐに利用を初めていただけます。
https://line.me/R/ch/1432061434/coffeemeetsbagels
※紙のスタンプカード、およびスタンプス(Stamps)を利用されているお客様へ
・ポイント移行はできませんので、旧カードで特典交換後にLINEショップカードの利用を開始ください。
・旧カードも廃止する予定は今のところありません。ただし、既にLINEを利用されているかたであれば、新カードのほうが便利だと思いますので、乗り換えをご検討下さい。

コーヒーのペーパードリップで「粉で濾す」と言う表現を聞いたことありますでしょうか?
「”紙で濾す”の間違いでは?」と思われるかたもいらっしゃるかもと思い、説明記事を書いてみることにしました。
「濾す」を辞書で引くと「液体などに混じったごみやかすを,布・紙・フィルターなどで取り除く」と出てきます。
ペーパードリップによるコーヒーの抽出では、コーヒーの粉と液体が混ざった状態になりますが、粉は紙で取り除かれて、液体だけが落ちます。これは「紙で濾す」です。
ドリップ抽出ではもうひとつの「濾す」があります。それが冒頭の「粉で濾す」です。
コーヒーの粉は多孔質になっていて、その一つ一つの部屋や壁にコーヒーの成分が存在しています。そして、その成分には美味しい成分もあれば不味い成分もあります。

当然、コーヒーを淹れる者としては、美味しい成分だけをカップの中に取り込みたいわけです。
しかし、不味い成分を紙で濾すことはできません。美味しい成分だけでなく不味い成分も紙を通過することができてしまいます。
じゃあ、どこで濾すかというと、コーヒーの「粉で濾す」のです。
粉から美味しい成分は溶かし出しつつも、不味い成分は粉に置き去りにするのが、「粉で濾す」ということです。

「紙で濾す」のは紙が勝手にやってくれるので、意識すべきは「粉で濾す」のほうです。
「美味しい成分だけ溶かし出して、不味い成分は置き去りにする」
そうイメージしながら淹れると、なんとなく淹れるより楽しんでいただけると思います。
「美味しくなあれ、美味しくなあれ、まずいのは入っちゃやーよ・・・^^;」
そんな感じで、ぜひやってみてください。![]()
ミルクに合うコーヒー。これは「酸味の少ないコーヒー」「アイスコーヒー用(サマーシーズン)」と並んで、当店では最も多いリクエストの一つです。
フレッシュを1ポーションだけ入れるのでは無く、カフェオレやカフェラテのように牛乳が全体の半部以上になるぐらい入れるとして話を進めます。
この場合も焙煎度で選んでいただくといいと思います。
ミルクに負けない苦さがあるコーヒーということで、深煎りのコーヒーが良いと思います。
個人的にはフレンチ、イタリアンといった極深煎りがベストと思うのですが、一般のお客様や当店の豆を使っていいただいている飲食店様の声では、フルシティが一番好評のようです。
なので、最近は「ミルクに合うコーヒー」をお求めのお客様にはフルシティをオススメするようにしています。(いちオッサンの主観で推してもしょうがないので^^;)
まずはフルシティで試して、苦味が足りなければフレンチやイタリアン、苦すぎるようならシティというように二回目で調整していただければと思います。
そして次のステップは「決めた焙煎度の中からどれを選ぶか?」ということになります。
ミルクをたっぷり入れると、コーヒーそのものの風味の違いはマスクされわかりにくくなってきます。したがって、コスパを考えると一番お求めやすい価格のものがオススメになります。こう言うと身も蓋もないですが、「あまり差が出ないのならお買得なので良いのでは」とうことです。当店の場合は各種ブレンドがそれになります。
「たまには、いつもと違った風味のカフェオレを」という場合は、当店のライナップでしたら、エチオピア イルガチャフィなどは、極深煎りにしても、ゼリーにしても、カフェラテにしても、個性的な香りが残りますので、いい選択肢だと思います。
これから寒くなってくると、ミルクたっぷりのコーヒーはホカホカしていいですよね!
ミルクのベストパートナーたるコーヒー豆を見つけてください。

前回は「ワインフレーバーのあるコーヒーとは」ということを書きました。
今回は「甘味のあるコーヒーとは」です。
苦味、酸味は誰もが絶対に感じる味覚です。浅煎りのコーヒーなら酸味を感じるでしょうし、深煎りのコーヒーなら苦味を感じると思います。
これに対し甘味は、「ブラックのコーヒーに甘味?」と、いまひとつピンと来ないかたもいらっしゃると思います。
一方で「甘いコーヒーが欲しいのですか・・・」と甘味を求められているお客様も少なからずいらっしゃいます。
そんな甘味を有するコーヒーについて、当店では以下のように案内しています。
コーヒーの甘味には2種類あると思われます。
1つ目が浅煎り~中煎りのコーヒーに感じられるほんのりした甘さで、2つ目が深煎りのコーヒーに感じる甘苦さです。
前者はカッピング(コーヒーのテイスティング)で「1リットルの水に5gの砂糖を溶かした以上の甘味があること」という具体的な評価項目となっています。
「1リットルの水に5gなんて、そんな微妙なのわかるか?」と思われるかもしれません。200mlに1gでも良いと思いますので、実際に作って、真水と比べてみてください。意外にわかりますよ。
カッピングではこの項目をクリアすると10ポイント加点されるのですが、よっぽどのことが無い限り10ポイント加点されるそうです。
つまり、スペシャルティコーヒーと俗によばれるような品質の良い豆であれば、全てこの程度の甘さは持っているということです。
「そんなこと言われても、あまり甘いという感じはしないけど?」というかたに、試していただきたいのが後者「深煎りの甘苦さ」のほうです。
こちらのほうが「甘い」という感覚をより認識しやすいと思います。
深煎りといっても、あまり深過ぎると苦味が強く出すぎて、甘さが隠されてしまいます。
なので、「イタリアンロースト」よりは「フルシティロースト」「フレンチロースト」ぐらいの焙煎度のコーヒー豆を選ぶほうが良いと思います。
ハンドドリップで淹れるかたなら、80度ぐらいのお湯で少し長めに時間をかけて淹れてみてください。
湯温を低くしているのは、苦味の溶解を少し抑えるためです。(甘味は低めの湯温でも出ます。)
コーヒーの甘味はわずかなもので、フレーバー(香り)から来ているものとも言われています。「砂糖をひとつまみ」入れたほうがよっぽど甘いです。それでも、多くのコーヒー好きが求めてやまないのが甘味です。「今まで感じたことが無い」という人も意識するだけで変わってくることもあると思います。コーヒーの自然な甘さを楽しんでみてください。