コーヒー豆用容器の選び方

コーヒー豆の保存容器としてフレッシュロックをあつかっていましたが、完売しましたので、新しくタイトロックという容器を扱うことにしました。

コーヒー豆が約150g入る容器です。
タイトロックにはコーヒー豆が約150g入ります。

フレッシュロックは保存用で、運搬にはあまりむいてませんでした。

しかし、当店は地球温暖化抑止にわずかでもつながればと容器の持参&リユースを促進しています。そのため、今回は運搬用途でも使ってもらえるものにしようと思いました。

そこで、以下のように保存用途だけでは無く、運搬用途での要件、当店特有の要件も加味して選びました。

みなさまが容器を選ぶ場合も、まず、目的が運搬なのか保存なのか両方なのかを決めて、その用途にあったものを選んでみてください。

運搬用途での要件

・軽いこと
・かばんの中でこぼれないようにロックできること

しっかり4点でロックできます。
しっかり4点でロックできます。

保存用途での要件

・液体が漏れないレベルの密閉性があること
・(冷凍するなら)冷凍に耐えれること
・(冷凍するなら)蓄熱性が低いこと ←高いと冷凍庫から出した時に吸湿しやすくなります。

パッキンがあるので液漏れしません。
パッキンがあるので液漏れしません。

当店特有の要件

・繰り返し使えること(使い捨てでは温暖化抑止につながらないので)
・ベーグルも入ること(ベーグルも売ってるので)

ベーグルも入ります。1個だけご購入の場合にぜひお使い下さい。
ベーグルも入ります。1個だけご購入の場合にぜひお使い下さい。

今回は不要としたこと

・遮光性 ←どこに置くかによるかと思いますが、暗所に置くのならいらないです。遮光性と引き換えに、蓋をあけないと中が見えないというのも不便ですし、今回は不要としました。
・容積を調整する機能 ←入れるものの量に合わせて、内蓋などを使って容積を増減する機能です。空気を減らしてシールできる袋などもこれに当たります。
酸素の影響を抑えるには1%未満にできるか否かが勝負と言われています。酸素を窒素に置換するなどしてゼロに近い状態にできない限りはあまり意味が無いように思えます。

以上ですが、ご参考になれば幸いです。

【簡単レシピ】オムレツ(厚焼き玉子)ベーグルサンド

プレーンを買って帰ったが冷蔵庫にクリームチーズが無い!
そんな時のために、簡単にできるオムレツサンドを紹介します。5分でできます。

【材料】

プレーンベーグル (他店のでも可)
・生卵(LLサイズ) 1個
・牛乳 30g (大さじ2杯)
・スライスチーズ 1枚
・ケチャップ 少々

【手順】

1. 電子レンジで利用可能な円形容器に生卵(LLサイズ), 牛乳30g(大さじ2杯)を混ぜたものに、スライスチーズをちぎって入れる。
※今回はジップロック スクリューロックを利用しました。

2. ラップをかけて、電子レンジ 600W で1分加熱。一旦、取り出してかき混ぜてから、再度600W1分加熱。オムレツの完成。

(C) CmB

3. スライスしたベーグルにオムレツをのせて、ケチャップをかける。

P1050620

4. はさんで完成。

オムレツ(厚焼き玉子)ベーグルサンド

スクリューロックはこのために開発されたんじゃないかと思えるほどサイズピッタリでしょ。(そんなわけないですが。)
野菜、ハム、ツナ、スパイスなどを加えたり、牛乳を豆乳に変えたりと、いろいろアレンジできますので、お試し下さい。

ジップロック スクリューロック 300ml 2個入
旭化成ホームプロダクツ
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コーヒー豆の焙煎度はどうやって決めてるか?

degree of roast

本日から東ティモール レテフォホのニュークロップ(15/16)を焙煎&提供開始しました。

焙煎度は13/14がシティロースト14/15はフルシティローストでした。
どちらかも当店のコーヒー豆としては人気商品となりましたが、どちらかというと後者のほうが好評だったように思います。
では、今回の15/16はというと、今までで最も浅いハイローストで当面は焙煎します。

最近は家で焙煎されているお客様も結構いらっしゃって、当店がどうやって焙煎度を決めているのか興味を持ってくださるかたもいらっしゃるので、そのへんを書いてみることにします。

degree-of-roasting
当店ではミティアムローストからイタリアンローストまで6種類の焙煎度で煎り分けています。

ネットの情報やウンチク本などを見ていると、10種類以上にもおよぶ異なる焙煎度で煎り止めて、カップ(テイスティング)して、その中でベストポイントを選ぶというものが出てくるそうです。
10パターン以上も試すとなると、豆だけでなく、相当な時間や労力がかかりますが、全ての豆に対して本当にそれをやっておられるのでしょうか?

当店はというと、そのようなことはやっておりません (^_^;)
自分用のコーヒーや、焙煎から抽出まで一貫して自店でやるようなカフェなら、そこまで自身(自店)の主観にこだわってもいいんだと思います。「これがうちの味だ!」ってな具合で。
でも、当店は豆屋で、淹れるのは一般家庭や飲食店のかたです。
店主の主観で商品を作るより、客観的に選んでいただける商品ラインナップ、お客様のニーズにあった商品ラインナップを心がけることのほうが大事だと思ってます。

そのような考えなので、大雑把には以下の様な感じで焙煎度を決めています。

・まず、ミディアム,ハイ,シティ,フルシティ,フレンチ,イタリアンの6種類全て揃えることを大前提にする。
・次に、お客様の嗜好に合う焙煎度の商品をより厚く揃えるよう焙煎度を割り当てる。

「この豆は柔らかくて深煎りにするとスカスカになってしまうから浅めにしておこう」ぐらいは考慮しますが、ほぼ、上記のような感じで決めてます。

今回の東ティモールも「ハイローストを絶やさないためにハイローストにしました」ぐらいのところです。
でも、お客様からフルシティで煎ることへの期待を感じてますので、「空き」ができたらフルシティでも焙煎&提供する計画ではいます。

東ティモール レテフォホは最初はハイローストで提供することにしました。
東ティモール レテフォホは最初はハイローストで提供することにしました。

「え、そんなんで決めてるの?」と思われるかたもいらっしゃるかもしれません。
でも、そんなところにこだわっていては、豆屋はできないと感じています。むしろ、こだわるべきではないと思うのです。
鮮度、コスト低減、情報提供など、頑張るべきところは他にいろいろあると思います。それらにリソースを注いだほうがお客様には喜んでいただけるように思っています。

あくまで、豆屋の立場ではこういう回答になってしまいますが、ご自宅で焙煎されるかたが「マイ・ベスト・ポイント」を極めようと、いろいろ試すことを諌めているわけでは、もちろんありません。
ご自分の豆、道具、時間を使うのですから、気の赴くままに楽しんでください。
Enjoy Roasting!