簡単&楽ちん: コーヒー豆から自分で作るカフェオレベース(コーヒーシロップ)

カフェオレベースというアイテムをご存知でしょうか?

冷たい牛乳や豆乳で薄めるだけで簡単にアイスオレができる濃いコーヒー液です。
コーヒーシロップやコーヒーエッセンスなどと呼ばれることもあります。

そんなカフェオレベース、当店でも一昨年までは販売していたのですが、最近はコーヒー豆から自分で作ることをプッシュしています。

たしかに簡単にアイスオレが作れて便利なのですが、実はこのカフェオレベース自体もすごく簡単に作れてしまいます。
ただの濃いコーヒー」なのですから、当たり前ですね (^_^;)

単に濃いホットコーヒーを淹れて冷ますだけなのでレシピというほどでも無いのですが、一応以下に書いてみますので、参考にしてみて下さい。

how to make cafe au lait base
薄めればアイスコーヒー、薄めなければカフェオレベースです。

【材料】(出来上がり量 250ml 分)

・イタリアンロースト、フレンチローストぐらいの極深入りコーヒー豆 40g
※当店のコーヒー豆ならダテーラサンライズ(イタリアンロースト), フレンチブレンド(フレンチロースト)がオススメです。

【作り方】

(1) コーヒー豆40gを挽いて、ハンドドリップで250ml抽出する
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※当店では通常ホットコーヒーは3分半までに淹れ終えることをオススメしていますが、イタリアンローストの場合は多少超えても大丈夫です。
これは渋みにつながる成分が極深煎りによって減っているので、抽出時間が延びても、渋みが出にくいからです。
また、牛乳や豆乳で割る前提なので、多少苦くなりすぎても大丈夫です。
抽出時間が長くなると、カフェオレベースが濃くなり、後で牛乳と割る時に都合がいいので、4分以上かけて濃く淹れてみてください。

※ 甘いカフェオレベースを作りたい場合は、砂糖の上にドリップし、淹れ終わったらかき混ぜて完全に溶かしてください。

(2) (1)を冷ます

氷水で割って冷ますとアイスコーヒーの完成ですが、今回はカフェオレベースなので、薄めずに冷まします。
冷たい水をはった容器にサーバーを入れて冷ますと、多少速く冷ますことができます。
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日本酒を飲まれる方なら、酒たんぽというアイテムをお持ちかもしれません。
これに氷を入れてコーヒー液に突っ込むとさらに速く冷ますことができます。
酒たんぽ

(3) 冷蔵庫に入れれる温度まで冷めたら冷蔵庫に移す

(4) 冷蔵庫内で十分冷えたら完成!

ね!むちゃくちゃ簡単でしょ?

これを冷たい牛乳や豆乳で3倍(1:2)~4倍(1:3)に薄めるだけで、美味しいアイスオレの出来上がりです!

自作カフェオレベースとミルクを冷蔵庫にストックしておけば、いつでも簡単にアイスオレが作れます。
自作カフェオレベースとミルクを冷蔵庫にストックしておけば、いつでも簡単にアイスオレが作れます。

ちなみに、当店では50mlのカフェオレベースに110mlの牛乳or豆乳を混ぜたものをテイクアウト用ドリンクとして販売しております (^^)

賞味期限は自己判断になりますが、冷蔵で5日ぐらいでしょうか。
当店ではお客様に販売する商品の材料なので、製造日含めて3日にしています。

250mlあれば5杯のアイスオレが作れますので、平日に毎日1杯飲めますね! (^^)

出来上がり量を増減したい場合は、それに合わせてコーヒー豆の量を調整すればOKです。

この夏は自分で美味しいカフェオレベースを! (^^)
ぜひお試し下さい!

【追記: コーヒーメーカーでもカフェオレベースは作れるか?】

作れないことは無いですが、トライ&エラーによる調整が必要だと思います。
例えば、手元にあるコーヒーメーカーで粉40g,水250mlをセットしてスイッチオンすると、終了時に粉は乾いている部分が残り、出来上がり量は粉や紙に吸われた分が減って250mlより少なくなります。
希望の量を作るのに適したコーヒー豆と水の量を見つける必要があります。

【追記2: 氷出しでカフェオレベースは作れるか?】

氷出しでも濃厚なコーヒーは作れますが、苦味が抑えられた甘めの液体になります。
どちらかというと、ミルクと混ぜてアイスオレにするよりも、アフォガード等にむいていると思います。

Oexussi – 東ティモールの飛び地

本日より2013年のアースデイ神戸以来のティモールブレンドをリリースしました。

2002年にインドネシアの支配下から独立(主権回復)した東ティモール、その両国のコーヒー豆をブレンドしています。

そのPOP(下の画像)を作っていたら東ティモールに飛び地があるのが気づきました。

太線で囲まれているのが東ティモール領です。
太線で囲まれているのが東ティモール領です。

気づいてしまうとスルーするのは気持ち悪い性なのでサクッと調べてみました。

・このインドネシア領に囲まれた飛び地は Oecusseという地区(県)で図のとおり現在は東ティモールの領土になっている。

・この地区はポルトガルがティモール島に最初に上陸したところで、その後も本拠地として重要なところだった。

・その後スペインとのティモール島の領土争いで、ポルトガルの勢力は島の東に追いやられていった。

・ポルトガル&スペインが争いをやめて領土を分けあおうとなった時に、東はポルトガル領、西はスペイン領となったが、西側の Oecusse 地区だけは元もと本拠地としていたポルトガルの領土になった。

・その後、日本軍による占領、インドネシア独立、東ティモール独立を経ても、飛び地のまま東ティモール領となっている

北が海に面している以外はインドネシアに囲まれており、東ティモールがインドネシアの侵攻を受けた時は、まさに四面楚歌で、ひどい目にあったようです。

個人的に一番行きたい国、東ティモール。
店やってるし、相方は全く興味無いしで、なかなか行けそうにないですが、もし行くことになった暁には Oecusse も訪れようと思います。

76006546

5月フェアトレード月間商品のお知らせ

5月はフェアトレード月間です。
今年もフェアトレード月間に合わせた商品を用意しますので、お知らせします。

【フェアトレード月間コーヒー豆】ティモールブレンド

5/20に独立(主権回復)記念日を迎える東ティモールのフェアトレードコーヒーインドネシア マンデリンブレンドです。
アースデイで提供していたブレンドコーヒー豆です。
今年はイベントに出店しませんが、5月限定で店頭販売します。
timor island

【フェアトレード月間ベーグル】マスコバドレーズン

フィリピンからフェアトレードで輸入されるマスコバド糖を使ったベーグルです。
マスコバド糖を使ったベーグルは他に黒糖くるみ(マスコバドクルミ)もありますが、今回はマスコバドレーズンをフェアトレード月間に合わせてつくります。
mascobado-dry-process

どちらもよろしくお願いします。

コーヒーセッション (ハンドドリップ抽出+アイスコーヒー作成編) 5月開催のお知らせ

アイスコーヒー

5月の「コーヒーセッション (ハンドドリップ抽出+アイスコーヒー作成編)」の開催日程をお知らせします。

日にち: 5/3(火), 5/17(火)

時間: 10:00-11:30,14:00-15:30の1日2回開催です。

既にセッションのページから申し込み可能となっていますので、よろしくお願いします。

イベントのお知らせはニュースレターでもお知らせしています。よろしければコチラからご登録ください。

ハンドドリップ
ハンドドリップで実際に淹れていただく内容になっています。

勝手に作る市場サンド (商店街サンド)

バター焼き+おぼろ豆腐の市場サンド!

【商店街サンドと市場サンド】

コロカル(colocal)という日本の“地域”をテーマにしたWEBマガジンがあり、その中の「商店街サンド」という企画が気に入ってます。

「商店街サンド」とは、ひとつの商店街(地域)で売られているパンと具材を使い、その土地でしか食べられないサンドイッチを作ってみる企画。
必ずといっていいほどおいしいものができ、ついでにまちの様子や地域の食を知ることができる一石二鳥の企画なのだ。
(引用元)勝手に作る商店街サンド:秋田県・鷹巣駅前編

全国いろんな商店街をまわっておられるのですが、神戸はまだ先のようなので、「勝手に作る商店街サンド:神戸編」を勝手に作ることにしました。(^_^;)

しかし自分がヘビーに利用している大安亭市場は「商店街」では無く「市場」なので、「勝手に作る市場サンド」に変えることにします。
大安亭市場

【パン選び】

さて、サンドを作るとなったら、なにはともあれパンです。
うちも大安亭市場内への出店を検討したことがあって、店舗物件を見せてもらったりもしたのですが、結果的に今は400mは離れてます。
さすがにうちのベーグルでというのは反則なので、市場内でパンを選びます。

市場内には老舗のマエダベーカリーさんの他に先月OPENした「ふらわぁぽえむ」さんがありますが、自分が市場に行ける朝9時台にはまだ開いてません。
実質一択でマエダベーカリーさんへチェックイン。
マエダベーカリーさん
朝早い時間なので、パンはまだ少なかったのですが、ジャストタイミングで名物「バター焼き」が焼き上がって出てきました。
食パンもあったのですが、サンドのパンとしてはありきたりに思えたので、今回は贅沢に「バター焼き」2枚で挟むことにしました。

【フィリング選び】

次はフィリングですが、これが結構難航しました。
朝早い時間でも既にお惣菜がいくつか並んでいるのですが、「バター焼き」 は砂糖とレーズンが入った甘い系のパンなので、なかなか合いそうなものが見当たりません。

そんな窮地の中でピッとひらめいたのが「佐竹豆腐店」さんのおぼろ豆腐
佐竹豆腐店さんのおぼろ豆腐

豆腐なので醤油などかけて食べるのが一般的でしょうが、このおぼろ豆腐は黒蜜やハチミツ等の甘いものとも合うのです。
やわらかいので、フードプロセッサなど使わなくても、そのままパンに塗れそうなのもいいと思いました。

【市場サンド完成】

かくして、無事にパンとフィリングを調達することができました。
バター焼きが2枚で300円、おぼろ豆腐が400円でトータル700円ですが、豆腐は1/4も使っていないので、実質400円ほど。
リーズナブル&デリシャスなサンドができましたよ。
バター焼き+おぼろ豆腐の市場サンド!

今回は早朝で選べるパンや具材がかなり限られたので、また違う時間帯にチャレンジしてみたいと思います。